国際NGOプラン・インターナショナル

誰もが平等な社会の実現を目指し活動する国際NGOプラン・インターナショナルです。世界が…

国際NGOプラン・インターナショナル

誰もが平等な社会の実現を目指し活動する国際NGOプラン・インターナショナルです。世界が直面している問題、それらを解決するために取り組んでいる活動をすこしづつ紹介し、支援の輪を広げていきたいと思います。 https://www.plan-international.jp/

最近の記事

あの子の笑顔を撮るために~トーゴ写真撮影秘話~

プラン・インターナショナルは、2022年3月からトーゴ共和国で「障害のある子どもの教育支援」プロジェクトを実施しています。プロジェクトの進捗管理をしつつ、活動の写真を撮ることも大事な業務の一つ。プロジェクトを応援してくださっている方々へたくさんの現場の今を伝える手段として、写真やビデオはとても重要です。今日はそんな撮影現場あれこれをご紹介します。 こんなはずじゃなかった2023年10月頃からでしょうか、鏡を見ると気持ちが沈みます。その理由は、右目から2.5センチほど下にでき

    • 月にはウサギ…だけじゃない?~チャイルドのお手紙に見るお月さまエピソード集~

      皆さん、こんにちは!マーケティング・コミュニケーション部の篠原です。今日9月17日は中秋の名月。今回は、プラン・インターナショナルが活動する国々の子どもたちから届いたお月さまエピソードをご紹介します。 「お月見」を紹介したお手紙にチャイルドたちから続々と反響が!プラン・スポンサーシップでは、チャイルドとスポンサーがお手紙のやりとりを通して交流を深めることができます。チャイルドへの手紙は手紙送信フォームから簡単にお送りいただけ、デザインはチャイルドたちに楽しんでもらえるよう毎

      • 長崎で国際フォーラムに参加~ウクライナ出身の私が考える平和への鍵とは~

        国際NGOプラン・インターナショナルのアンナ・シャルホロドウスカーです。2022年にウクライナから日本へ避難し、プラン・インターナショナルのアドボカシーグループで働いています。今年5月10~13日に長崎で開催された平和をテーマにした国際フォーラム「長崎ピース・プレナー・フォーラム(Nagasaki Peace-preneur Forum)」※に参加してきました。 ※「次世代のダボス会議」とも呼ばれる「One Young World」の分科会 長崎で世界平和の重要性を議論す

        • 夏休みのおすすめ本~ジャーナリスト村山祐介さんから世界の「今」を知ろう

           昨年10月11日の国際ガールズ・デーにプラン・インターナショナルが開催したオンラインイベントにご登壇くださった、ジャーナリストの村山祐介さん。当日は、「ジャーナリスト村山祐介氏 取材報告​『クロスボーダー』~国境を越え移動を強いられる女の子たちの声」と題し、自然災害や紛争、飢餓などにより国境を越えて移動する人々の姿を報告いただきました。 そんな村山さんの最新取材レポート「移民・難民たちの新世界地図:ウクライナ発『地殻変動』一〇〇〇日の記録」が、この度新潮社より出版されまし

        あの子の笑顔を撮るために~トーゴ写真撮影秘話~

          6月20日は世界難民の日~バングラデシュ、コックスバザールの光と影、そして希望

          この度、プラン・インターナショナルを長年支援くださっている作家の角田光代さんとともに、プランが実施している「ロヒンギャ難民の識字教育」を視察するため、バングラデシュ南部コックスバザール県を訪ねました。 そこで過ごした3日間で見聞きしたことを報告します。 別名「バングラの熱海」コックスバザール 全長125キロメートルにおよぶ世界最長のビーチがあるコックスバザールは、2026年には後発開発途上国(LDC)からの卒業も予定され、順調な経済成長を見せているバングラデシュで人気の国

          6月20日は世界難民の日~バングラデシュ、コックスバザールの光と影、そして希望

          「生きづらさ」に負けない力~     日本で生きづらさを感じている女の子に寄り添いたい

          この春、オープンして3年が過ぎたわたカフェには、多くの女の子たちの合格や入社の知らせが届き、スタッフ一同、心を躍らせました。 知らせてくれた女の子たちは一人一人みな違った「生きづらさ」を抱えています。 私たち支援する側からみると、わたカフェに来る女の子たちの「生きづらさ」は、彼女たちだけの責任ではないことは明白です。 しかし、彼女たちはうまく生きられない自分を責め、自己肯定感を持てずにいます。 「生きづらさ」という言葉を目にすることが多くなった昨今ですが、 文献(*)によれ

          「生きづらさ」に負けない力~     日本で生きづらさを感じている女の子に寄り添いたい

          「早すぎる結婚をなくしたい!」ベトナム現地スタッフが活動にかける思い

          2021年からベトナム北部で実施している「早すぎる結婚の防止」プロジェクトの現地事業責任者として、ハノイに駐在しているプラン・インターナショナルの石丸と申します。この活動はハザン省やライチャウ省の現地スタッフたちと一緒に実施しています。3年間の活動が終わりに近づいてきた今、各活動地域から1人ずつ代表して、ドン職員とディエップ職員、またハノイ事務所のチャン職員にそれぞれの思いを語ってもらいました。 現地スタッフの紹介 このプロジェクトに携わりたいと思った持ったきっかけは?

          「早すぎる結婚をなくしたい!」ベトナム現地スタッフが活動にかける思い

          ガザ地区の子どもたちは今~暴力激化から100日

          ガザ地区における暴力の激化から100日が経過しました。地区の保健省によると、これまでに1万人以上の子どもたちが命を落としており、状況は悪化の一途をたどっています。絶え間ない爆撃によって、何十万人もの子どもや妊娠中の女性が大きな犠牲を強いられています。本来は安全な場所であるべき学校、病院、難民キャンプが攻撃の対象となり、子どもたちを安全に保護できる場所はどこにもない状況が続いています。人道支援要員にはアクセスや移動の制限が課されており、支援物資の搬入と配給は困難を極めています。

          ガザ地区の子どもたちは今~暴力激化から100日

          わたカフェのささやかな新年会~日本で生きづらさを感じている女の子に寄り添いたい

          石川県能登半島地方を震源とする地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。 コロナ禍を経て日常を取り戻しつつある世の中、この年末年始は久しぶりに帰省や旅行をされた方も多かったのではないでしょうか。 1年のうちでもお正月は家族や親族を特に身近に感じる時期。 一方でなるべくなら家族と距離を保ちたい人にとっては辛い時でもあります。わたカフェの利用者には、家はあっても安心して過ごすことができなかったり、実家には戻れない事情を抱えたりしている子が多くいます。 そこで、

          わたカフェのささやかな新年会~日本で生きづらさを感じている女の子に寄り添いたい

          アニメーションで知るガザ地区の現状~罪なき子どもたちの犠牲をこれ以上増やさないために

          ガザ地区に暮らす23歳の女性ファティマさん(仮名)は、激しい戦火のただなかで、家族とともに恐怖と飢えに耐え忍びながら日記をつけています。 この度、オーストラリアのプラン・インターナショナルが、ファティマさんの日記をもとにアニメーションを制作しました。 ガザ地区のなかで起こっていることが克明に描かれ、胸が締めつけられます。この動画がひとりでも多くの人に届き、紛争で夢や未来を奪われている子どもや若者たちに思いを寄せていただけますように。 https://www.youtube.c

          アニメーションで知るガザ地区の現状~罪なき子どもたちの犠牲をこれ以上増やさないために

          驚きと発見のラオス~駐在スタートから半年を経て~

          2023年3月に、国際NGOプラン・インターナショナルがラオス北部のウドムサイ県で実施する「女の子の衛生改善」プロジェクトの進捗管理・運営に当たるプロジェクト・マネージャーとしてラオスに赴任しました。2021年に開通した高速鉄道で、国統括事務所のある首都ビエンチャンと、プロジェクトの実施地ウドムサイ県を行ったり来たりしています。プロジェクト開始から半年、ラオスでの生活と活動で感じた驚きをご紹介します。 水に流せる輸入トイレットペーパーは手が届かない!?物価高、通貨安に驚き

          驚きと発見のラオス~駐在スタートから半年を経て~

          ガザの現実を見なかったことにはできない~8年前に出会った方々の無事を祈って~

          ガザ地区とイスラエルに暮らす数え切れないほど大勢の子どもたちの命が奪われる未曾有の人道的危機が起こっているなか、以前に同地で出会った人々の無事を祈る日々が続いています。 今から約8年前の2015年2月。当時関わっていた団体の活動でパレスチナのガザ地区に入域し、前年の2014年に起きたイスラエルによる大規模軍事侵攻後の支援活動に携わりました。滞在したこの1カ月間は、私の人生において生涯忘れることのできない日々となりました。 攻撃と隣り合わせ ガザ地区の「日常」 ガザ地区と

          ガザの現実を見なかったことにはできない~8年前に出会った方々の無事を祈って~

          ガザ人道危機発生から1カ月~迅速、かつ無条件の停戦を~

          紛争を始めるのは子どもたちではないのに、最大の犠牲を負うのは子どもたち。それが、紛争が示す残酷な皮肉です。戦略を練る政治家や軍人、武装グループたちには子どもの存在が見えていないなか、子どもたちは言いようのない苦しみに耐えているのです。 世界中で繰り広げられている紛争により、大勢の子どもたちが命を落としたり手足を失ったりしています。また、紛争下では、子どもに対する虐待や脅迫、勧誘が頻発しています。子どもたち一人ひとりには名前があり、遊び仲間がいて、彼らを愛する親がいます。 ど

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          推し活でエネルギーチャージ~日本で生きづらさを感じている女の子に寄り添いたい

           ようやく秋の風を感じるようになってきましたが、本当に暑かった今夏。 国際NGOプラン・インターナショナルが運営するわたカフェのある池袋も暑かった、いや熱かったです。    わたカフェのある池袋は言わずと知れた、推し活ショップのメッカ。 アニメはもちろんのこと、k-pop、ゲーム、映画、マンガ、などなど多くの推しグッズを求めて、たくさんの人が集まってきます。 劇場やカフェ、グッズショップ、ゲームセンターには開店前から行列ができているところも多数あります。 炎天下も何のその、推

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          ネパールで知った児童婚の深刻さ~真の国際支援を学ぶ原動力に~

          皆さん、こんにちは!プラン・ユースグループメンバーの鬼頭です。国際NGOプラン・インターナショナルの組織運営に対しユースの視点から助言を行う「アドバイザリー」に携わっています。現在の私の活動にもつながるネパールでの体験や、これからプランを通じて取り組みたいことをお伝えします。 途上国の教育問題への関心からボランティア留学へ 私は小学生の頃に出会った鎌田寛さんの著書と、国連でのマララ・ユスフザイさんのスピーチがきっかけで「途上国や紛争地域の女の子と教育」について関心を持つよう

          ネパールで知った児童婚の深刻さ~真の国際支援を学ぶ原動力に~

          国際ガールズ・デー2023~困難に立ち向かう世界中の女の子たちに思いを馳せてみませんか?~

          例年になく厳しい暑さの夏も過ぎ、ようやく秋の気配が感じられる季節になりました。 衣替えを前に、日本では秋のファッション、グルメの話題が飛び交っており、お出かけシーズンの到来にむけ心躍らせている人も多いことでしょう。 10月は、私たち国際NGOプラン・インターナショナルにとって特別な月です。 なぜかというと、10月11日に、プラン・インターナショナルの働きかけを受け国連に制定された「国際ガールズ・デー」があるからです。 ご存知ですか?「国際ガールズ・デー」 「国際女性デーな

          国際ガールズ・デー2023~困難に立ち向かう世界中の女の子たちに思いを馳せてみませんか?~