見出し画像

ベトナム・ホーチミンで開催された『国際旅行博覧会(ITE)2019』にブース出展してきた

2019年9月5日、6日、7日の3日間、ホーチミンのSaigon Exhibition and Convention Center (SECC) で開催されたInternational Travel Expo HCMC 2019 (ITE HCMC) (国際旅行博覧会2019)にカントー市の観光開発センターもブース出展を行った。

キャプチャ

画像1

会場となったSECCは7区にあり、ホーチミン市内からは車で20分~30分。開催期間中は1区と会場を結ぶシャトルバスも運行されていた。

インドシナ地域最大級のこの旅行博は、今年で開催15年目(2005年に初開催)となり、主催はベトナム政府観光局とホーチミン市観光局。カンボジアやラオス、ミャンマー、タイそれぞれの観光省が後援。ベトナムを中心にメコン地域の観光・旅行関連のバイヤーやサプライヤー、メディアパートナーなどが多数出展し、商談やセミナー、情報交換を実施。出展企業は約400社・ブランド。約3万5000名におよぶ旅行業界の専門家やバイヤー、そして一般来場者が集結する。

(ちなみにこの旅博、ベトナム語の公式名称はHội chợ Du lịch quốc tế TP Hồ Chí Minh năm 2019だが、ベトナム人もみんなITE(アイ・テー・エー)と呼んでいた。そして、日本語では「国際観光展示会」とも訳されていた。)

画像2

個人的にはドンタップ省にて開催されたTourism Week 2019で出会ったメコンデルタの観光局メンバー、ホーチミン市政府観光局の友人、日本政府観光局(JNTO)の知り合いとの再会、新たに政府機関と協働し観光アプリを開発するスタートアップに勤める青年との出会い、中国や韓国からの旅行会社やバイヤーとの会話、友人達との再会など、改めて人々との繋がりがもたらす知的好奇心が満たされる日々だった。

もちろん、出張の目的を明確にし、事前に局長と話し合い、ベトナム語が流暢ではない私自身の立場の確立、旅博の目的や背景の理解、事前準備、会場設営、運営、商品の説明(日・越・英語)、そして何より健康維持など、精神と体力をフル活動させたタフな環境だったけど、非常に有意義な学びの多い機会であった。

1.そもそも旅博とは?

画像3

正式にはInternational Travel Expo(国際旅行博覧会)だが、旅行博や旅博等と略すことが多い。友人に共有してもらった上記WAttentionという会社の情報が視覚的に見やすかったので拝借。

ちなみに、B To B (またはB2B) はBusiness to Business(法人向け)、B To C (またはB2C) はBusiness to Customer (一般消費者向け) という意味だ。

B To B(法人向け)
今回のITEとは全体のイメージが異なるかもしれないが、観光系のIT企業に勤務していた際は、担当エリアの地方自治体との共同で主にホテルパートナー向けのセミナーやワークショップを開催していた。規模は数名から数百名にも及んだ。参加者は招待制。

B To C(一般消費者向け)
最近多いインバウンドセミナーやワークショップ等は、一般参加者も広く募っており、多くはネット上で事前登録し会場に足を運ぶ。無料開催のものも多く、現地では翻訳アプリ会社、宿泊施設の客室デザイン会社、観光サービス会社など観光関連一般の会社の方々と一般消費者の方々、関係なく同様のセミナーを受講することができる。

両方あり(法人と一般消費者向け)
今回のITE HCMC 2019は政府観光局主催で、B To BとB To Cのどちらも併用したものであり、この領域に当てはまる。実は一般向けには9月5日から7日と公表しているが、4日にはビジネス商談専用のセミナーやブース紹介が行われていた。9月5日と6日の実施も、一般消費者向けには16時から19時までのオープンと、時間に区切りがあった。例にツーリズムEXPOジャパンとあるが、ITE HCMCとツーリズムEXPOジャパンの違いは、ITEはセミナーも完全に招待制で旅行関連の専門家やバイヤーのみ入場可能。ツーリズムEXPOジャパンでのセミナーは一般消費者も事前登録で入場可能。

アジア展示会
例として、毎年4月にハノイで開催されているVietnam International Travel Mart(VITM)(観光見本市)があり、今年初めて2019年11月29日から12月1日にカントーでも開催される予定。図解にもあるが、安い航空券やツアー商品等がその場で販売されているので、一般消費者向けの色が濃い。カントーでは多数のフードスタンドも出店予定。

画像4

2.ITE HCMC開催の趣旨

今年のテーマは“Cửa ngõ đến với du lịch châu Á”(アジア観光の玄関口)。カンボジア、ラオス、タイ、ミャンマー、ベトナムの5か国の観光連盟から支援を受ける唯一の国際観光展であり、メコンデルタ地域5か国の相互観光促進、地元の観光事業の発展と促進、国内外の旅行代理店向けの観光産業を発展させるための繋がりや協力強化などが目的とされている。また今年はスマートツーリズムや観光系スタートアップ支援も紹介されていた。

3.準備期間

実際の企画や各省との調整は3ヶ月程前から実施されており、各関連旅行会社や政府機関との連絡、会議、書類提出が続く。数日前からパンフレットやポストカード、お土産商品などの点検、段ボール箱につめ、その他会場設営用の船の模型を保護シートで包み、装飾用のフルーツ購入などの準備を行う。日本でブース出展を行った際は、全て郵送していたが、こちらは全て車に詰め込み、私たちも一緒にホーチミンへ向かった。

4.出発当日 会場設営とカントー紹介ブース

画像5

画像6

朝3時にカントー出発。5時頃に朝食。まだ辺りは真っ暗。

画像7

7時半頃、今回の会場であるSECCに到着。荷物はそのまま車に乗せて、8時半頃から会場入り。ネームタグをもらう。

画像8

画像9

そもそも、会場の設営がまだ開始されたばかりで、何も装飾準備ができない為、会場内外をうろうろ。

画像10

ランチはSECC近くのクレセントモールのすき家で。どんぶり、魚の煮つけ、みそ汁セット88000VNDと抹茶ソフトクリーム12000VND。みそ汁の味付けはとても濃かった。

画像11

その後、会場に戻り、2階に行くように言われる。同僚と共にセミナー会場横のブースでカントー紹介。すぐ隣には、メロンやパイナップル、コーヒー、パン、紅茶が置かれた軽食ブース。中国や韓国の旅行会社の方々に会う。あぁ、英語で紹介できる幸せよ…。紹介パンフレットは、カントーの観光地、ホテル、レストラン情報などと、カントーを中心に行われている投資プロジェクト。英語とベトナム語であったので、その日、英語だけ持ち帰り情報インプット。

画像12

画像13

中国・上海から来たという男性は「カントーはどこにあるのか?北?南?ホテルの値段は?5つ星ホテルはあるか?そもそも観光地は何があるのか?」等という質問をされた。確かに、これだけ多くの省からブースが出されていると、地理が全くわからない状況だと思う。そして、さすが中国人。まず5つ星ホテルがあるかの確認。

画像14

旅行関連企業や政府関連の方々が集まりネットワーキング

画像15

画像16

画像17

夕方頃からようやくブース設営準備。毎回思うが、カントーは果物の準備にこだわる。船に果物を積み上げる。そして、カントー観光局のブース出展時は、フルーツ、ナッツ、ココアパウダー等、お土産も意外と多い。まぁ、これらは全て代理販売であり、昨年カントー全体としてのお土産コンテストも行っていたが、いまだ特徴的なお土産は無い。なぜかフルーツジュースとジャムは売り物じゃないといわれる。売れそうなのに。

もうひとつ、アイデアを思い付いた。フルーツが有名なのだから、フルーツジュースや手作りのジャム体験等、観光コンテンツになって面白そうじゃないか。さっそく、カントーに帰ったら既に類似の体験やツアーがあるか見てみよう。

画像18

初日は、なんとか18時半頃にブースの準備が終わり、ホテルのチェックインを済ませ、夕ご飯へ。翌日は朝のシフトであったので、10時頃には就寝。

画像19

ホーチミンに来た、という感覚が無い、7区の光景だ。面白いのは、前回来たときの7区の印象と異なり、ホテル目の前の道が地元の人々が利用する市場で、路面店も多くあった。まぁ、とにかく初日は朝3時スタートで疲れたが、こうして仕事でホーチミンに来れて良かった。

5.Day 1:2階ブースにてカントー紹介、再会と新たな出会い

画像20

朝6時に起床。準備を済ませ、7時に外出、同僚達と朝食を食べて、GrabでSECCまで向かう。「今日もセミナーがあるから、2階のブースか1階のブースどっちにする?」と言われ、海外のゲストが多い2階を選択。

画像21

ちょうど、開会式が開催されていた。

画像22

このデザインは面白い。

バクリュウ省で出会った観光局の男性数名とも再会。今日も、韓国の女性に名刺を頂き、ホーチミンやカントーを紹介した。みんな結構パンフレットやプロジェクトの紹介一式をもらっていく。

座っていたら、昨日ちらっと日本語を話したベトナム人男性と出会った。よくよく話してみると、日本語がそこまでできるわけではなかったが、英語が流暢に話せたので、いろいろ聞いてみた。

画像23

ホーチミン在住、観光アプリのスタートアップ勤務。この観光アプリは、例えばホーチミンにある戦争証跡博物館と政府とタイアップし、QRコードを博物館の展示品に置き、来場者がスマホでQRコードをスキャンすると展示物の紹介が多言語で見られるというもの。「ベトナム人は歴史を学ぶ癖が無いから、誰もこういうことをやらない。誰もやらないから、自分がやる。似たようなアプリ開発会社はあるが、政府とは協働したがるスタートアップは少ない」と。なぜなら、「政府との協働は時間がかかるから」。ただ、「長期的に考えると政府と関わる必要がある。政府関係者と会うために、このITEにも参加した」と言っていた。同じ年くらいの青年。非常にスマートな考え方で、「観光ガイドにはあまり興味はないが、何かmeaningfulなことに関わりたい」と言っていた。納得した。自分にとって人生にmeaningfulなことを。

その後、カントー観光局の方が、ベトナム政府観光局の方を紹介してくれた。一緒に写真撮影。わざわざ紹介して下さるのがありがたい。10時頃、前もって連絡していたJNTO所長と再会。カフェに連れて行ってもらう。

画像24

「ハノイにいる日本人の現地駐在員に対しては、青空が広がるメコンデルタの気候をアピールに使えそうな気がする。直行便も何便か出ているし。」と言われる。確かに、自分自身もダナンの気候が暑すぎて、メコンデルタが恋しくなった時があった。20分程だったが、その他VITMに関しても会話を続けた。またハノイへ行ったときは、美味しいものをご馳走してもらおう。「数か月で、そこまでベトナム語理解できるってすごいねぇ」と言われた。インプットとアウトプットの日々だ。最後に写真を撮って別れた。ここでしか出会えなかった人々だ。

14時まで、同僚とブースにて仕事をする。たまに海外の方々が来られたときは、英語で紹介する。バイヤーなのか、セラーなのか、展示者なのか、もはや誰かわからないが、とにかく試食をしてもらう。海外の方々は、そもそもメコンデルタのフルーツすら知らない人々が多いので、味見をしてもらう。そして、買い方も教える。なぜなら、フルーツをそれぞれキロ売りされていたとしても、買い方がわからない場面はこちらの市場でよく出会うからだ。今後は、様々なフルーツをパッケージ化して1セットいくら、のような販売方法も需要があるのではないかと思う。私自身が、もしメコンデルタに初めてきたら、様々なフルーツを少しずつ試したいと思うからだ。

反面、ベトナム人は、フルーツやお菓子をすぐに購入していく人々が多い。

画像25

画像26

画像27

会場1階で開催されていたバーテンダーコンテスト。ビクトリアホテルやムオンタンホテル、マリオットホテル等からバーテンダーが集い、コーヒーやモクテル作りを競い合う。

インプットがとても多いが、まだ中部旅のアウトプットしきれていないまま、このITEに突入しているため、何も更新ができていない。しかし、睡眠が大事なので、寝る。7時頃、同僚達がホテルに戻り、みんなご飯行くというが、私は部屋で寝ることに。

画像28

…と、思っていたが、夜9時頃、外で購入した春巻きやご飯を持って帰ってきており、「マミ!これ食べてーーー!!」と起こされる。そんな日。

6.Day 2:メインブースにてカントー紹介、海外からのビジター

画像29

画像30

6時半起き、7時朝食、カフェ、Grabで会場入りが定番コースとなった。2日目のメインブース出展でも引き続きカントー紹介を行い、パンフレットの配布やお土産紹介等、来場者対応を行った。

この日も9時から16時まではビジネス関連の方々専用入場可のため、一般客はおらず、どちらかというと他のブース出展者の方々がパンフレットを持ってこられて紹介しに来る場面も多かった。私たち観光局側は、カントーの旅行会社のプロモーションもサポートしているため、各旅行会社のパンフレットを頂き、ブース出展の際はカントーの紹介と併せて旅行会社やツアーパンフレットの配布を行う。

画像31

この日は、欧州からの旅行専門家の方々の来場が多かった。準備していたフルーツの紹介やポストカードの配布も行う。自分が来場者側だったら、と思い痛感したが、「もっと情報が欲しい」。カントーの情報はもちろん、各フルーツの名称(ベトナム語と英語)、販売している手作りのスマホケースやココアパウダー、ナッツ等の生産場所や会社情報など。そもそも、自分も数ヶ月前はそうだったが、海外の人々にとっては、まずカントーがベトナムの北にあるか南にあるか、何があるのか、全くわからないはずだ。これは、今後の旅博の際の情報発信に重要だと思う。

7.Day 3:友人達との再会と旅行博巡り

画像32

ブース出展最終日。この日も朝7時頃に起き、同僚達と近くの路面店で朝食。ホテルから会場まで、歩こうと思えば10分程だが、みんなGrabを呼んでいるので、着いていく。連日、終了の際は展示物にカバーを掛けて、盗難に備える。もちろん開催期間中は厳重な警備のもと全て進行されており、安全管理は抜群なはずだが、「館内の誰が取っていくかわからないから」と同僚。

この日は友人達が訪れてくれる日。私は常日頃からとりあえず情報発信してみて、誰かから反応があったらその人々への更なる情報共有に全てを捧げる笑 何かしらのキーワードに反応してくれたら、それだけで私がインプットとアウトプットをする価値がある。

画像33

画像34

カントーにある旅行会社の紹介。ブースを使い、パンフレットを置いてもらう。しかし、友人も言っていたが、パッと見て、どれが何の紹介なのかがよくわからない。カントー情報と、いきなり中東へのツアー情報なんて、この配置の仕方も次回への教訓だ。

果物やお菓子は、ほとんど売れた。ドンタップ省でのブース出展よりも果物の売れ行きが良いのは、きっとベトナムの中部や北部の人々が購入していくからなのだろう。ドンタップ省では、ほとんどの参加者は南部の人々で、美味しく甘い果物は当たり前の光景なのかもしれない。

一般参加者でブースに来て頂いた女性がいて、最初私がベトナム語で商品を紹介していたら「日本人?」と日本語で聞かれた。「あれ、もしかしたら日本人かな?」と一瞬思ったが、より詳しく話してみると、ホーチミンに住むベトナム人で日本語と英語と越語を話すことがわかった。「なんで日本人がベトナムを紹介しているの?」と言われたので「カントーが好きなので」と答えた。なぜかめっちゃ嬉しそうに笑っていた。果物を購入された後、一緒に写真撮影をしてもらう。

友人達との再会は、突然訪れた。というか、目の前にいた笑 ずっと英語とベトナム語で紹介を続け、JNTOの方との会話も20分程だったので、やはり慣れ親しんだ顔を見て日本語での会話は安心する。実際は、私はブース出展に追われ、一緒に会場を周ることはできなかったが、「このイベントを教えてくれてありがとう」と言って頂き「共有してよかった」と実感する。後日、イベント参加者側からの素敵な気づきや改善点等を共有してもらったので、主催者側にも伝える。

画像35

ブースでのランチ。美味しいが・・・あぁ、プラスチックの多さが目立つぜ。サトウキビはそのままかじって水分だけ飲み、あとは捨てる。

午後は、初めて各ブースを周る。4日間いたのにも関わらず、前日午前中のシフトで午後は疲れきってホテルに戻っていたので、中をよく見れていなかった。

画像36

台湾ブース。パンフレットのデザインがやはりカワイイ。Farm to Tableのパンフレットは「農業とデザイン」の素敵なコラボレーションだ。

画像37

カンボジアブース。一日に何度か伝統舞踊を披露。日本で開催された旅博でもそうだったけど、カンボジアは伝統舞踊の披露が定着していて、実際に訪れたときに参加したくなる。

画像38

韓国ブース。写真撮影に大量の列が。ポップカルチャーの人気ぶりがすごい。韓国ブースの規模が大きかったのと、今回のITEで配布されていた冊子の裏面も一面韓国のこの男性陣!とても巨額な金の匂いを感じた。と、同時にやはり韓国は文化から入っていくのが上手いなぁと思う。ベトナム人の同僚は、そこまで韓国のスター達が好きではないと言っていたはずだが、いつの間にかポスターを持って帰っていた。

画像39

日本ブースでは浴衣の試着と記念撮影も。この裏では、ドン・キホーテも出展。もはや、これで来場者に会場内をまわってもらい、アピールしてもらうのも一つの手かと。(もちろん、盗難防止用にID等の預かりが必要になってくるが)

画像40

フィリピンブース。ブース前でショー!カラフルだ。

画像41

ベトナム航空。フライトスケジュール等を配っていた。

画像42

ベトナムでの大手旅行会社Vietravel。今回、会場のWiFiが弱くて、こちらのWiFiを拝借。お世話になりました。

画像43

The Craft Houseは、ホーチミンに何店舗か展開するお店で、地元のデザイナーや若手の作品を販売。

画像44

もちろん、ベトナム各省のブースも多い!ただ、結構ベトナム国内の各省ブースが点在していたのと、それぞれの地域色やアピールポイントがよくわからず、その上、なぜか同じメコンデルタの省のドンタップ省がメコンデルタ群からは遠く離れた場所にブース出展。うーん、このあたりは全体の配置に関していろいろ政治的な部分が隠れているような。

8.「最後の晩餐」と帰宅

画像45

最終日の夕方5時頃。会場内で帰宅準備開始。警備員の人々に「会場は19時までなので、途中の荷物搬送は不可」と言われるが、ここは強引に運び出す同僚たち。どう説得して出口を開けてもらったかは謎。…いや、もう着いていきます。なんてったって、ここから3時間半から4時間の長旅だ。

また来たときと同様、全ての物品を会場外の車まで運ぶのだが、私たちが出たときはまだ車は来ておらず、待ちぼうけ。約15分後、車到着。6時頃、ホーチミン出発。ありがたいことに、車内WiFi完備。ドンタップ省の外の会場も同様、こういった旅博や車内でもWiFiがほぼあるのはさすがベトナム。

画像46

19時半頃に、飲食店に寄り「最後の晩餐」を。このときのベトナム料理の美味しさを私は忘れない。カントーに戻ったのは夜22時頃だった。

画像47

画像48

今回の主催者側であるホーチミン市観光局の友人とも少し「今回のITEの目的や趣旨の振り返り」「達成率は?」などの話をしていたのだが、今回のITEに参加させていただき、どうしても私には「一体感」が感じられなかった。日本の旅博で感じた、「それぞれが全体を盛り上げよう」という意識が、ベトナムでは感じられなかった。もちろん、各旅行会社の人脈構築やツアー販売売上は大事なのだが、各国、各省、各旅行会社が、自分たちの「見た目」構築に必死だった。

今後もカントーではVITM(観光見本市)や日越文化・経済交流フェスティバルなどの大型イベントが続く。その間にも、日本の大阪で10月開催予定のツーリズムEXPOジャパンのベトナムブース出展の準備中だ。それまでに、今回の体験をすべて主催者側、観光局側にも伝える。その時はあまり理解されなくても、とにかく伝える。

以下はJNTO主催のセミナーやイベント情報。そして世界各地で2019年開催予定のイベントスケジュール。

日本政府観光局(JNTO)主催のセミナー・イベント情報

画像49

JNTO 世界で開催される旅行博スケジュール(2019年度版)


創造の場所であるカフェ代のサポートを頂けると嬉しいです! 旅先で出会った料理、カフェ、空間、建築、熱帯植物を紹介していきます。 感性=知識×経験 மிக்க நன்றி