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読書感想文:米国株投資家「リュービさん」の書籍「人生のスパイス」

こんにちは、みらいです。今日はいつもの投資話とはちょっと違うことを書きたいです。


米国株投資家さんにリュービさんという有名な方がいらっしゃいます。

Twitter : https://twitter.com/liubeistocks
ブログ:リュービさんの寝言【米国個別株】

個人的にはすごく大好きな投資家さんの1人で、いろいろと教えていただいたり、お笑いツイートにほんわかしたりと、筆者のTLの癒しになってる方です。


さて、そのリュービさんが販売している電子書籍「人生のスパイス: ~豊かに生きるための一言120選~ (liubei books)」について、いつか感想的な記事を書きたいと思っていました。

この書籍はリュービさんが人生で得た「金言集」になっており、日々多忙さで忘れてしまいそうな、大切な心の持ちようを説くものです。


今回の記事は書籍中で気になった言葉を5つ引用し、その言葉を読んで個人的に思ったことなどを紹介したいと思います。


なお、筆者は論文的な文章は書きなれてますが、感想文的な文章はさっぱり(笑)なので、そのあたりはご容赦くださいw



「他者と比べない。他所と比べない。これだけで人生随分と楽になる。」


Twitterあるあるのお悩みです。投資家のTLという都合上、どうしても他人の資産が見えてしまう・想像ついてしまい、「自分なんて」と感じしまうのが辛いところですよね。


筆者はもともと、筆者の母が割と周囲との上下を気にするタイプで、20代ぐらいまではその影響を受けていました。


しかし、30代になって、様々な本を読んだりしているうちに、表面的な比較にはあまり意味がないというか、そもそも単純に比較できないものと考えるようになりました。

もちろん、優れた他者と比較することで「頑張ろう」と思えることも多々あります。一方、他人との比較で疲れてしまったり、勇気を削がれてしまったりしては意味が無いですよね、よ。


だから、現在の考え方は、積立額も運用資産額も「うちはうち。よそはよそ」です。


例え、投資額が少なくとも地道に続けられたらいいじゃないですか、と。


投資界隈だと、たまに「少額の投資では云々」と言ってくる方もいますが、各個人にはそれぞれの事情があるわけですから、まずは自分ができるところからやっていくのが大切だと思ってます。


それでも「他人より少ないのは苦しい」と思うなら、「どうやって増やすか」を考えたほうがいいですよね、と。でも、基本は自分や家族のマネープランのほうが大切だと思います。


「自分は大丈夫だと思わない。都合の良いように解釈しない。自分を守れるのは自分のみ。」


筆者は投資界隈では比較的、損失などの下方リスクにも目を向けている投資家だと自分で思ってます。元本割れの確率検証とか、筆者以外の方がツイートしてるのを見かけたことがありません。



投資を始める前はいろいろ夢や希望を語っていても、実際に運用を始めた後に、特に大きな下落で退場してしまう方は結構います。

投資ブログみたいなものをやってると、たまに投資家さんからメールで連絡が来たりしますが、相場の下落後にぱたりと連絡が途絶えることは多々あります。いつも「投資!投資!」と言ってた初心者の方が急に静かになったら、だいたい投資をやめたのかなと思ってます。


そういう方を結構見てきたので、「新規参加者が、投資に対して都合の良い解釈をしやすい」ってことはなんとなく肌身で感じるところがあります。


将来の相場を的確に予想することはできませんが、過去の相場を見てシミュレーションを行うことはできます。

「株価は右肩上がりで上がってきたから大丈夫」などと都合の良い解釈は行わず、その過程でどういう現象があって、投資家はどのぐらい損をしたのかも見ていきたいなとは常々思うところです。


筆者の資産を守れるのは筆者だけなのですから。


関連する言葉に以下の金言もあります。


「未来を予測することより、過去の失敗を振り返るほうが簡単で価値がある。」



最近「失敗の科学」という本を読みました。これによると、航空業界は事故などの失敗に関するデータを積極的に集め、それを業界内で広く共有することで安全性を高めてきたのだそうです。


資産形成も普段の生活においても、何らかの失敗は避けられないことを前提に、より成功確率を高められる仕組みや考え方を構築できたらいいですね。


「語学は早めに身に着けておくこと。世界が広がれば進める道が増える。」


人生30年超生きて、今一番の後悔がこれかもしれません。


筆者は2019年にカナダで国際学会で発表する機会に恵まれ、初めて自発的に英語の勉強をし、生まれて初めて「もっと英語を話したい」と思えるようになりました。

20代のときはほんと英語がダメで、大学院まで行ったけど国際学会の発表は全て断っていたんです。(中略)せっかく投資でお金を増やしてきたのだから、そのお金をただ運用するだけでなく、国際学会の旅費に使っても良いのでは?とふと思いました。自分で稼いで運用したお金で挑戦してみたくなったんです。

20代のときに海外に行こうと思わなかったのは、お金がないことも理由だったのですが、それ以上に「うまく行かなかったらどうしよう」という不安が先行したためでした。臆病だったんですよね。

それが、今やカナダが好きになって、カナダ株式まで売買してるものだから、人生どうなるかはよくわからないものです。


「もし、20代に戻れたら」とは言いませんが、コロナが終わったら自由に海外を飛び回りたい、というよりも留学したいという気持ちがくすぶってます。現実的には40代からの挑戦になってしまいますが、人生100年時代と考えると、まだまだ若いチャレンジですよね。


「金銭的に豊かになりたいのであれば無駄は徹底的に省かなくてはならない。豊かな人生を送りたいのであれば、無駄を大切にしなくてはならない」


どこまで無駄な出費を削るかは、投資家間でよく意見がまとまらない話の1つですよね。


前項のカナダ繋がりであれなんですが、実は最近カナダの日本人向けコミュニティ詩に寄稿する機会をいただきました。


もしカナダに行かなければ、結構な金額を投資資金にできました。

そもそも40代も近くなってからわざわざ国際学会に発表しにいくところが、金銭的な無駄遣いかもしれません。1回学会で発表したからと、研究者の道が開けるわけでもないのですから。


ですが、それを「無駄遣い」として省いていたら、カナダに関心を持つことはなかったし、カナダ在住の日本の方と繋がることもなかったと思ってます。

もちろん、寄稿の機会もなかったはずです。


筆者のように、これといって収入も多くない、ごく普通の人がそれなりに資産形成しようとしたら、どうしてもある程度の我慢がセットになります。しかし、すべてを我慢しすぎると、楽しみは全部老後まで取っておくことになります。


この優先順位の判断は投資家ごとに異なりますが、個人的には少しの無駄遣いも悪くないと思うんです。


ちなみに、TORJAさんはオンラインのほか紙面でも配布されているそうです。コロナが終わったらトロントに行って、実物を手にしたいですね、というのが今の目標の1つです。これも無駄遣いかな?w


さいごに


金言を見て、いろいろ思ったことを書いてみると、どうしても投資とカナダの話になってしまいますねw自分がどんなことで構成されているんだろうと振り返る良い機会になりました。


ほかにも何枚か気になることばをスクショしておいたのですが、他の金言はぜひリュービさんの書籍を手にして、ご自身でチェックしてほしいです。

リュービさんはツイッターではちょっとおちゃらけな感もあるお方ですが、オフではどんな経験をされてきたんだろう?といろいろ思いを巡らせたくなる仕上がりになっています。



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