地に足をつけた暮らしを【本:ふたりからひとり】
忙しいからって、人に頼らないこと。
はじめてのお見合いの席で「空気みたいだからいい」って言われて、好きとか嫌いとか、そういう感じじゃなかった。たた、結婚して、不思議によくなってきたという感覚は、わりあいに一致していた。いろいろあったけど、この結婚はよかったと思います。こうして振り返ってみれば。いろんなことが違うけど、遠くを見る方向は一緒だったのね。
何かをしようと思って行動を起こすんだけど、やることを忘れちゃう。そういうときは、ふりだしに戻って考えてみる。思い付いたことはすぐ動かないと。
便利な世の中で、見えないところで失っていくもの。地に足をつけた暮らし。
自分の手で、自分の暮らしを良くする。
暮らしを豊かにすることは、私は当たり前のことだと思っていて。私はほかの人がやれない自分だけの暮らしをやろうと思っていて、それが夢だった。それには結婚しかないと思っていて。それ以外、何もできなかったですから。働くより、食べさせてもらって、自分の好きなことをやったほうがいい。
消費社会になり、みんなは働いて稼いで、それで得たお金で物を買うけど、私は自分で作り出せばいいと思った。
世の中の出来事にはあまり興味はなく、自分の感性を大事に。
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