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「情報1」の授業環境の充実を全力で!

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

本日(10/31)、NHKの早朝のニュースで、「情報1」について取り上げられました。

タイトルに「「情報1」の教員不足 国が都道府県などに改善計画の提出求める」とあり、本文中に

2025年から大学入学共通テストの出題科目に加わる「情報1」の専門教員の不足が課題となる中、文部科学省は都道府県などに改善計画の提出を求めるなど、指導体制を充実させる方針を固めました。

と記載があるので、この部分だけが情報として流れそうですが、大切なのは「指導体制を充実させる方針を固めました。」という点にあるかと思います。

大学入学共通テストに「情報I」が科目として設置され、すでにこれだけの大学で出題科目として設定されることが発表されている、等、大学入試センターや大学側は”教科「情報」で身につける力は、大学で学ぶ入口の段階で必要な力である”というメッセージを発しています。
そこで、少しでも令和7年度の大学入学共通テストにおいて、都道府県格差を始め、様々な格差がなくなるように、文科省が動き出した、と捉えています。

支援の方策としては様々あるでしょうが、「文科省が格差是正に動き出した」という報道内容については、歓迎すべき事だと思います。

さらに、格差是正の方策は、専門教員の配置だけではないと思います。授業の構成要素は「指導技術」だけではなく、たとえば、「学び合える空間設計」などもあるわけですから。

とりわけ「情報I」については、下記のような方策も有効ではないでしょうか。

  • 専門知識をカバーできるような教員研修用教材の作成
    (文科省はすでにこちらを公開しています)

  • デジタル世代の生徒がどんどん自分で学べるような教材の使用

  • 評価のあり方についてのガイドラインの作成

これからデジタルが日常により溶け込んでいくと思います。
大人は全力で、子どもたちが未来社会で生きていく力を「いま」育むための支援を行なっていくべきだと思います。

※科目「情報I」の情報をもれなく知りたいみなさんは、是非ELDIへの入会登録(無料)もお願いいたします!

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