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1日1冊オススメ本レビュー

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ブックコーディネーターが毎日1冊、サクッと読めるオススメ本ブックレビューを公開していきます。
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#SF小説

第四間氷期

"予言機械をもつことで、世界はますます連続的に、ちょうど鉱物の結晶のように静かで透明なも…

My Humanity

"『人間が選択の最後のボタンを押すとき向き合うのは、科学じゃない。科学に従事する俺たちが…

know

"一人の人間が持ち得るものはそんなに多くない。だからみんなでやるんだ。そうして世界を埋め…

プロジェクト・ヘイル・メアリー(上)

"『二足す二は?』なんだかイラッとくる質問だ。ぼくは疲れている。だからまたうとうとしはじ…

なめらかな世界と、その敵

"この、なめらかな世界の人間は、誰もが絶対の理想郷に生きている(中略)彼らにとって、唯一の…

スノウ・クラッシュ〔新版〕上下

"あんたは本当に頭の切れるハッカーで、世界最強の剣士だわーなのにあんたはピザを配達して、…

禅銃

"と、その装具に驚くべきことが起こった。手も動かさず、両腕も脇から離したわけではない。なのに、その背にかついだ数丁のライフルが自分の意志で動きだし、〈小姓〉の頭と両肩の上に浮かんだのである"1983年発刊の本書はまさにセンス・オブ・ワンダー!ワイドスクリーン・バロックの傑作。 個人的には"軽薄だがアイディア満載で、壮大かつ華麗なSF"を【もっとも魅力的な分野】としてブライアン・オールディスがワイドスクリーン・バロック」と提唱、その『国内での有名作』として本書を手にとりました

しあわせの理由

"そうやって生きていくことが、ぼくにはできる。意味のないしあわせな気分と、意味のない絶望…

"世界はすでに終わりの時を迎えてしまったように思われた。それももうどうでもいいことだった…

マイナス・ゼロ

"三人は、だまって、前方の空間を見つめはじめた。小さな窓の向こうが、白みかけていた。夜が…

時計じかけのオレンジ

"もし善だけしか、あるいは悪だけしか為せないのであれば、その人は時計じかけのオレンジでし…

ほしのこえ

"一度では内容がうまく理解できなかった。うつろな気分で流れる文面を眺め、表示を先頭に戻し…

スカイ・クロラ

"ヘッドライトをつけると、ボンネットの先に蛾が飛んでいた。二匹。車は、二人を駐車場から連…

流れよわが涙、と警官は言った

"おれはけっしておまえに説明するわけにはいかない。ただこう言うだけだ。当局の目にふれるんじゃないぞ。おれたちに興味を抱かせるんじゃない。おまえのことをもっと知りたいなんて、おれたちに思わせるんじゃない。"1974年発刊の本書は、パラレルワールドを描く不条理かつ自伝的なSF傑作。 個人的にはタイトルがとにかく文学的にカッコよくて印象的な本書。【WEBの個人情報が良くも悪くも社会的な信用に直接繋がってきた】今こそ再読すべし!と手にとりました。  そんな本書はバラエティー