見出し画像

Amazonプライムビデオで観れる!95%が知らないSF映画[12選]

こんばんは ぷらねったです 
世界に存在する ほとんど知られていないSF映画たち
今回は 「Amazonプライムビデオで観れる!95%が知らない名作・傑作・カルトSF映画」というテーマで さまざまなジャンルのSF映画を紹介していきます


1.トランサーズ/未来警察2300 (1984年)

監督は チャールズ・バンド
カルト臭漂う 80年代のSF映画です

西暦2300年の未来世界から 狂信的カルトの教祖が1985年の世界に逃亡しました
教祖はロサンゼルス市警察の刑事ホイッスラーに憑依し 他人を次々と自分の手下“トランサー”に仕立て上げて 殺人を重ねていきます
未来世界の敏腕刑事であるジャック・デスは 教祖の凶行を止めるべく 自らも1985年の世界に降り立ち 教祖と対決する...というストーリーです


監督のチャールズ・バンドは 藤岡弘が主演した「SFソードキル」などで知られる エンパイア・ピクチャーズの創設者であり 数多くのカルト映画を手掛けた人物です
さらに「ZOMBIO/死霊のしたたり」の音楽を担当した リチャード・バンドの兄でもあります
本作品は 製作費4000万ドルという低予算で制作され 76分という短い尺ながら"トランサー"という独自設定や タイムトラベル要素を絡めつつ スピーディーに展開する物語が 強い魅力を放つ映画です


トランサーとは 超能力を使って 自分以外の人間を野蛮な殺人者に変えるような能力です
トランサー化した人間は 顔面蒼白になり 簡単に言えばゾンビのような存在になってしまうのです
また タイムトラベル方法もユニークで 『専用の薬を注射する』というものになっています
これ以外にも "10秒間だけ世界をスローモーションにできる"という謎の設定もあり ひたすらに娯楽要素が続き 楽しませてくれます
個人的には ライブハウスでのバンド演奏シーンが好きで かなり笑いました
また 味わい深い特撮は「おかしなおかしな石器人」などでも知られる デヴィッド・アレンによるものです


ちなみに ジェームズ・キャメロンは本作品を大変気に入ったそうで 原案のダニー・ビルソンとポール・デメオを 他のプロジェクトに推薦したそうです
その後の彼らは「ロケッティア」や「エリミネーターズ」の脚本をつとめています
また 本作品は続編を含めると 計7作品が存在します
おそらく そのほとんどが日本では入手困難ですが いつか出会えるといいなと思っています


短い尺に娯楽要素を詰め込み ちょっと素敵なエンディングまでずっと楽しめる 本作品
「ターミネーター」,「ロボコップ」を始めとする 80年代のSF映画の雰囲気が好きなあなたに ぜひおすすめしたい 傑作SF映画となっています

2.アタック・ザ・ブロック (2011年)

監督は ジョー・コーニッシュ
団地のストリートギャングとエイリアンの戦いを描く イギリスのSF映画です
今回紹介する中では一番有名かもしれません

南ロンドンの公共団地で 不良少年たちが看護師のサムを恐喝していたところ 突如 隕石の落下とともにエイリアンが出現
驚いたリーダー格のモーゼズらは エイリアンを殺してしまいます
すると さらに凶暴なエイリアンが次々と飛来
団地を襲撃するエイリアンに モーゼズは反撃を決意する...というストーリーです


製作費は 1300万ドル
「アントマン 」の脚本などもつとめるジョー・コーニッシュの 映画監督デビュー作です
また「スター・ウォーズ」のフィン役で知られる ジョン・ボイエガが主演し 彼にとって映画デビュー作となった映画でもあります
曲のリズムに合わせたノリの良い会話で スピーディーにストーリーが進み 87分の尺で構成される 娯楽に振り切った 楽しいエイリアン映画です


作中では 謎のエイリアンの正体を探り 対抗する少年ギャング団の姿が描かれます
メインキャストの半数は 地元のスクールに通う無名の俳優をオーディションで選んだそうで それが好影響をもたらしたのか"地元ノリ"がリアルに描かれているようにも感じます
撮影時には 地元の青少年グループへ『エイリアンが侵略してきた場合 どんな武器で応戦するか』なども取材されたそうで 金属バット,刀,花火など 攻撃のバリエーションも豊富でおもしろいです


エイリアンの造形もユニークで 黒い毛皮に 口は蛍光色で光る みたことのないデザインになっています
2021年には続編の製作も明かされており 引き続きジョン・ボイエガが出演するとされる 本作品
社会的なテーマを軽妙に交えながら 悪者にされがちな少年ギャング達が地球を守る 傑作SF映画となっています

3.地球最終戦争ロボット・ウォーズ (1993年)

監督は アルバート・バンド
終末世界を舞台にした 実写で描かれたロボットSF映画です

舞台は 近未来の2041年
"メガロボット"と呼ばれる 巨大ロボットたちが激突した戦争が終わり 荒廃した世界
サソリ型のメガロボットであるマラス2は クリスタル・ヴィスタと呼ばれる街へ 観光客を運ぶ任務についていました
しかし マラス2を視察に来ていた アジア同盟のワー・リー将軍は 乗客もろともマラス2をジャックしてしまいます
マラス2のパイロットだったドレイク大尉と その仲間たちは 街の地下に眠る人型メガロボット"メガ1"を発見し 将軍の操縦するマラス2に立ち向かうことに...というストーリーです


エンパイア・ピクチャーズの財政破綻にともない 前述した「トランサーズ/未来警察2300」の監督であるチャールズ・バンドが設立した フルムーンエンターテイメントで制作された作品です
大げさなタイトルですが かなり小規模なバトルが繰り広げられます
監督のアルバート・バンドは 先ほどまで紹介した チャールズ・バンドの父親です
本作品では 親子共同で監督をつとめるはずが この時期 息子のチャールズが雲隠れしたことにより 単独での監督になってしまったと言われています
約71分という短い尺ですが 政治的な要素も含みつつ 娯楽的な展開を見せてくれます


例によって こちらも特撮は デヴィッド・アレンによるものです
ストップモーションですが 比較的なめらかに動くロボットや そのロボットに乗ったパイロットと乗客 そして ロボットの中から見える外の風景まで 香ばしすぎる特撮がとても魅力的です
そしてなんといっても ラストで描かれる地味なロボットバトルは 一番の見どころと言えるでしょう


ちなみに 本作品は エンパイア・ピクチャーズの財政破綻の原因にもなった 1990年の映画「ロボジョックス」の続編かのように「Robot Jox 2: Robot Wars」というタイトルで公開されたこともありますが ストーリー上の繋がりはありません
ロボットバトルを実写で描いた 意欲的内容の本作品
カルトSFが好きな方にはご覧いただきたい クセのあるSF映画となっています

4.パラミドロ (2021年)

監督は フェルナンド・ゴンザレス・ゴメス, ラウル・セレッソ
ライドシェアをテーマにした スペインのSFホラー映画です

元闘牛士を名乗る男は ライドシェアの運転仕事で日銭を稼いでいました
この日 古びたバンに同乗することになったのは 訳アリな様子の母娘と メキシコ人の女性です
思想の食い違う4人は口論をしながら目的地へ向かっていましたが 次第に険悪な雰囲気が立ち込めます
そんな中 夜の車道に立ち止まる 謎の女性を車で轢いてしまう...というストーリーです


ハートフルな雰囲気が印象的な 様々なホラー映画の影響を感じる映画です
例えば ジョン・カーペンター監督の「ザ・フォッグ」や カルト映画の「エクストロ」 そして日本映画「リング」など... 個人的にはこれらの映画と共通する要素を感じました
また 主要な登場人物がそれぞれ違うイデオロギーを持っており 会話シーンがおもしろいです
女性蔑視的ながらも気のいい愛国者, 病を抱えた過激気味なフェミニスト, ひねくれた娘と 娘以外へ視野を広げられない母親
これらの人物4人による 小競り合いを伴う会話が ロードムービー的に進んでいくのがとてもユニークです


こういったテーマの作品は説教っぽくなりがちですが この映画はまったくそんなことはなく あくまで社会的なテーマを軽く取り入れているのが気に入っています
インターネット上のレビューでは軒並み低評価なのですが 個人的にとても好きな内容だったので 紹介させていただきます
この作品の良さを 分かっていただける方がいればうれしいです
日本でも 2024年から一部で解禁予定の ライドシェアのサービス
この映画のようなことにならないよう ぜひ今から確認していただきたいです

5.フォクスター (2019年)

監督は アナトリー・マテシュコ
犬型ロボットが登場する ウクライナのSFアクション映画です

主人公は イラストレーターを目指している コミックスが大好きな少年マックス
内向的な性格のために学校では虐められ 片思いしている女の子にも話しかけられません
さらに母親からは犬を飼うことを反対されたりしながら 孤独な日々を送っていました
ある日の高架下 ナノペイントの缶で犬の落書きをしていた彼でしたが 落書きは超能力をもった犬型ロボットとして具現化する...というストーリーです


原題は「Foxter & Max」
心優しきマックス少年と 天才小型ロボットのフォクスターによる 痛快なアクション映画です
気弱な男子が CGやワイヤーアクションを使ってやりたい放題する様子が とても愉快でおもしろい映画です
人間社会の良いところも 悪いところも含めて学習していくフォクスター
この辺りは「ショート・サーキット」的な内容と言えます


青春ロマンス要素を絡めながら物語は展開され 終盤は もはやスーパーヒーロー的な演出で描かれていきます
とても珍しい ウクライナで制作されたSF映画である 本作品
アメコミのような世界観が魅力的な おもしろい映画となっています

6.アワ・ブリーフ・エタニティ (2010年)

監督は 福島拓哉
退廃的な雰囲気が印象的な 未知のウイルスをテーマにした日本のSF映画です

舞台は 『人が突然倒れ しばらくすると何事もなかったように起き上がった』という噂が飛び交う東京
その原因は 新型ウイルスである"エマノン"によるものでした
主人公のテルは 何事にも関心がない 無気力な日々を過ごす毎日
そんなある日 外を歩いていると 以前付き合っていたミオに遭遇します
しかしミオは テルのことをまったく覚えていないことが判明する...というストーリーです


独特なタイトルが印象的な 日本映画です
本作品には 福島拓哉監督自身も キツネという人物の役で出演しています
まさに隠れた傑作という印象で 個人的には Amazonプライムビデオで見つけるまでは まったく知らない作品でした
日本映画でウイルスがテーマというと「ブルークリスマス」や「復活の日」が思い浮かびますが 内容としては どちらかと言えば「ブルークリスマス」寄りでしょうか
記憶に影響を与えるという 謎のウイルスが徐々に広まっていきますが 感染経路は不明という設定です
作中では 酒,タバコなどが印象的に用いられ インディーズ感のある退廃的な映像が印象的です


終盤の展開は 蛇足かもしれないと思うところもありましたが 作中に漂う独特の空気感は魅力的ですし 東京の街を舞台に描かれる物語なので 個人的には とても身近に感じられました
2010年の映画ですが まるで2000年周辺に制作されたかのような空気感が漂う 本作品
見ごたえのある 個性的な日本映画となっています

7.君のためのタイムリープ (2017年)

監督は シェ・ジュンイー
タイムスリップをテーマにした 台湾のSF映画です

高校のバンドのメンバーと再会した 主人公のジョンシャン
その日は バンドのリードシンガーであり 歌手になる夢を追って日本に渡り 夢が叶わずに自ら命を絶ってしまった エンペイの葬式の日でした
彼は 彼女に夢を追うよう伝えたことを後悔しており"もし自分が夢を諦めさせていれば 彼女は今も生きていたのではないか"そんなことを考えていました
そんな彼は とある理由で学生時代へとタイムスリップすることになり エンペイの夢を阻止するために奔走する...というストーリーです


英題は「Take Me To the Moon」であり "私を月に連れて行って" という意味になります
ジャンルでいれば 青春,ロマンス,ファンタジー的な内容です
本作品には 90年代の日本文化についての描写が 多数登場します
例えば小室哲哉はストーリー上でも重要な要素であり 安室奈美恵から 漫画「将太の寿司」など 90年代当時の台湾にとって 日本文化の影響が甚大だったことを伺わせます
そんな 日本人にとっても身近な要素に タイムスリップというテーマを絡めて 台湾での高校生活が描かれるのです


また エンディングで流れるテーマソングがとても良い曲で 印象に残っています
映画のイメージが少ない台湾ですが 個性的で 良い空気感の漂う本作品
見どころの多い タイムスリップ映画となっています

8.アルカディア (2017年)

監督は ジャスティン・ベンソン, アーロン・ムーアヘッド
カルト教団をテーマにした SFスリラー映画です

かつて 自給自足のカルト教団の村であるアルカディアから脱走し 今は普通の生活をしている アーロンとジャスティンの兄弟
2人は 幼いときから教団の中で特殊な生活を送ったため 普通の暮らしに馴染めませんでした
そんな中 アルカディアから送られてきた 一本のビデオテープ
それをきっかけに 兄弟は10年振りに山奥にある教団へ戻り 真実を探し出していく...というストーリーです


監督のジャスティン・ベンソンと アーロン・ムーアヘッドは ほぼすべての作品を共同で監督している人物であり 本作品では 俳優としてダブル主演もしています
そしてなんと 役名には それぞれの名前がそのまま使われています
この後に紹介する「シンクロニック」含め 今後注目していきたい監督です
冒頭では H・P・ラヴクラフトによる「人間の感じる最たる恐怖は 未知なるものへの恐怖である」という言葉から 物語が始まります
カルト教団に属していた過去を思い出しつつ 様々な怪奇現象や恐怖体験をしていく 兄弟のストーリー


音楽や映像によって 何でもないシーンも不気味に見せる演出が秀逸です
カルト宗教というテーマが 映像遊びと合わさって 映画でしか表現できない 非現実的な世界観が生み出されています
個人的には「ツイン・ピークス」が好きな方にはハマるのではないかと思っています
オカルト的な怪しげなストーリーは どこへ着地するのか
2010年代の 傑作SF映画となっています

9.ジュラシック・キッズ (1993年)

こちらの監督は チャールズ・バンド, アルバート・バンド, デヴィッド・デコトー
バンド親子を含む3名が監督をつとめる 小型恐竜をテーマにしたSFコメディ映画です

博物館の学芸員であるリコ・サルノは 南米の禁断の寺院に入り 5つの卵の巣を発見し それらを盗んで 自分の博物館に持ち込みました
その後 レーズン農家のフランク・テイラーは リコに化石を売りますが テイラーの飼い犬が クーラーボックスに卵を持ち込んでしまいます
そして 彼の子供たちは孵化した恐竜を発見し 父親が知るまで秘密にしようとする...というストーリーです


最初に紹介させていただいた「トランサーズ/未来警察2300」の監督である チャールズ・バンド
彼がフルムーン エンターテイメント内に設立した ムーンビームエンターテイメントにおいて ファミリー映画として 本作品が制作されました
「ジュラシック・パーク」とは対照的に 子どもたちと小さな恐竜達の かわいらしい交流が描かれます
例えるならば"「E.T.」の恐竜版であり「グレムリン」風味でアレンジした作品" とも言える雰囲気の映画でしょうか
言ってしまえば 大したことのない小規模なストーリーなのですが ホームドラマのような内容が 映画としては新鮮でおもしろいです
シングルファザーの設定も効いており 資本主義への反抗にもとれるシーンもさりげなく演出されています


デヴィッド・アレンによる特撮も良くできていて 恐竜の動きがとても魅力的です
小さな恐竜は まさにフィギュアという感じの見た目で 音楽に乗って踊ったり かなりチャーミングです
音楽には やはりリチャード・バンドが関わっており 家族経営の映画製作会社という感じがあって 素敵だと思います
ちなみに本作品は 続編ありきな終わり方をしますが 例によってシリーズ化され 計3作品が公開されています

10.シンクロニック (2019年)

監督は ジャスティン・ベンソン, アーロン・ムーアヘッド
ドラッグがもたらすタイムトラベルを描いた SFサスペンス映画です

舞台は ルイジアナ州ニューオーリンズ
ここ数日 救急隊員のデニスとスティーヴは 変死体や奇妙な症状を見せる患者に遭遇していました
そして それらの事件には"シンクロニック"という名前で流通している 麻薬が関わっていることを知ります
そんな折 デニスの娘ブリアナが シンクロニックの服用後に失踪するという事件が発生する...というストーリーです


先ほど紹介させていただいた「アルカディア」と同じ監督の作品であり MARVELシリーズのファルコン役である アンソニー・マッキーが主演のSF映画です
煽り文句は ずばり「未知の映像体験に飛び込む覚悟はあるか」という かなり強気な響きで表現されています
その言葉通りかは観た人によるかと思いますが 作中では 幻覚体験時の奇妙な風景と 現実世界の行き来が 独特な映像で表現されています
また 凝ったカメラワークが印象的で 時にはワンシーンをカット無しで映したり あまり観たことのない映像の動きも観ることができます


主人公は救急隊員という設定ですが 怪死事件の現場に赴いたり 謎について調査するため 刑事モノが好きな方にもおすすめできます
また ドラッグによるタイムトラベルという独自設定だけでなく その他の人生哲学的な要素も脚本に絡んでくるため 多角的なおもしろさがあり 見ごたえがあります
時にホラー映画的な演出もされている 本作品
興味をもった方は ぜひ観てみてください

11.サイキック・ウォリアーズ/超時空大戦 (1992年)

監督は チャールズ・バンド, アルバート・バンド
フルムーン・エンタテインメントが制作した SFファンタジー映画です

主人公は 異次元への入口を守る光の魔術師である アントン・モードリッド
モードリッドは 邪悪な魔術師のカベルが地獄への門を開けるのを阻止するため モニターと呼ばれる存在によって 地球に送られた人物です
彼は100年前にカベルと戦い 苦闘の末にカベルを超時空ワールドに封じ込めていました
ところが そのカベルが眠りから覚め デーモン軍団を引き連れて この世界に侵入しようとしていた...というストーリーです


ジェフリー・コムズ主演の本作品は 特殊な製作背景をもちます
当時製作もつとめていた 監督のチャールズ・バンドは かの有名なMARVELシリーズの"ドクターストレンジ"の映画化権を持っていたため 本作品は当初「ドクターストレンジ」の映画化作品として製作されました
しかし 製作前の段階において作業が順調に進まなかったことなどが理由で 途中で映画化の権利が消滅してしまったため "ドクターモードリッド"という名前に変えて製作, 公開されたという いわく付きの作品です
つまり 内容はほぼ ドクターストレンジということになります


こちらも特撮は デヴィッド・アレンによるもので なかなか見ごたえがあります
かなりカルトなSFファンタジーといった雰囲気なので 好き嫌いは分かれそうです
興味がある方は ぜひ観てみてください

12.デス・プラン 呪いの地図 (1958年)

監督は アルバート・バンド
こちらはホラー映画ですが 例によってアルバート・バンド作品ということで ついでに紹介させていただきます

主人公は 気が進まないまま"永遠の丘"という墓地の管理人となった ビジネスマンのボブ
ある時 友人のスチュと婚約者が予約してくれた区画地図に 誤って埋葬済みの印である黒ピンを立ててしまいます
次の日 友人のスチュは 婚約者と共に交通事故で死んでしまいました
その後も 地図に黒ピンを立てると その人物が次々と亡くなる現象が立て続けに起きます
ボブは 一連の事件は自分の隠された能力によって起きたのだと思い始める...というストーリーです


まるで「デスノート」の元ネタかのような設定がモノクロで描かれる 奇妙なホラー映画です
77分の尺で テンポの良い会話劇が繰り広げられるので 楽しく観ることができます
終盤 次第にB級な雰囲気で展開されていくストーリーは 妙な見ごたえがあります


ちなみに 本作品はスティーヴン・キングもお気に入りだそうですが 物語の結末には納得していないようです
自分自身は 意表を突いた結末に驚ましたが 確かにもっと違った結末がよかったかもしれません...そんなことはともかく おもしろい内容となっているので 興味のある方はぜひ観てみてください

あとがき

今回は「Amazonプライムビデオで観れる!95%が知らない名作・傑作・カルトSF映画」というテーマで おすすめSF映画を紹介させていただきました
バンド一家だけで5作品の紹介となり 活躍が目立つ結果になっています
配信が一定期間で終了してしまうものも多いので ご注意ください
最後までご覧いただき ありがとうございました

この記事が参加している募集

個人で活動しております。 ご支援いただける方はぜひお願いいたします◎