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意外と旅行には穴場な東欧の国ベラルーシ

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2018年5月に、東・中欧諸国を巡る旅行をしたのですが、その中で初めて訪れた国の一つがベラルーシでした。

ベラルーシは、旧ソ連の構成国の一つで、現大統領の長期政権により、「ヨーロッパ最後の独裁国家」とも言われています。

通常、ベラルーシを旅行するにはビザが必要ですが、空路で入国する分には短期間滞在ならビザが免除され、陸路で入国するにしても、日本の大使館で無料でビザが発給されます。

私はポーランドのワルシャワから、バスでベラルーシの首都ミンスクに入ったのですが、アジア系の乗客は私一人で、ほとんどベラルーシの人たちが利用しているようでした。

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「独裁国家」と聞くと、何か怖い印象がありますが、私が訪れたミンスクに関しては、観光客もチラホラいたりして、全く問題はありませんでした。

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街並みはいかにも旧ソ連、といった感じで、大通りにはごつい建物が多く並んでいました。

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地元の人たちは概して親切で、日頃見慣れないであろう、私のようなアジア系の観光客でも、普通に接してくれました。

ちょっと郊外の街に行ったときも、ふらっと入った教会で、おばあさんが一生懸命ロシア語で説明してくれて(私はほとんどロシア語は解さないのですが…)、お礼に折った折り紙をプレゼントしたら、売り物のマグネットをお返しにくれたりと、思い出深い印象が残っています。

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肝心のベラルーシの布探しも、なかなか難航しました。当初、市場にある生地屋さんを片っ端から覗いてみたのですが、どのお店もロシアをはじめとした輸入ものばかりで、ベラルーシ製の布がなく、やっぱり自国では生産していないのかなあ…と諦めかけました。

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とある生地屋さんに入って、店員さんに訊いたら、やはり輸入物しかなく、しかたなくロシア製の生地を購入したところで、たまたま買い物に来ていたお客さんが、ベラルーシの生地メーカーがあることを私に教えてくれました。

ネットで調べてみると、ミンスクの街中に何軒かメーカー直営の店舗を構えているようで、早速その中の一軒に行ってみました。

店員さんにはほとんど英語が通じず、簡単なロシア語の単語を並べて尋ねてみたところ、メーカー製、つまりベラルーシ製の生地が置いてあることが分かり、いくつか見繕って無事購入することが出来ました。

市場で探しているときに、たまたま親切なお客さんに情報を教えてもらえなかったら、ベラルーシの布は手に入らなかったかもしれないと思うと、感慨もひとしおです。

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そこそこインフラも整っていますし、食事も美味しく、アメリカ資本のファストフードのお店も何軒もありますので、あちこちヨーロッパは旅行している、という旅慣れた方には、ベラルーシは問題なく旅行できると思いますし、アジアの観光客が少ない分お勧めです。

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