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本屋さんで待ちあわせ

"というわけで(?)本書は一応『書評集』だ。ちゃんとした評論ではもちろんなく、『好きだー!』『おもしろいっ』という咆哮になっちゃってるので、お気軽にお読みいただけると幸いです。"2012年発刊の本書は、人気作家によるあとがきまで本や漫画の魅力を前のめりに語り尽くしている一冊。

個人的には"1日の大半を本と漫画を読んで過ごしてます"という著者のセレクト、そしてたまに書評のお仕事もしている事から参考に手にとりました。

さて、そんな本書は一章と五章は新聞や雑誌掲載されたものが、二章と三章は読売"読書委員"としての書評が、そして四章が"読まずにわかる"『東海道四谷怪談』エッセイが収録されているわけですが。

まず印象に残るのが、著者の堅苦しくなく、また【妄想が自由に突っ走っているような本の紹介】でしょうか。

つい責任?みたいなものを書評に感じ、本の紹介は出来る限り客観的な文章を書かなければ!そんな事を考えていた私にとっては、本書からは【ストレートに本への愛情が伝わってきて】はっと気づかされるような印象でした。(余談ですが『積と罰』読了されたようで、こちらもめでたい)

また、肝心の?紹介されている本も、幅が広いというか、私が読んでいない面白そうな本がたくさんあって、読み進めながらポチポチと購入してしまったり。(また積読本が。。困ったものです)

著者のファンの方はもちろん、読了後に本の感想をWEBにアップしたり、書評を書いている方にもオススメ。

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