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【文部科学省】今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会(第1回)

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

文科省で会議体の立ち上げが続いています。
本日は、「今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方に関する有識者検討会」の第1回が開催されました。
資料は下記になります。

検討事項は下記となっています。

(1)学習指導要領の実施状況について
(2)これからの子供たちが学ぶ学校像及び生き抜く社会像について
(3)今後の教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方について

第一回検討会 資料1より

2016年12月21日の「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)(中教審第197号)」を受け、2017年3月に、現行学習指導要領が告示されました(高校は2018年3月)。
それまでの学習指導要領とは相当変化した「学力観」「学習観」「評価観」等が公開されてから約6年。
どれくらい学習指導要領の理念が浸透し、実行されているかを確かめつつ、「いま」の時点から「未来」を見つめ、そこで生きる大人たちの姿から逆算した「いま」の子供たちのあるべき姿を考え、そして子供たちの「教育課程、学習指導及び学習評価等の在り方」を考える、という大変重要な検討会です。

提示資料2よりいくつか重要なところを抜き出します。

■現行学習指導要領のポイント
○すべての教科等の目標・内容を「資質・能力の3つの柱」で再整理
カリキュラム・マネジメントの充実
○「主体的・対話的で深い学び」の視点からの授業改善

■前文の記載。そのポイント
○教育の目的・目標
○豊かな人生と持続可能な社会の創り手の育成
○社会に開かれた教育課程
○学校段階等間の接続と小学校学習指導要領

■令和の日本型学校教育で、指導要領の考え方を補強
「一人一人の児童生徒が、自分のよさや可能性を認識するとともに、あらゆる他者を価値のある存在として尊重し、多様な人々と協働しながら様々な社会的変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓き持続可能な社会の創り手となることができるようにすることが必要」

そしてそのポイントとして
これからの学校教育を支える基盤的なツールとして、ICTの活用が必要不可欠
と明記されています。

2016年段階で、社会の変化に伴い、変えていかなければいけないとされた「学力観」「学習観」「評価観」。
そして、GIGAスクール構想により整備され、これからの学校教育を支える基盤となったICT。

新しい時代の学校教育を具現化するために、本検討会から出されるメッセージは重要になると思います。

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