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サイコパス / 甘いもの

朝晩寒く風も冷たいが、現場に居ると暑くなる。

他職種の加算関係の書類を60人分も打ち込まなければならないし、ああ、インフルのワクチン接種も始まる。勤務表を作らなければならないし、面談もまだやっていないし。

そうだ!仕事が捌けないのは、嫌なことを避けているからだ。面談しよう、面談。この問題が片付かないと、多くの人たちがモヤモヤしたままだ。

今日こそは。

という事で、やっと漕ぎつけた。

当人と話す前に、その出来事に関わった6人の方たちからも、直接自分の耳で話を聴かなければならなかった。片方だけとか、あるいは一部の人たちだけの話を聴いて決めつけないためにも。

そして当人の話を聴くのに優に2時間は超えた。例えどんなことをする人であっても、一方的に言うという状況は避けたかったから。

しかし、接すれば接するほど、分かってくれている部分がありつつも、底知れぬ闇を感じた。

嘘をつかれた部分もあったが、とりあえず仕事上、ダメなことはダメ、そして、やらなければならないことがあることを伝えた。

泣いていてもノーダメージな人っているんだよなあ。”何もかもがばれて、こういう雰囲気になったら、涙!”という自動装置。でも、肝心な部分の感情が無い。そして、そこを切り抜けると、ささっ!と涙が乾き、歪んだ微笑みを浮かべる。そんな人に時々出会う。(人口の何%かは確実に居るのだから仕方ないんだけどね。)

優劣に関することは理解し、こだわることが出来るが、このタイプの人は悲しいから泣くのでなく、楽しいから笑うのでもない。ある場面で皆が笑っているのを見て、”ああ、これは笑う場面なんだ。”とインプットする。”ここは泣く場面なんだ。”と学習する。

そうして生きて行くことで出来上がった膨大な辞書のようなもので構成されている脳もある。

基本的に、誰かを真似することで出来上がっているデーターなので、ターゲットにした相手のことを極端に真似することがある。真似くらい誰でもするけれど、そういう普通の域を超えて、”完全にコピろうとする”と表現した方が良いかも知れない。

服装の真似、口調の真似、立ち居振舞いの真似、仕事手順の真似、持ち物の真似・・・etc。中には、趣味や職業までコピろうとする人もいる。その辺まで行くと、段々、周りも『何かが、おかしくない?』と異常性に気づき始める。

その恐怖はとりあえず横に置いておいて、とにかく、どうすればベターなのか?ということを真剣に考える人たちばかりが、すり減って行くというのが現状だ。相手は感じていないわけだから。

ところが、多くの人の心には、どんな闇をも照らす光がある。それは他愛のない日常という現実に立ち向かって来た人たちが持っている力。弱い自分や出来ない自分と、きちんと向き合って来た人たちが持つ力。人を蹴落として生存することだけが目的の脳の構造とは、真反対の思いやり。

さあ、やるべきことをやって行こうっと。

***

帰宅すると、テーブルにお菓子がいっぱい買い込んである。甘いもの、しょっぱいもの、どれも大袋で。

どしたん?これ。

『さあ・・・、ストレスでしょうね。』と、自分の所業を他人事のように言うKちゃん。

甘いものを食べてストレスが解消されるかどうかは定かではないけれど、その作戦に乗って、いっぱい食べてみた。

結論:ビールには合わない。

***

今日が良い1日でありますように。

いってらっしゃいませ。

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