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まるで北朝鮮旅行気分の中国・遼寧省

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

2009年2月に、ANAのマイレージが貯まっていたので、中国の遼寧省を旅行しました。ANAで大連から入り、北朝鮮国境の街丹東に出て、最後は遼寧省の省都である瀋陽に行き、帰国しました。

そのころ、私はまだ会社勤めだったので、年休をとって4泊5日の駆け足旅となりました。この真冬の時期に海外旅行に行くことは初めてで、なおかつ極寒の中国東北部ということで、旅行には完全防備で臨みました。

なぜ中国の遼寧省に旅行したのかというと、貯まっているマイレージで行けるところが大連や瀋陽までだった、というのと、遼寧省は北朝鮮と国境を接していて、北朝鮮に関係する観光スポットが多く、疑似北朝鮮旅行体験ができるかな…と思ったからです。

特に、北朝鮮国営と言われるレストランが遼寧省の街のあちこちにあって、この旅行でも、食事はできるだけこのレストランでいただくことにしました。

※ただし、現在は情勢が変化してきて、このいわゆる「北朝鮮レストラン」は閉店しているところも多いようです。

まず最初に訪れたのは大連です。旧満州時代の建物も多く残っています。

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早速、晩御飯には北朝鮮レストランに赴き、冷麺をいただきました。

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大連からは、バスで丹東に移動しました。丹東は鴨緑江に面する北朝鮮との国境の街で、川の向こうは北朝鮮の街新義州です。

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丹東の街中では、ハングルの看板が目立ちました。

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ここでも、食事は基本的に北朝鮮レストランでいただきました。どのレストランも、料理の値段はそこそこするのですが、注文した料理はさすがにすべて美味しかったです。

あるレストランで、たまたまお店のスタッフの方とお話しする機会があったのですが(私はハングル文字は読めるのですが、朝鮮語を話すことはほとんどできないので、簡単な単語を並べただけです)、初めは出された料理のことなど話していて、そのうち、ついうっかり私が韓国に何度も行ったことがあると言ったら、急に口数が減ってしまいました…気まずい思いをしました。

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宿泊したホテルでは、北朝鮮のテレビも何とか映りました。

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丹東から、最終目的地の瀋陽に移動しましたが、前日大雪が降ったようで、ちょっとずれていたら帰りの飛行機も危ういところでした。それにしても、瀋陽は寒かったです。気温がマイナス20℃とか、想像を絶する寒さで、日本から持ってきた使い捨てカイロが暖かく感じられず、全く役に立たないことを知りました…

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瀋陽も、大連同様に旧満州時代の建物が残っています。

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瀋陽には、「西塔街」というコリアンタウンがあって、そこには百貨店の他、書店では、北朝鮮国内で出版されている書籍も購入することができます。もちろん北朝鮮レストランも多くありました。食事をしたレストランでは、おなじみともいえるショータイムがあり、歌や楽器演奏など披露していました。

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後ろのスクリーンには、ばっちり北朝鮮のテレビが映っていました…

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2009年当時は、まだ現地の布集めをしていなかったため、この「旅から生まれた豆本」中国・遼寧省編の表紙には、後年、広東省の深圳に行った際、現地の布市場で購入した中華風柄のコットン生地を使用しています。ご承知おきくださいませ。

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