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地域看護

地域看護。

こんないいかたあるのかな。
私が伝えたいことでぴったりだから、
地域看護とする。

住んでいる地域には、
方言や地域性というものがある。

私は東京で研修を受け、
東北で実習をした。
集まっている研修生も全国からきていた。

そこで感じたこと、
今も感じることを記事にしていきたい。

緩和ケア病棟を立ち上げるとき、
研修に行かせてもらった。
緩和ケア病棟、
ホスピスがまだ一般的でなかった頃、
北海道から東京に行った。

日野原先生、
山崎先生、
その道を作ってくれた、
そうそうたる講師陣のおかげで、
ホスピス、
緩和ケアが日本に根づいた。

疼痛コントロール、
症状コントロール、
看取りの言葉も一般的でなかった。
認定看護師、専門看護師制度の前だった。
後にこの制度ができたのを覚えている。
この研修に参加し、
後に認定看護師のなった人もいる。

東京では机上の学習だった。
東京の水が飲めずにいる私をみて、
大阪からの研修生は、
大阪ははもっと違うよ。
ペットボトルの水が一般的でない頃、
こんな会話からその地域のことを
たくさん知った。

実習は東京のところもあったが、
私は東北へ行った。
3日位で慣れてきて、
聞き取れなかった言葉もわかるようになった。
イントネーションも違い、
同じ日本にいてもこうも違うんだと感じた。

また、
北海道に実習に行った人から、
「みんなこわい、こわいって言うんだよね。
医師もこわくないですか?って聞くんだよ。
最初わからなくって、
北海道の方言で倦怠感のことを、
こわいっていうんだね。」
「大阪では、しんどいかな。」
「体がきついとかいうところもあるんじゃない。」

長く住んでいた所に安心感があると思う。
自分の住んでいる地域のことしかわからず、
習慣や言葉も安心につながるんだと思った。

同じ所にいてはわからなかったこと。
郷に入っては郷にしたがえ、
が頭に浮かんだ。

看護は、
日常生活の援助だから、
こういうところも面白いのである。

私は東北に行って、
3日位で何となく言葉がわかり、
1週間位でイントネーションも東北弁になり、
というかうつってしまった(笑)
いい体験だった。

病棟立ち上げのため、
真面目に研修してきたが、
このような楽しいことがいっぱいあった。
もっと楽しんでくればよかったと、
今は思う。

がんばったな私。

地域を大事にして、
看護をしていきたい。

最後まで読んでくれて、
ありがとう。

あなたの役に立ったら、
うれしいです。




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