ベースが鬱気質(だと自分で知っている人は回避できる)
二日前に、抗原キットを使って大勢の高齢者さんの検査をして、全員陰性。
しかし、その後、ニュースを広げる度に感染者数が急増して行くのを観ていて、凄いストレス。いや、ほんとに、自分だけの問題だったら、どんなに良かったか。
それに加えて、具合が悪い人たちのことを大勢看ていたら、その日も精魂尽き果てた。真冬のこの時期は、ただでさえ辛い。
しかし、やっと漕ぎつけた休日に、異常に冷静になって思い直す。
世の中には、自分でどうにか出来る事と出来ない事がある。
出来る事は、出来る範囲内で頑張るべきなんだろうが、感染者数急増で落ち込むとか、利用者さんたちの具合が悪くて落ち込むとか、その辺りの心理になると、「おい、待て、待て。」と自分にストップをかけることにしている。
自分の及び知れぬことが起こっていて、世の人々の動きをどうにか出来るわけじゃない。傾いていく飲食店を救済出来るわけでもない。高齢者を若返らせるのが仕事ってわけでもない。いったい自分を何だと思ってるんだ。魔法使いか。
いったい何を、イラついたり不安になったりして過ごしているんだ。大半は仕方ないことばかりじゃないか。
と、そんな話をしている休日、Kちゃんが、ソファーの上で、『うんうん。全くその通りだ。』と眉間にピーーっ!!!と皺を寄せて頷いている。多分、私もそういう顔で、この数日を過ごしていたことだろう。
ただ一つ違うのは、この人の場合、私と同じくらい緊迫感を持っていても、どんなにネガティブに傾いていても、何故だか、観ている人を笑わせる雰囲気があるんだよね。なーんか、面白い。
そのおもしろKちゃんが「全くその通りだ!もう少し気楽に考えよう!」と言う。
それで、「さっきまで何を考えていたの?」と訊いてみた。きっと私みたいに頼まれてもいない責任を勝手に背負っていたんじゃないかな?と。
すると
「地球はワシが守る!って、考えてた。」
思っていた以上だったので、ビックリした。
***
まあ、とりあえず栄養つけようと言うことで、牛筋煮込みとカキフライ。
今日もお疲れさまでした。
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