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忘れてはならないことを書きなさい(イザベル・アジェンデ)

30日。年末年始のメニューを考える。

とは言うものの、元旦も大晦日も仕事だから、ほんとのところ、料理する時間はあんまり無い。しかも、Kちゃんがおせち料理のほとんどが好きじゃないということで、ここ数年の正月は、筑前煮やお雑煮、ローストビーフなどなど、彼女が好きなものしか作らない。

あとは明日の年越し蕎麦の材料は買っておかなくちゃ。いつも天ぷらを揚げていたのだけど、今年は美味しそうな鴨を発見したので鴨南蛮にしようとか。

ところで、この30日は何を食べれば良いのだろう?とメニューに悩んでいたところ、Kちゃんが『筑前煮やお刺身を今日食べたい!』とのこと。

じゃあ、もう作ってしまおう。筑前煮と手巻き寿司にしよう。特に煮物なんて作ると二人しか居ないんだから、正月まで残っていることだろう。

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暗黙の了解やら、そこはかとないルールがあった数十年を脱して、毎日食べたいもの食べよう。ローストビーフは、今日スパイスを刷り込んで、明日焼き、1日落ち着かせて元旦に食べよう。

『ルール無し、いいね。じゃ、明日、とんかつ食べようよ。』

え?

『勝負事の前にとんかつ食べるといつも成功して来たじゃん。来年もあらゆる事に勝とう!』

ああ、そう言えば。

・・・・・・・・・。違う。Kちゃん。明日は蕎麦にしよう。何故ここはルール変更したくないのか分からないけど。

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大掃除。

メダカや金魚たちの水槽も大掃除。

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大丈夫?

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『大丈夫。』と、確かに答えていた。

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ああ、今年もあと一日か。色んなことがあった1年だった。その様々な出来事の一瞬一瞬、この1年のことを、私は多分一生忘れない。

この心のページの至るところに、キラキラしたシオリが沢山挟んであるんだ。

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