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看護学校の思いで③

看護学校の思いで③
修学旅行編

ひとつ下の学年まで修学旅行はあったが、
その後はなくなったらしい。

どこに行ってもいいが、
2か所病院見学することが条件となっていた。

移動費や宿泊費など、
毎月何千円かを積立てをしていた。

18名の同級生と看護学校の先生1名で行った。
修学旅行の担当がいて、
大枠を考えてくれた。

なぜかJRの旅で、
北海道から金沢まで行った。

JRは指定が多く、
東北新幹線はなかったはずだから、
どうやって行ったのだろう?
食事は駅弁だった。
駅弁係が駅の到着で確実に受け渡してもらった。

金沢まで行って、
まずは観光をした。

病院見学は、
都立〇〇病院、
聖路加病院の2か所だった。

まだ、
看護学生で、
頭に入っていかなかった。
聖路加病院が、
日本で唯一の看護大学だった。
気おくれもしていたし、
今だったら、
内容も覚えているだろう。

これも笑顔の写真が多い。
日頃から寮生活で、
寝起きをともにしているが、
みんなが楽しそうに写っている。

今は、
看護大学も増え、
看護専門学校が減っている。
准看護師は、
都道府県免許で国家免許出はないが、
正看護師になれる、
国家資格が取れる道筋はできている。

看護師になる歴史も変わっている。
それは、
時が流れているからだ。

こういう時代で看護師となり、
まだ現役で働いている。

私達は、
根性論、
人の姿をみて学ぶと教えられたから、
今にはそぐわなくなっている。

楽しいでばかりが残っているのは、
その頃の現実の辛さから、
逃げていたのかもしれない。

定年退職が見えてきた。
いつ会っても、
心はあの時にもどる。

私は、
今についていこうとしている。

たくさんの思いを抱えていては、
入ってこないので、
昔を断捨離、
ときめくものだけを残している。

修学旅行は楽しかった。
18人で旅行することなんて、
もうないだろうな。

最後まで読んでくれて、
ありがとう。

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