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日本は、「遅れている」けど「終わっちゃいない」

最近は「出羽守」と呼ばれる人たちがネットに沢山いるようですが、日本と海外を比較して一言物申したくなる気持ちも、分からないではありません。

でも、海外の国々と日本を一部分だけ比較して、どちらが優れているかなんて弁舌を振るうのは、あまり意味のある行為ではありません。

日本は今、というか随分前……10年以上前から「世界に遅れている」と私は感じていました。だって、世界中で「クラウドだ」「モバイルだ」「ブロックチェーンだ」「電子決済だ」って言っている時に、日本のお仕事の現場では「FAX」が現役どころか、重要な役割を担っていたんですよ。いや、現在進行形で「担っている」ところもまだまだありますよね。

バブルが弾けちゃってから久しく、国内消費に頼っていた日本市場は、グローバル企業の本部にとって魅力の薄いモノとなり、日本支社独自の施策なんて、あちこち見回しても、あまりない。

ネット関連の企業も、世界から見れば存在感は薄い。

e-Japan戦略を掲げたのは2000年。で、今ごろ「デジタル庁が必要だ」なんてことを言っている。遅いですよねぇ。っていうか、既存省庁では変革が進められなかったってことですからね。

エンタメもガラパゴス化が止まらず、映画産業なんて、気がついたら中国の足元にも及ばなくなっちゃった。かつて日本映画が世界でも絶賛されていた黄金時代が嘘みたい。

でも、日本はまだ終わっちゃいない。

すごい人はみーんな気付いているし、行動している

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