白い靴

2連休だ。嬉しすぎる。

一か月ほど前に転職した施設へ通い出した頃、”リズムを作成中”とここに書いた。
そして今は、そのリズムが出来て来たように感じている。

ただ２～３日働いただけで腰や肩が痛かったりするので、まだまだ分からないことが多くて変なところに力が入っているのだろう。休日になると、それが著明に分かる。

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そして、この２連休が珍しくKちゃんと被った。出会ってからこの５～６年は同じ職場に居たので、会わないと言う日が皆無だった。

ところが今回彼女が正社員として勤め始めた施設は夜勤が２交代制なので、およそ１７～８時間ばかし帰って来ない。
すると二日くらい会わない日と言うのが発生するようになった。

思わず「ひさしぶりだねえ！」となるわけだ。

有料老人ホームという共通点はあるが、互いの施設の話をしていると、やはり全然違う。
同じところに勤めていた頃よりも話題が多いような。

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今日は疲れに任せて二人とも昼頃までゴロゴロしていて、午後からスーパーへ買い出しに行ったり、二人でメダカや金魚の水槽の掃除をしたり、映画を観たりと気ままに過ごした。

朝はピザトースト、昼は高菜漬けを入れた豚骨ラーメン（夕べのもつ鍋の残りのスープも使った）、夜は鶏肉と野菜たっぷりのスープカレーを食べた。３食を共に出来るなんて久しぶりである。

過去あたりまえだったことが少しづつ変化して行っている。そして、あたりまえのように思っていたことに、余計に感謝を感じている。

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二人とも別々の施設に勤めているが共通して気に入らないことの一つに、靴が白でなければならないとか、服装に関する縛りがあること。
制服が存在するところまでは仕方ないと思うのだが、靴下も白だとか、ズボンの裾が皆より一センチ長いとアウトだとか・・・そういうの要る？と多少気分が不快になる。

しかもKちゃんが居る施設に至っては、勤務中は一歩も外で出てはならないとか、在職中は決して牡蠣を食べてはならない、生ものもなるべく控えなさいという縛りがあるとのこと。
感染症に注意するのは良いが、私生活にまで及ぶルールってどうよ？

多少イラっとするこちらの神経がおかしいのかも知れないが、とかく無駄なこと、意味不明なことが嫌いなまま大人になってしまった私たちがいる。

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そんなことを言いつつも一か月働いた今日は、白いスポーツシューズを買いに行った。
完全に白い靴なんか持ってるわけないだろ？と思いつつ、アディダスの白地の靴を履いていたが、いい加減に洗い換えが必要だと思って。←要するに一か月洗ってない。

Kちゃんに薦められた靴は、聞いたことがないメーカーだったが、軽くて履きやすかった。私が知らないだけで、スケボーシューズとして有名なメーカーだそうだ。
”一か月頑張ったで賞だよ！”と言って買ってくれた。

私もKちゃんに”一か月頑張ったで賞”をあげたい！と思ったが、街にはピンとくるものがなく、仕方なく帰宅すると、荷物が届いていた。
本当は一週間後の彼女の誕生日にあげるつもりだったコロンビアの白地のTシャツを今日渡した次第。

スケボーには乗れないが、この靴でまた歩いて行ってみよう。行ってみないとわからない景色、分からない世界ばかりだから。