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【文部科学省】中央教育審議会教育振興基本計画部会(第13回)※答申素案あり

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

ELDIは、「情報」「探究」「技術」をキーワードに、教育領域において、情報活用能力を高めていこうとする活動を続けています。
従って、「情報」「探究」「技術」に沿ったテーマだけではなく、それらを包み込む「教育」について、大切と思える情報を提供し、教育活動全体を捉えた上で「情報」「探究」「技術」に関する普及・開発活動を行うことが大事だと考えています。

令和5年2月7日(火)、中央教育審議会教育振興基本計画部会(第13回)が開催されました。会議資料は下記です。

教育振興基本計画は、教育基本法(平成18年法律第120号)に示された理念の実現と、我が国の教育振興に関する施策の総合的・計画的な推進を図るため、同法第17条第1項に基づき政府として策定する計画です。
今回は、令和5年4月から5年間の計画を立案することになります。そして、本会議にて、パブリックコメントを踏まえた答申素案が公開されたことに注目が集まっています。

答申では、「5つの基本的な方針」が掲げられています。

  1. グローバル化する社会の持続的な発展に向けて学び続ける人材の育成

  2. 誰一人取り残さず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進

  3. 地域や家庭で共に学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進

  4. 教育デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進

  5. 計画の実効性確保のための基盤整備・対話

教育デジタルフォーメーション(DX)が柱の1つであることが注目です!

そして、「次期教育振興基本計画の策定に向けたこれまでの 審議経過について(報告)」に関する意見募集(結果概要)では、1,089件の意見が集まったことが公表されており、「教育 DX の推進・デジタル人材の育成」の項に寄せられた意見として、下記が紹介されていました。

・1人1台端末の更新、デジタル教科書の費用は国庫負担とすべき。
・GIGA 端末がもっと積極的に活用されるようにすべき。
・個人情報について、セキュリティー面の整備が必要。
・GIGA スクール運営支援センターの設置をすすめ、センターが様々な課題 に対応するようにすべき。
・情報だけを担当するスタッフを置いてほしい。
・各学校にデータ分析担当職員が必要。
・「デジタル人材の育成」に関して、プログラミングやデータサイエンス教 育について言及すべき。
・情報活用能力調査の能力値の指標について、「情報の科学的な理解」に関 する項目を重視していくことが必要。

教育DXについては賛成、だからこそ国には環境や条件整備をしっかりと!
そんな意見が寄せられているようですね。

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