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ハイテンションなあなたに

台所に立ちご飯を作っていると、いつも猫がハイテンションになる。わくわくした目で見つめて来たり歓声を送って来るのだ。

何ともしのびない。あなたのご飯を作っているわけではない。あなたにあげているのはカリカリさんやウエット、おやつも含め買って来たものばかりだ。

猫の手作りご飯を提供している方々も多いと聴いたが素人が作るのは栄養不足になって危険と聴いた。
本来の猫という生き物は小動物や昆虫を獲ってバリバリと食べるもの。田舎で飼っていた時代はそうだった。小鳥を獲って丸ごと食べることによって臓器に含まれる未消化な虫や穀類も栄養素になるのだとか。

市販のキャットフードはプロが考えて作ったもので、その辺のところをよく考えられている優れた総合栄養食だ。

ということで敬遠していた手作りご飯だが、こう毎日ワクワク&目をキラキラされると本当にしのびない。

それで最も簡単な猫ご飯を夕食のついでに作ってあげた。鶏むね肉を刻んで猫用の鰹節をかけてレンチンしただけ。
物凄い食いつきで「ちょっと多かったかな?」と思う量だったが皿一杯をあっという間に完食。しかも、「食べたよ♪食べたよ♪」と報告しに来る。

市販のキャットフードをメインとしてちょっとした手作りだったらそんなに栄養も偏らないかな?と思えて来た。
先ごろYouTubeで観ているチャンネルでやっている”ささみと野菜のスープ”も食べてくれた。ただし、野菜だけは残して。

しかし、キャベツと豚肉のチーズ焼きは×だった。全然ダメ。食べない。仕方がないので人間用に味付け、リメイクして我らが食べた。チーズ入りお好み焼として。

おそらくは、ささみだけとか、お魚をさっと焼いて・・・等シンプルなものしか食べないらしい。
市販のウエットフードもあんまり缶詰っぽい感じのものだと食べてくれない。

料理は嫌いではないものの、人間のご飯を考えるだけで頭がいっぱいになる私。ハッキリ言って毎日夕飯レシピを考えるのにかなりの時間を費やしている。これに猫のもの?が加わってしまったので、果たしてどうなってしまうのか。

まあ手作りに固執せず楽しく、気が向いた時に作って行こう。

好きな人、好きなものは沢山あって良い。それが猫という生き物だとしても。
今日もありがとう。元気でいてくれて、とても嬉しいよ。

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