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【Day39】ベトナム63省バイク旅(Hà Giang省編)山々の合間を行く、ボートの旅路

あぁ、ここ数日は本当に天気が良い。朝靄すらも、透明感があるような。

部屋のテラスからの景色 水を置いてみる笑

朝5時半~6時頃までは、なんとか周りも静かなんだけれど、それ以降はすでにバイクやトラックが走り出す。みんな朝から元気だな。この辺りは日中暑すぎることも無いので、10時頃から活動を開始しても大丈夫なはずだけれど。(ホーチミンやカントーだと、8時頃から既に汗かくくらい暑いので、5時~7時は若干暑さを凌げるゴールデンタイム)

今日は、連絡していた日本人の方がここ周辺にたどり着く予定ということだったので、今晩もう1泊延泊することにした。この周辺で2泊する人はなかなかいないだろうな、と思いながら、せっかくなので近くのボート乗り場までドライブを楽しんで、時間があったらボートにも乗ろう。

193Aの道を北上していく

この、193Aの道のりが結構険しくて、思いっきり蛇行している上、砂利道や穴も多いので、最初先に進もうか躊躇った。そして、その細い道をなんと観光バスも通るので驚き。

ちなみに、全く関係ないけれど、私はgooglemapの言語設定を英語にしている。(英語訳追加されていない場所は、だいたいその国の言語で表示される)理由は、道を聞くときに便利だから。外国人に道共有するときとかも、お互いにとって見やすい。

地元の方々のものなのか、たまに何もない場所でバイクだけ見かける。細長い道に続いているのか、近くで仕事をしているのか。20分程、川の下流を目指して、蛇行しながら、下りながら、バスと砂利道と穴を避けながら、ようやく、ボート乗り場がある川の下流にたどり着く。

バイクの駐車場のおっちゃんに、なぜ日本人がこんな場所に1人で来ているのか、不信感丸出しで聞かれる。このハザン省のボートに乗っているのは、ほとんどがベトナム人観光客。そして、グループツアーに組み込まれていることが多いので、外国人+バイク+1人(そして、中途半端なベトナム語を話す笑)という構造は、やたら不思議なのだろう。私も、何が自分をここに導いているのか不思議でならない。笑

まぁ、そんなおっちゃんも、「ここまで来たけれど、ボートに乗るかまだ検討中です」という私に、「なんでここまで来てボートに乗らないのか!チケットはあの場所で購入して、ミニバンでボート乗り場まで行って、ボートに乗りなさい。とても良い経験だよ。」と案内してくれた。

まぁ、120.000VND(700円程)だし、1時間ほど乗るか。時間もあるし。

駐車場から、ボート乗り場までは、乗り合いのバスに乗って5分ほどで到着する。ベトナム人のツアーグループの方々と一緒になり、一人の男性の方がツアーガイドらしき人に、

「この川の向こうは中国かね?」と聞いていた。確かに、今、私たちは、中国との国境付近の場所にはいるけれど、そんなに近くは無い笑

Bển thuyền hẻm Tu Sảnという場所がボート乗り場で、この川はSông Nho Quếだ。この辺りは、地図上で見ると近くに感じるけれど、実際の道は蛇行しまくっていて、舗装されていない場所も多いので時間がかかる。

ツアーガイドの方が優しく「ベトナムですよ」と伝えていたけれど、男性は「ほぉー--あれは誰の家ですか?」と川の向こうの家を指さして聞いていた。いくらツアーガイドでも、そこまで知らんやろっ笑 と心の中で突っ込みながら、ボート乗り場に到着。

ボートに乗る観光客目当ての飲食が多々売られている

駐車場付近で購入したチケットを見せて、いざ乗船!完全にベトナム人観光客に混じる。

ボートの左右に椅子とライフジャケットが用意されていて、乗船中結構みんな前方や後方に移動して写真撮影したり、風にあたっていた。一番止めてほしいのが、船に乗りながら、タバコ吸って、しかもそれを写真撮影している人々。笑 ダサい。が、私はただの外国人観光客。一番遠い席に座りながら、できるだけキレイな空気を吸う。

「あぁ~とても静かだな~」川の流れも穏やかで、自分の世界に入りかけた瞬間、爆音でのカラオケが始まる。

でた!!!やっぱり、ベトナムだった!!!ここに静けさは求められない!!

しかし、景色は最高だった。断崖絶壁に宿る多くの生命を見た。太陽の光の差し込む光景を、さまざまな角度から見た。駐車場のおっちゃん、背中を押してくれてありがとう。乗って良かった!

そして、どのような辺境の観光地にもある、レンタルドレス。ベトナム人の若者(特に女性)は、こういう衣装をレンタルしてボート上で記念撮影をしまくっている。

外国人観光客にとって、より興味があるのは、この地の歴史や少数民族の暮らし、ハザン省全体の環境保護活動や地理なんだけれど、そういう「ガイド」というのは一切無い。それは、ツアーガイドを雇えってことなのかな?日本では、遊覧船とか乗ると、必ずあるよね案内。

帰りの道のり
16時頃 ちょうど良いところにトラックが通ったので写真撮影

部屋に帰って、少し休憩して外に出たところで、日本人の方と出会う。一応、初対面だけれど、以前一度だけベトナム人の方のスマホ画面を通して、少しだけ話したことがあったので、すぐにわかった。

その後、数日間至る場所でお世話になるのだけれど、とりあえず今晩はBBQを楽しむ。この辺りは、朝晩は少し冷え込むので、そんな気候での暖かいBBQは最高に美味しかった。


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