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ダナン国際マラソン2019のハーフマラソンに参加してきた

2019年8月11日(日)に、ベトナムの中部都市ダナンにて開催されたダナン国際マラソン2019のハーフマラソンに参加してきた。ベトナムに住んで4ヵ月が過ぎ、宮古島、ホノルル、済州島、那覇、福岡、そしてダナン。今回は、今まで国内外のマラソン大会に参加してきて感じるマラソン大会参加の魅力と、今回のダナンのコースについて紹介する。

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やはり海沿いのコースは魅力的!

大会参加を決めたのは、マラソン参加登録締め切り1か月前。実際の登録は締め切り1日前。いつもギリギリ。このYouTubeの映像を見て、「この橋を走って渡りたい!」と思い、仲間に声を掛けて3名の10キロ走者と2名の応援者と一緒にダナンへ。しかしこの橋、若干、サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジに見えるのは、私だけだろうか。

実はこのマラソン大会、昨年の優勝者が日本人であり、日本人の間でも昨今よく知られている、海岸沿いと2本の橋を渡れるコースが人気だった。私は、偶然ベトナムや東南アジア諸国のマラソン大会を調べている際に見つけた。

マラソン大会に参加する、というと必ず「もともと学生の時に走っていたのか」とか「運動部だったのか」と聞かれるが、私がマラソン大会に出場するようになったのは2017年。1年半前だ。走りだすと、景色の見え方が変わる。応援してくれる子供たちに元気づけられる。みんなと一緒だから頑張れる。自分との勝負で走った距離は裏切らない。普段行けない場所へ行ける。旅のスタイルがより面白くなる。マラソン大会に参加することを決めると普段から少しずつ走ることができる。いろいろ理由はあるが、私はきっと「生きている」と感じられる瞬間が好きなのだろう。

マラソン会場とスタート地点
ダナンにはマラソン大会前日の昼頃に到着。ホテルでチェックインを済ませ、近くのマラソン会場まで徒歩で向かい、Race Kitを取りに行く。パスポートを見せ、Tシャツのサイズを確認してチェックインをすます。

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マラソン大会ボランティアの方々が活躍。

会場の目の前は海だ。

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ハワイのワイキキビーチとオーストラリアのゴールドコーストを思い出した。この辺りは今後、さらに建設中の高層ビルが建ち、物価もどんどん高騰するのだろう。

前日の夜は、8時頃にはホテルの部屋に戻り、朝3時起きに備える。

ハーフマラソンとフルマラソンのスタート時間は4時30分。4時から、走者が会場に集まりだし、アナウンスが始まる。準備運動等は各自で、10分ほど前からWave1の場所へ移動。Wave1というのは、予め登録の際に自分の予想時間を記入しており、その時間に応じて割り振られる走行スタート区分だ。

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辺りは真っ暗だ。スタート時、カウントダウンが始まった、と思ったらまずはフルマラソンのWave1の走者がスタートした。再度、ハーフマラソンのWave1の走者のスタートのカウントダウン。実際に並び始めてからスタートまでの時間が短い点は良かった。那覇マラソンは確か40分程待った。

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フルマラソンとハーフマラソン参加者が、スタート地点に向かう。

今回、事前の練習がほとんどできていなかった。というより、30分程しか走っていない。ハーフマラソンだから、というどこか調子に乗っていた部分もある。

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朝4時40分にスタート!

5時15分頃には太陽が昇り始め辺りは朝焼けが。ちょうど、1本目の橋を渡った後だった。写真撮影を何枚か行う。

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一瞬にして辺りは明るくなった。それにしてもダナンは都会だ。リゾートエリアを中心に、橋を渡ると市内なのだが、英語表記が目立つ。そして中央に、新宿のモード学園!(のような建物)

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各4キロメートル地点に置かれているエイドステーションや水やバナナ等の給水所は、他の国々の大会よりも少し運営体制が気になった。何より、水の補給が追いついていない。そして、コップに注いでいる水はペットボトルの水で、余計に時間がかかる。走者は止まりたくない人々、給水所では止まって足を休ませる人、歩き始める人、それぞれいるので、できる限り止まりたくない走者に向けて、コップの水がすぐに供給できるように、と思うが、ペットボトルごと取っていく走者が多かった。そして、半分も飲まずに捨てる人や、頭から水をかぶる人などが多かった。

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道がとても整備されていて走りやすい。川沿いでは、早朝から太極拳のような運動をしているグループを何組が見た。

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今回、1本目の橋を渡って、ずっと川沿いを走るルートだったが、その間何本もの橋を見ては「これで渡って帰れる!」と思い、そしたらその橋は渡らずその先まで道が続く、という瞬間が3度ほどあった。ようやく橋を見つけた、と思ったら結構な急斜面。ここが醍醐味なのだが、15キロ地点でまた足が痛くなった。

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Youtubeでも見た、「あの橋」を渡る瞬間!みんな、写真や動画撮影をしていた。ここを渡るためにハーフマラソンを走ったといっても過言ではない。

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橋を渡る。きれいな景色だけではなく、下のゴミが目立つ。

フルマラソンを何度か走っていて、ハーフだから、とどこか余裕で参加したけど、これは精神の問題というか、フルマラソンを走っているときのハーフ地点と、ハーフを走っているときのゴール地点というのは気持ちの持ちようですごく感覚が異なる。海沿いはとても良かったのだが、目の前を何度かバイクが通り過ぎて行ったのには疲弊した。

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そして、やはり目立つゴミ。マラソン選手に、コース確認を踏まえたツアーを実施し、同時にコース清掃もできないものだろうか。

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スタート地点とゴール地点は同じ場所で、見慣れた海沿いのコースに戻ってきた。

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ようやくゴール!!

このコース、フルマラソンだとハーフマラソンと同じコースを2周走ることになっていた。つくづく、今回はハーフマラソンにしてよかったと思った。ゴールした瞬間、応援者の1名が待っていてくれた。予想以上に遅くなってしまったのに、感謝。

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また一つ、メダルが増えた。橋を渡るマラソンコースは初めてで、海沿いも素敵な景色だった。朝、ホテルで朝食の時間をすでに予約していたので、Finisher's Tシャツをもらい、まずはホテルに帰る。記念写真撮影をして、その後はカフェ巡りや観光へ。

筋肉痛になりながらも、こんな旅を、私は今後も続けるのだろうなと思う。

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