A Place in Memory

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Dollhouse Family _ Kanna Takeda

【 Dollhouse Family / 01 _ My Mother & Dishes 】 【 Dollhouse Family / 02 _ Grandparents & Green Sofa 】 久しぶりに、実家に帰った。ずっと住んでいた、赤い家。お気に入りだった食器や、使い込まれた家具、昔読んでいた絵本。そしてお母さんと祖父母。全てが、あの頃のまま、存在していた。 私は幸福だった幼少期を思い出し、懐かしむと同時に、記憶が織り込まれた景色や世界を、ただ

    • A place of memory_shino Toyoguchi

      校則の厳しい高校だった。 放課後に寄り道するのは高校の最寄りとは少しずらした駅。 自由が丘もその一つ。本当はダメな寄り道をスカートを少しだけ折ったりして、スリルを感じながら過ごした。 部活の練習と称してカラオケ「モコモコ」に行ったり(今はもう無い...) SEGAでぎゅうぎゅうになってプリクラを撮ったり マックで3時間くらい喋ったり お気に入りのカエルグッツ専門店だってある。 当時、自由が丘を庭みたいに遊んでいたけれど 先日、高校の同級生と散歩してみたところ、

      • Reborn in a journey ✴︎ by KAHO IWAKI

        - "Reborn" @reborn_in_a_journey というプロジェクトを友人ら( okm / mepi )と立ち上げました。 着なくなった古着を回収し、分解して再構築します。Rebornする過程は服の記憶としてタグ(リボン)に記録されます。 “Reborn” is a project to deconstruct old clothes and reconstruct them into a new piece of clothing. 人がある場所で服を

        • A Place in Memory_Hironoshin Kato

          なぜ人は旅に出たくなるのだろうか。 その理由のひとつに「日常から離れたい」という思いがあるだろう。 そして私たちは旅先で、見知らぬ空気、見知らぬ人々、見知らぬ食事に身を委ね 「あぁ、いま私は旅をしているんだな」と一人感傷に浸ったりする。 しかし不思議なことに、そんな初めて訪れる土地のある瞬間の風景や空気が、 自分の中に眠る日常の記憶を呼び起こすことがある。 ときに、初めて訪れた国でふと幼少期のことを思い出したり、 逆に普段の生活の中のふとした瞬間に、過去の旅

        Dollhouse Family _ Kanna Takeda

          To Room 304 and from there. -Yuka Sato-

          机の上に最近メルカリで買った植物がある。その隣に今、文字を打っているMac book 、そのまた隣に二年前に母がくれたマグカップ。 元を辿れば知らない何処かからやってきたそれらが、今ここにある。 私はこの部屋で、遥か彼方にいる誰かを感じる。 ・ ・ ・ まずはこちらの私の部屋に遊びに来てください。 https://room304.cargo.site/ ※この部屋にはPCブラウザからアクセスいただくことをお勧めします。 ※絵をクリックするとそのページに飛びます。画面左

          To Room 304 and from there. -Yuka Sato-

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          HOME COMING TOGETHER - Shao Qi

          HOME COMING TOGETHER - Shao Qi

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          REST IN STONE -MIO ASAI💒

          24歳の夏の終わり、初めて一人で母の墓にきた。 ある一人のドキュメンタリを記録し、母の墓を記述する。 真っ白な束見本を作り、彫刻していくように切り落とした。無垢な石に見立てた本にデジタルを通して編集していく。墓に訪れて帰るまでの一連のストーリーと、母が眠る土地性が交錯するような本を実験的に制作した。 ビデオに映した墓地までの道のり 石材、墓、枯れた仏花など、墓地で目に移した写真集 遺品整理の中で、闘病中の母が描いた絵が5枚だけ見つかった。生前の絵が、母の墓を記述

          REST IN STONE -MIO ASAI💒