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中高生からの「問い」を課題解決に活かす!〜「中高生の問いストーリー」

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

以前本noteで、気仙沼市での取り組み「中高生の問いストーリー」をご紹介しました。

今、このサイトで、気仙沼市の中高生の探究エピソードを募集しているんですね。

いつみても、このサイトで仕掛けている「探究」へのコミットは、素晴らしいと感じます。

まずはサイト「中高生の問いストーリー」をご覧いただきたいのですが、探究活動を漫画にすることで、とても親しみやすいですし、時間がない時でも大人がサッと読んで共感できるものになっています。
「探究」を広めるためには、こういう工夫ってとても大事だと思います。

そして、「探究」の話題が尽きないように、中高生の「問い」を集めることが必要になります。
そんな時ありがちなのは、中高生を集めてヒアリングして「問い」を収集していく、というものです。
もちろんヒアリングしようという姿勢だけでもプラスなのですが、「中高生の問いストーリー」では「あなたの探究活動が漫画になる!」という訴求で、中高生の「面白そう!」という気持ちを引き出し、「問い」が集まる仕掛けを作っているのが、素晴らしいと思います。

マーケティング活動の中で、若い人の発想を活かそう!という発案から、中高生の座談会を設けたりするケースは、筆者もこれまで数多見てきました。
しかし、私見では、かつ、率直に申すと、そこに「若い人の発想をただどりしよう」という思惑があると、きっと発想を形にしたものがあってもうまくいかないと思うんです。

中高生から「こういうのいいと思う!」という自発的な声を引き出し、それを活かすことが、大人社会の抱えている課題解決につながると思います。
そしてそれこそが、「みんなで」地域社会を作る活動であり、良質の探究活動でもあるのではないでしょうか。

そして、探究活動の際には、間違いなく「情報活用能力」が必要になります。
言語化された発想と、社会で未解決と感じられている課題をつなぎあわせるのも、情報を活用する力が必要になりますから。

中学「技術」、高校「情報」を中心に、教育課程で身につける「情報活用能力」は、これからの社会を幸せに生きるために最も大事な能力の1つだと思います!

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