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#ボディケアマネジメント
第32回 「自主性」と「スパルタ」
今回は、選手・子どもへの指導方法についてお話ししたいと思います。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
(2012年の番組です)
こちらは、福岡県のラグビーの強豪校である東福岡高校と筑紫高校の動画です。
自主性の「東福岡高校」
スパルタの「筑紫高校」
この両校は、花園を懸け幾度となく決勝戦を戦っています。
結果だけを言えば東福岡が花園予選で20連覇をしています。
だからと言って、自主性が
第31回 「受動」ではなく「能動」
今回は「サポート」における考え方をお話ししたいと思います。
ちょっと偉そうなタイトルですが、あくまでも私が経験して来たことになりますので、皆さまのお子さまや選手に当てはまるかわかりませんが、ご参考になればと思います。
親御さまからの質問で一番多いのが
「ストレッチをしないんですが、どうすればしてくれますか?」
親御さまはおそらく一度は言われたことがあると思います。
ストレッチはと言うか、
第17回 「褒められて伸びるタイプ!?」
今回は「怒る」と「叱る」についてお話ししたいと思います。
まずは「怒る」と「叱る」の違いとは何なのか?
●怒る不満・不快なことがあって、ガマンできない気持ちを表す。腹を立てる。いかる。
感情的になり、外に気持ちを爆発させること。
●叱る相手の非をとがめ、きびしく注意する。
相手によりよい方法を教示すること
このような意味になります。
皆さんは、お子さま・選手に対して
怒ってますか?
叱っ
第15回 「運動神経は遺伝!?」
今回は「運動神経」についてお話ししたいと思います。
まず「運動神経」と「運動能力」の簡単な違いを説明します。
「運動神経」とはバランス感覚・判断力・巧緻性・反応の速さなど運動を補佐するもの
「運動能力」とは骨格・体重・筋力・視力・聴力など運動する力が備わっているもの
というわけで「運動能力」は遺伝しても
「運動神経」は遺伝しません
●運動神経が悪いと思われる原因それは「経験」です。
親と
第14回 「楽しむことの大切さ」
今回は「燃え尽き症候群」についてお話ししたいと思います。
言葉は聞いたことはあると思いますが、実際どういうものか・どう接したらいいのか・どんな言葉をかけたらいいのかなど、自分の経験を踏まえてお話しします。
●きっかけ多く見られるケースは、部活の「引退」です。
打ち込んできたものが突如なくなり、目標・夢などもなくなってしまい無力感になってしまう。
また、自分の結果に満足できないことによる後悔でも陥
第13回 「オンラインによる弊害」
今回は子どもの「体力」についてお話ししたいと思います。
新型コロナウィルス感染拡大で学校が休校、そして外出自粛要請の中、外での運動や遊びができなくなり家での生活が増えています。
世の中の情勢を考えると仕方ないことですが、いい機会ですので「体力」がいかに大事かを伝えたいと思います。
まず「体力」と言っても大きく分けて2つ
「身体的要素」と「精神的要素」
体力というと、一般的には筋肉や心肺系の
第11回 「かけっこ」と「持久走」
今回は、子どもの運動についてお話ししたいと思います。
よく聞かれる質問の中に
子どもの時にどんな運動をしたらいいですか?短距離が得意な子、長距離が得意な子と様々いると思いますが、結論から言うと
かけっこ「短距離」
なぜかというと、それには成長曲線というのは関係しています。
多くの研究結果から明らかになっていますが、脳や筋肉、心肺系というのは世代によって発達時期が違います。
動作の習得や神経
第5回 「痛い」と言える環境
前回に引き続き、今回も「成長期のスポーツ障害」について部位別でお話ししたいと思います。
成長期は個人差がありますが
身長(骨):13.45歳
筋肉 :13.75歳
骨量 :14.11歳
上記が成長のピークと言われています。
そして、男子は高校1〜2年生まで、女子は中学3年生までが成長期の目安となります。
この時期から部活動が盛んになり、体を酷使することが増えます。
ということは、
第4回 子供たちの「小さなサイン」
今回は「成長期のスポーツ障害」についてお話ししたいと思います。
成長期のスポーツ障害をお話しする前に、まず成長期の骨の特徴についてお話を始めたいと思います。
成長期の骨では、骨と骨を結びつけるように軟骨が存在します。
(成人になると軟骨は骨に変わり、ひとつの塊になります)
この部分は「骨端線(こったんせん)」といい、成長期にはこの骨端線の軟骨から骨が作られ、骨の成長が起こるわけです。
しかし、