暇に任せて1時間くらい見ても損しません(なシリーズの動画)
ネットの広告などと同様に、動画というのは、ブラウザの履歴からその人の興味・関心がある類のものを表示するように出来ている。
おかげでYouTubeにアクセスすると、私なんぞはいつも野球関連の動画がずらりと出て来る。その間に音楽関係とか。
あとは自分が体験して来たことが何なのか?と確認したくてたまに心霊モノも観るのでそれらが表示されることもある。
ところが昨日は、ひょんなことからKちゃんと二人、海外のドッキリ番組を延々と見る流れになった。何故かは知らねど、やたらと多く表示されていたからだ。
ドッキリの趣旨としては、レストランやショップなどで、何らかの差別を目撃した時、あなたならどうするか?というテーマ。
脳に障害を負った退役軍人の方やLGBTの方や、肌の色、貧困、ありとあらゆる差別が深刻化しているし、未だ現実的な問題だからこういうドッキリ番組への関心も高いのだろう。
最初は軽い気持ちで観ていたものの、徐々に引き込まれる相方Kちゃんと私。途中、涙したりもした。
見知らぬふりをしていた方が安全だし、実際には見て見ぬふりをしている人も沢山いたと思うのだが、次々と表示されるパターンを見ると、驚かされる。
世の中にこんなに多くの共感できる人、共に怒れる人が居るものなのか?と。
中には10代の少女が震えながらも、赤の他人が受けている屈辱や自己肯定感の低さと真っ向から戦うというようなシーンもある。
現実的には、いじめる側にも様々な背景や事情があるのだろうし、いじめているからと言って何を言われても言い訳ではない。
単純な勧善懲悪で世の中が成り立っているわけではないことも知っている。
ただ、”人間は人それぞれ””と言いつつも、人として何を誇り、何を恥ずべきなのか?という価値観が一致すると、何だかそれだけで嬉しいし、世の中捨てたものじゃないなと思える。
多少血の気が多いのが若いころの悩みだったのだけど、私は怒れるときにきちんと怒れる人が好きだ。
少なくともそういう人は、何でもかんでも人のせいにしたりはしないから。
世界には、戦い、愛し、愛され、その傷を優しさに変えて生きている人が沢山居るらしい。
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