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役割分担

犬しか飼ったことがないKちゃんが、ブランカと仲睦まじく暮らしていて嬉しい。二人は仲良くしてくれているようだ。いや、どちらかと言うと私よりも懐いてくれているんじゃないかな?と思う。

Kちゃんが洗濯を始めたりトイレへ行ったりするとハッ!と気づいて一緒について行くからだ。
「これは懐いているって言うの?」と彼女が困惑しているので何故だろう?と思ったら、洗濯ものを干すなり片っ端から引っ掻いて落としたり、咥えて走り去ったりしている。「ごらああああ!返せ!」と追いかけまわしている図を見るのも最近では日常茶飯事。

はたまた、追いかけられたら必ず逆襲している。物陰に隠れていて、突然バシュッ!と足に襲いかかったりする。「うわあ!」
爪を立てずに肉球だけで足を抑えられたり、下腿にがっぷり四肢でしがみつかれたりして悲鳴をあげている。

猫語翻訳アプリでも、私に話しかけるときは
「ママ、来て!」とか「安心する!ずっと一緒に居てね!」なのに
Kちゃんへ声を発している時は『さあ、狩りの時間だよ!』などと出る。

人間3人いると交流の形が変わるというのが、二人と一匹でも違うのね。どんな認識なのだろうか。

「ついでに言うとOhzaちゃんが撮ったブランカと私が撮るブランカとでは、あきらかに表情が違うんだよ。」

同じ猫なんだから、そんなことないだろう。

私が撮るときの表情


Kちゃんが撮るときの表情。

あれ?
いや、たまたま目を細めただけでしょう。もっと目がぱっちりとした時のを見せて。

私が撮るブランカ
Kちゃんが・・・・
さあ、狩りの時間だよ

「ぎゃあああ!」と声がした後、割と本気で猫に説教している様子も段々見慣れて来た。

しかし、Kちゃんの姿が見えないと慌てて探し回ることもあるので、おそらくは姉妹だと思い込んでいるふしあり。兄弟姉妹は遊びつつ一緒に狩りの練習をするからだ。

私もそれが羨ましくて時折狩りの練習に参加するのだが、あまり盛り上がらない。本気で怖がられてしまうからだ。本気で逃げられてしばらく近寄って来ない。(狩るわけないのに)

なので私は、しぶしぶその役を辞退し、Kちゃんは「私も甘えられたい」と互いの待遇を羨ましがる。
直後「さあ、遠慮なく甘えて来い!」と両手を広げたKちゃんが血祭りにあげられていた。
静かな夜に悲鳴が鳴り響く。

なので、そろそろ爪切りをしてやらなければならない。パートナーを小さな猛獣から守るためにも。

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