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ベトナム・カントー市タンロック区の『フルーツの祭典2019』へ

旧暦の端午節(5月5日Tết Đoan Ngọ(新暦では6月7日、祭典自体は6月7日~9日の3日間))にあわせて、カントー市から車で1時間ほど&船で5分の場所にあるタンロック区にて本日から3日間開催されるNgày hội Du lịch “Vườn trái cây Tân Lộc” năm 2019(タンロックのフルーツの観光祭典)に観光局のブース出展を行った。

朝4時半に起き、5時半にオフィス集合、カントー市内から車で約1時間かけてトットノット(Thốt Nốt)区へ。

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タンロック区は島で、ベトナム南部の様々なフルーツが生産されている場所。エコツーリズム地としても有名。

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トットノット区からタンロック(Tân Lộc)区までは車のまま船に乗りこみ、約7分の船旅。

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川を渡る瞬間というのは、いつも旅人情緒を感じる。

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トットノットの港にある活気のある市場。

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島の中は、ローカルの風景が広がる。

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川沿いに生きる人々の暮らしは、たくましい。

この祭典は、文化・スポーツ・観光省とトット・ノット地区人民委員会が毎年主催。主に国内観光客の促進、果物の安全性、衛生管理啓蒙、自然への敬意、文化の継承と発展を目的とし、生産者、旅行会社、旅行者、人民委員会、観光局などを繋げる役割も担っている。

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メイン会場。ダンスパフォーマンスや音楽、スポンサーへの花束贈呈など。

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観光局のブース。竹とお花を使った自然豊かなデザイン。

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お土産に是非!アンザン省に住むご夫婦の手作り品。

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フルーツでできたアート作品。

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会場近くを流れる川が美しい。

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駄菓子屋さん。イベント会場自体が全て屋外で、人々の暮らしと出展ブースが織り成す風景が素敵。

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ココナッツガーデン。ここで提供される食べ物はほとんどココナッツが入っている。

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ココナッツガーデンのオーナーの方に、観光客の推移や現状等を伺っていたがが、今後外国からの観光客も増やしていきたいが、現状は在住の外国人とその家族や友人に留まっているとのこと。正直、私自身、数週間前まで全くこの祭典のことを知らず、交通の便は決して良くないが、デザインやコンセプトが非常に魅力的であり、今後もより多くの方々と関わっていき、どう「編集」していけるのかが楽しみだ。

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メコンデルタのオススメお土産!Rượu mân Sáu Tiaという、trái mận(写真の器の形をしたフルーツ)から作られたアルコール度数35度のお酒。

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お祭りについての新聞記事。

こちらで出会う人々、特に5つ星ホテルや政府関係の方々は、当たり前のようにスイスやオーストラリアに留学、出張などをしており、またカントーは農業分野でも発達している為、熱量が同じような方々と将来の話をするのは非常に面白い。観光業はとりわけ、医療やインフラと異なり、「先進国」の技術や経験を良くも悪くも生かせない、リバース・イノベーションが起こりまくる分野であり、今後も東南アジア発のアプリ開発やアクティビティ、サービスがどんどん進化&進出していくと思うので近くで関わり続けたいと思う。同時に、受け入れ側のサービスや教育の面では、今後大学とも協働できれば嬉しい。

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ちなみに、端午節に頂く果物や酒に漬けたもち米(rượu nếp)(写真右奥⬆のコップに入ったもの)は、体内の邪気を祓う効果(農業でいう、殺虫効果)があると言われており、ちょうど1週間ほど前にベトナム南部の珍味といわれるココナッツの木の幼虫を実際食べたばかりだったので、同僚に「マミの体内からようやく本物の虫がいなくなる」と笑われることに・・・。

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しかし、この祭典で初めて上司から頂いたアオザイ(ベトナムの伝統衣装)を着るも、1時間で汗だく。着物やサリーと違って下はズボンなのでトイレも大変、常にお腹を凹ませる体力が必須。でも公式行事に来ていくととても喜ばれるので、これからも着て颯爽と動ける体力と体重をキープしなければ。

その後の聞き取りで、このタンロック島には約2000世帯の人々が住んでいることがわかった。イベント開催中には約38000名の人々が来たとのこと。(ちなみに、ベトナムのイベント情報に共通することだが、この数は純粋な訪問者数ではなく、運営側、ブース出展者数なども含まれている) 

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