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おろち / わんにゃん

4時半に始めた会議が7時を回るとは。しかも、ただ各部署の報告会議するだけで。

原因は分かっている。

中にはいくらでも語り合いたい人と言うのが居るのだ。(会議なのに!)

何かを決定したいこちらのとしては天敵だ。

特に何も決めたくない、長く語らい合いたい、ただそれだけの喜怒哀楽おばけがフル活動しているときには叶わない。とにかく集いたがるのみ。

でも、願わくば、ああ、願わくば。
プライベートでその欲を満たして欲しいのだ。こちらとしては信じられない。決めるための会議だから。

一人か二人のこのタイプの人のために絶対に決まらない。でも、何か意見を言うわけでもない。
長引かせるテクニックのみが長けている。

何か意味があるわけじゃない。この手の人って、相手がどれだけ自分のために時間を使ってくれるか?だけが機嫌を左右する尺度だ。だから同じタイプの人とは気が合うのかも知れない。日が暮れるまでただそこに一緒に居るだけ。

ただやっかいなことに、どんな感覚麻痺なのか、やがてはどれだけ相手が時間を使っても「もっともっと」となり『足りない、足りない。』と思うらしく、さらに長引かせる。さらには「もっと他の人!」という欲も湧いてくるらしい。人を退屈させる人は自分にも退屈している。

仕事以外でもよく遭遇するけれど、「っていうか~」と語尾を伸ばすタイプ。「でもでも」言っている人。

今回の勤め先にこういったタイプの人の中でも重度の人が居ることを初期の頃に知り、自分が司会をする会議の場合はがっつり次第を固めてから臨んでいた。もう決めるしかない、ちゃんと考えるしかないという問いかけの仕方を選んだりとか。

でも、次第が甘かったり抽象的だったりすると今日のようなことになる。骨が折れた。

皆席を立ちたくなるのだわ。だって、毎回同じ話しかしないんだもん。この時間って何?と、どんな根気がある人でも嫌になるんだよね。

***

何事もその人の自由。

でも、時々見かける。幾つになっても「もう嫌だ。」ばかり繰り返し言っている人。その「もう嫌だ」がどうして延々と続いているのか?自分に疑問を持って欲しい。何も行動していないからだよ。

それすらその人の自由。

同時にその人の時間から、その人の人生から席を立つ自由も、全ての人にある自由。

それを恨んだり不満に思うのは、多分自分も他人も大事に出来ていないからだ。
仕事には、その人が出てしまう。

だから本当は皆、自分を幸せにするプライベートを過ごす義務がある。そうでないと、人の時間を食いつぶし迷惑をかけてしまうから。

***
どうでも良いけど、うちの猫は犬っぽい。

ボールを投げると急いで取って来る。

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