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ドラマと漫画とnoteとリアル

続けてドラマを観れない。(忘れてしまうので)

それで私のような人間が動画か何かでそのドラマを観る頃には、既にピークは過ぎている。そんなわけで今回もおそらくは1年くらい前のドラマを観始めた。”シェフは名探偵”。

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人に料理を提供する仕事って凄いなと思うし、それだけで面白いのだが、それに人間ドラマが加わると最強。さらにはクスっと笑えると無敵。

物凄く大雑把に分けると、その昔はまった”深夜食堂”に似ている。(当時、こんなカウンセラーになれたら良いなーなんて思っていた理想像。)

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ついでに言うと、漫画では”信長のシェフ”にもはまった。

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考えてみれば時代劇好きな上に料理ネタが合体しているわけだから、今思えば当然はまる。しかも、バターも醤油も無い戦国時代に、無の状態から和洋折衷、フランス料理まで生み出してしまうなんて創造性の極み。

一昨日、夜の老人ホームの食堂で人様に飲み物を提供するのが楽しかったので、あの感覚は何だろう?などと思っていたら、上記のドラマや漫画浮かんで来た。

非現実的なものには興味が沸かない自分でもはまるモノ(人)と言うのは、現実的にはどう見ても接点が無くとも、必ずどこかに共通点がある。無意識か、あるいは右脳か。

それで思い当たった節が、「五感」だった。匂いとか音とか視覚とか・・・いや「六感」に至るかも知れない。

病気の匂いとか、健常な匂いというものが存在する。あるいは人の声音。

何が過剰で、何が激しく不足しているのか?

それを感じ取る。

優劣はともかく、その感覚を、とにかくフルで発揮していなければならないのは、我々の業界だけではないけれど。

最近は医療従事者以外の人々がその企業のオーナーになることが多々あるので、「インカムをつけて仕事しろ」という話が持ち上がったりもする。イヤフォンを片耳につけることになる。

あの時は、激怒するのが私だけでなくて良かった。

聞き逃してはならない音がある。そして聞き取ることを封じると視覚や臭覚、他の感覚にも影響を及ぼす。

いつものこの人の呼吸音、匂い、鼓動、目の色、肌の色。どこの教科書にも載っていない声質の違い。

何となく、自分が好きな世界が分かって来た。それは一面の真実。

ところで、文章からも音や匂いや視覚が刺激されることもある。その温度ですら伝わって来る。

敏感であるということは辛いことも多いだろう。でも、敏感でありながらも、その感覚を使う人々のことをプロと呼びたい。

太古の昔は、生き残りのために使われたその能力。

凡庸の域に収まっている私は、そんなプロのドラマにはまることが出来るひと時を幸せに感じる。

同時に優しくて面白ければ、それを最強と感じる。

そんな時に浮かんでくる言葉は、長くはない。

「大好き。」

ただ「大好き。」というだけだ。

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