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面談三昧
で、また面談。
介護職という別の畑に居る人たちなので同席しなくても良いと思うのだが、『いやいや、居てくれ。』とのこと。
なして面談が嫌いなのかというと自分なりに考えてみたのだが、言いたくないことを言う場面だからだということ。
もちろん私が直接言うわけではないのだが、いちおう言う立場側の人たちの横列に雁首を並べているので私が言っているのも同じだ。
そうすると、中には『そこまで言わなくてもいいんじゃないか?』というような内容もある。そのままで良いこともあるんじゃないか?とか。
ところが、そうではない。
言わなければ何も変わらないということが積み重なって現状よろしくないことになっているわけだから、やはり伝えるべきなのだ。
それがここ数回の面談に立ち会ってよく分かった。
そしていたたまれない気持ちになるようなこともあったが、分かって貰えた時には非常にホッとした。
こんなこと言いたくないという立場、つまりは自分と同じ上層部の人たちも同様の気持ちだったのではないか?と思う。現に介護の副主任も、その面談の前に『これは許してあげていいんじゃない?』と言っていた。普段、大きな声を出して切れる大の男ですらそうなのだ。
ちなみに、びしっ!と直接言う役割は我らの介護主任Kちゃんだった。偉いなあとつくづく思う。
私はというと、『このままじゃ顧客が可哀そうだ。何とかしなきゃ!』と思いつつも、同じくらいお人よしで煮え切らない部分を抱えては、同席しているだけのどうしようもないやつだ。
と思っていた。
ところが面談が終わると『いやあ、そこに座っているだけで凄い圧力。抑制力になるよ。今日もありがとう。』と言われる。おかしいな。私が一番言われている側の人間の気持ちに近いのに。
そんなわけで現状を良くしていくための面談が明後日もある。
このボスと介護主任、副主任、私からの呼び出し面談はたちまち話題に上っているそうだ。自分勝手をしたり怠惰をしたり、少しでも虐待に傾くような発言をしたら呼び出されると噂になっている。
良いのか悪いのかわからないが、また明後日も面談がある。
今は色々なものを観ている時期のようだ。
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