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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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#読書感想文

幸福の劇薬 医者探偵・宇賀神晃

オススメ780。"本当にそれでいいのだろうか。奇跡は訪れなくても、病とともに自然に朽ちていく…

読書で賢く生きる。

"これ以上、本に振り回されたり、その周辺で小賢しく振る舞おうとする人々に振り回されるのは…

リアルのゆくえ おたく/オタクはどう生きるか

"90年代から2000年代にかけて、おたく/オタクと呼ばれる現象をひとつの軸として、この国の文…

ナイン・ストーリーズ

"『君はとにかく目を開けて、バナナフィッシュがいないか見張っていてくれたまえ。今日は絶好…

日本のZINEについて 知ってることすべて

"それは管理と検閲、商業主義が猛威を振るう21世紀の現在において、一筋の希望となるに違いな…

フィリップ・マーロウの教える生き方

"この小冊子は(中略)マーロウのメッセージとスタイルの概略をーそういうものをこれまで以上に…

日本の歴史をよみなおす(全)

"開かれた市場は、日常の世界とはちがい、聖なる世界、神の世界につながる場であると考えられていました。そこにはいると、モノも人も世俗の縁から切れてしまう。"1991年、1996年の続編を併せて一冊とした本書は、日本を『正確に知ること』が義務だとする信念を持つ著者による渾身の一冊。 個人的には読書を通じて、必然として何度もそれぞれの作中舞台となる【日本の歴史】を振り返ってきたものの、発売からロングセラーとなっている本書を読む機会がこれまでなかったのですが。この度、ある議員が本書

レトリック感覚

"本書で私がこころみたかったのは、伝統的なレトリック体系が蓄積してきた古い知恵を、思い出…

冥途・旅順入城式

"私はほっとして、前足を伸ばした。そうして三つ四つ続け様に大きな欠伸をした。何だか死にそ…

ペスト

"僕は、災害を限定するように、あらゆる場合に犠牲者の側に立つことにきめたのだ。彼らの中に…

ハックルベリイ・フィンの冒険

"諸君が『トムソーヤーの冒険』という本を読んだことがないなら、僕のことは知ってなさるまい…

カラマーゾフの兄弟

"『あのね、コーリャ、それはそうと君はこの人生でとても不幸な人になるでしょうよ』突然どう…

蒼い時

"聴覚から視覚へ意識を戻した時、窓全体があおかった。その『あお』は、私にとっては『青』で…

私の『漱石』と『龍之介』

"夏目漱石でなく、他の名であっても夏目とあれば眼が見逃がさない。新聞の一ぱい詰まっている活字の中からその字づらだけが浮き上がって来ます。"1965年発刊の本書は、熱烈に崇拝する師、夏目漱石。良き理解者であった芥川龍之介との思い出話として、かっての文豪達の姿を偲ばせてくれる。 個人的には、文中で旧友が評する『いくら読んでも実益がない』著者の書いた本に、むしろ【実益ばかりの本が世に溢れている反動からか?】すっかりはまっている事から本書も当然の様に手にとりました。 さて