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朝の声活!からだと声の朗読劇VOL3 その1

6月17日 1回目は「歌詞を朗読する」でした。


朝9時15分から中目黒オフィスでの開始。
わたしを含め皆さんの身体が少し動きにくそうでこわばっているようです。

チェックインをしてから、まずは身体をほぐすところから行いました。

生活の中では同じ筋肉を使いがちですね。
それらをリセットすることや、不要な力を抜くためにも、身体をほぐす時間を大切にしています。
最初はひとりで、慣れてきたら今日一緒に活動する人たちとちょっとしたほぐし合いをしました。

身体の線がゆるんできたら、みなさんのお顔も自然にほぐれていきました。


休憩ののち、まずはみなさんが持参された歌詞を朗読する時間です。

ホメロスや子どもの歌など、思い思いの歌詞を持ってきてくださいました。

みなさんからの提案で、自分の持ってきた歌詩だけでなく、他の人が持ってきたものを読みたいとのこと、さっそくやっていただきました!

当たり前ですが、読む人が変わると、歌の印象もガラリと変わります。

ある子どもの歌を一人ずつ朗読してみました。みんながよく知っている曲で
持ってきた方が朗読するのをきくと、(ああ、子どもの感性を大切にしたかわいらしいいい曲だ)と思いました。
けれども、他の人が読むと、本当はものすごく悲しいのかもしれない、とも思えます。
リフレインで何度も同じ言葉を繰り返しているのを聞くと、明るい人はより明るく、哀しい人はより哀しさを増幅するように聞こえてきました。

最後は、わたしが準備した歌詞を読んでいただきました。
最初は出典を言わずに読んでもらったため、これを語っているのは、男性、女性、中年、高齢、いろんな主人公が現れました。

最後はたった一つの歌が、それぞれのひとり芝居を聞かせてもらったようになりました。


歌詞の朗読は短いけれど、世界がすぐに立ち上がってきます。
それだけに読み手として、すぐにその世界を表そうとするのか、徐々に現れてくるのを待つのか、
自己表現をしかけるか、表出されてくるのを待つのか、作品との距離感によっても変わってくるかもしれません。


繰り返し読む、互いに聞き合うことでその人の独自性がしっかりと現れました。

同じ空間で読み合うことによって、自分ではそうとしか読めない思い込みが、自然とはずれていくことや、外していくきっかけにもできればいいなと思います。


次回のテーマは「古典を読む」です。
久しぶりに平家物語を読んでみようかなと思います。
昔の人々が口の端にのぼらせていた音の一端を発することで
皆さんの体にどんな変化が現れるでしょうか?
専門知識は一切必要ありません。


7月15日 9時15分から11時45分まで
朝の声活いたしましょう!単発参加可能です!



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