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3.在住者オススメ!ベトナム・カントーのカフェ10選

1年半程、更新を怠っていたカフェ10選編(笑)。最初に書いていたのが2019年の6月なので、もはや2年前。カフェ巡り自体が楽しくなると、書く時間が無くなる・・・という言い訳。きっと将来、カントー市に来る人々が増えて、女子旅も増えて、カフェ巡りのために読んでくれる人がいるはず!そして、現在カントーに住んでいる数少ない日本人と日本語を話すベトナム人の友人たちに向けて。

1回目のnoteでも書いているように、WiFi接続や充電に関しては心配不要で、ほとんどのお店では延長コードすら常備されていて、どこに座っていても充電可能です!(WiFiのパスワードはレシートかテーブルの上に記載されていることが多く、無ければ店員さんに聞けばすぐに教えてくれます)

で、ネット環境に関しては全く問題ないのですが、あとは最近、運だなとw時間帯やテーブルの配置によっては、地元の学生達が討論やプレゼン準備といった会話形式の作業を行っている光景も良く見かけるので、急に騒がしくなることも。

それではまた、10選どうぞ!

1.Quán Cà Phê Cúc Cu 

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カントー市の中心部、ニンキエウ埠頭からも歩いて行ける距離にあるこちらのカフェは、1階と2階席があり、2階席には中庭風のゆっくりできるスペースが。飲み物も定番のコーヒーから北部のエッグコーヒー、数多くのフルーツティーも!麺類の食事も豊富。

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壁に音符が描かれているオシャレな空間。そういえば、カフェに自転車と花が置かれていることが多いな。

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右の豚のお賽銭も良い味を出している。

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本物の花と一緒に運ばれるフルーツティー。スタッフの方に言うと、お湯も追加で入れてくれます。


2.GOON YARD Coffee

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KSOULというホーチミンのデザイン会社によって建てられたこちらのお店。輸送コンテナで建設された建築物の総称であるカーゴテクチャーだと、saigoneerに記載が。

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なぜか文字はスターバックス、コンテナの雰囲気はマレーシアのクアラルンプール国際空港で宿泊したカプスール・バイ・コンテナホテルを思い出した。ちなみに、このカフェがある通りは Mạc Thiên Tích という通りで、川沿いに何度もうねりながら数多くの飲食店が立ち並ぶ場所。そこに突如として現れるこのカフェを見た瞬間の驚きを、忘れられない。

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中の席からの眺め。ちなみに、この風鈴(風)の装飾は手作りで、カラフルな布生地を別々の柄と組み合わせて繋げている。そしてカーゴテクチャーに組み合わせるとは!斬新なアイデア。

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窓際にはソファー席、店内中央にはテーブル席が。若者が多い。

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コーヒー、フルーツ系のドリンク、スムージー、各種ケーキなど、種類が豊富に揃う。値段は30K~60K程。


3.The 80's icafe 

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こちらも同じく Mạc Thiên Tích 通りにある最近オープンしたカフェ。この煉瓦と光り輝くネオンよ・・・。

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ここはとにかく、席数が多い。大人数で集まるのにも最適。ただ窓側は時間帯によっては直射日光が直撃し、とても暑いので避けるべし。

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この辺りのソファー席がオススメ。広々としたテーブルで、めっちゃ作業集中できる。

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反対方向から見た景色。この奥にお手洗いが。

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誰か欧米の人も口コミに書いていた気がするけれど、冷たい飲み物のカップがプラスチックなのは残念。飲み物自体はとても美味しい。あと、スパゲッティやフォーなどの食事もあるので、食べながらパソコン作業したい人にはとっておきの空間。夕方以降は学生達で込み合い、ここの席が全席埋まることも!


4.Quán nước Hoa Yên

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Hoa はベトナム語で花。Yên は、平和(yên bình)、安心(yên tâm)、静か(yên tĩnh)など安らぎの意味で使われることが多く、また日本の通貨も yên と呼ばれることから、とても良い意味で、多くのカフェの名前として使われています。もう、カフェに入った瞬間から、恋に落ちた。

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ここに籠って、本が書きたい。(・・・と何度至る所でいろんな人々に話しているのだろう。2021年、書きます)ちなみに、絵画は販売もされています。

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Hôm nay Hoa Yên có ...  「本日、Hoa Yên には以下の商品があります」という意味のプレート。ベトナムでは、早朝に行っているのにも関わらず、「その商品は売り切れた」とかメニューに書かれている商品すら「無い」と言われるものも多く、細かいけれどこうやって記載して(しかも、読みやすい文字で!笑)くれるのは有難い。

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レジの手前ではカカオやコーヒーの販売も。そう、これよ。もっと、街中のオシャレなカフェで、いろいろ販売してほしい。そして、英語版の観光冊子をもっと配布してほしい。(あ、これも私だった)

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2階の竹空間にある特等席。

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そして、その奥の席は半個室になっていて、扉を閉めてカーテンをかけながら、プレゼンをしたり、語学教室を実施したり。ちょうど、この写真を撮ったあとに、英会話教室が開催されていて、テーマはカフェでのオーダーの取り方だった。あぁ、こういうの、素敵だわ。

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ここも2人掛けのテーブル席。ベトナムでは、カウンターじゃなくても横並びで並んで座る習慣があり、カフェのテーブル配置もよくそのようになっている。

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とてつもなく美味しかった、クロワッサン・・・のような、柔らかいもちもちパン。練乳つき。

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夜のライトアップされた空間もまた素敵・・・。19時以降は、ほぼみんな家に帰っていくので、ほとんどお客さんがいなくなる。

最初に訪れてから、何度も足を運んでいるお店。


5.Trung Nguyên E-Coffee Ninh Kiều

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ベトナム最大のカフェチェーンのひとつである "Trung Nguyen"
創業者のダン・レ・グエン・ブー氏が25年程前、医大に進学するも「ベトナムは世界有数のコーヒー豆産出国なのにこの国のコーヒー市場はなぜ小さいのか」という素朴な疑問からだった。らしい。

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カントーにも至るところにあるこのカフェチェーンだけれど、このお店はコンパクトにまとまっていて、お客さんが少ない穴場(笑)。あ、もちろんコーヒーも美味しいです。時々、家族で他のお店から食事を持ち込み、カフェをしている光景も見られるけれど、大抵みんなパソコン作業に集中しているので、とても利用しやすい。

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桜の木と共に。集中したいときは、こちらに。ソファー席には、もちろんコンセントつき。


6.Mag Coffee & Tea

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こちらのカフェは、Magnolia's Can Tho という宿の1階にあるオシャレなカフェ。オーナーが日本に行ったことがあり、店内にはその際に購入されたお茶や桜をモチーフにした商品が並ぶ。

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ドリンクメニューも豊富で、価格も25K~30Kと良心的なので、いつも小腹が空いた時や喉が渇いたときに立ち寄るお店。そして、何よりも、ここにはとてもフレンドリーな学生スタッフがいて、いつも流暢な英語で話しかけてくれる。(カントーでは、英語が話せる人がほとんどいないので、とても貴重な人材だ)

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ライチとチアシードとアロエ。大好きが詰まった1カップ。プラスチックだけれど。

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きっとまた、私はあの青年に会いに行く。


7.Quán Hoa Hướng Dương 

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こちらは多くの飲食店や洋服店が立ち並ぶ Nguyễn Việt Hồng 通りから、Hẻm 1 (路地)に入った場所にある静かなカフェ。

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友人の自宅にお邪魔したような感覚。このカフェには自由に動き回る猫がいて、たまに隣に座ってくるのです。(けれど、残念ながら写真撮るチャンスを逃す・・)

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夜に行くと、お客さんも少ないので静かな空間でゆっくりできます。


8.Hoa Yên An Bình

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上で紹介した Quán nước Hoa Yên の姉妹店。偶然、google map で Hoa Yên と検索していたらヒットしたカフェで、地図上で見ると少しカントー市街地からは離れていたけれど、友人達を誘って訪問。

この扉を見た瞬間、「当たった!」と思った。心が躍る。

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無造作に置かれた観葉植物と畑と池とローテーブルと、メキシコを思わせるサボテンと、必要なのかわからない木製のドアと、全てが斬新で面白い組み合わせ。でも、またこれが居心地が良い。

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静かなフラワーカフェ!
まぁ、現実は写真撮影をする地元の若者たちで溢れかえっている空間だけれど、ネーミングが大事なのです。

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暑い休日の昼間に、また暑いフルーツティーを。お湯もセットで。そしてベトナム北部名物のお菓子!

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本棚もあって、何よりも目立つカオナシ!

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レジ前にもカオナシ!

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家庭菜園ならぬカフェ菜園。そして菜園ビューの席。限りなく素朴で自然なバー・・とでも言いましょうか。オシャレ。

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これはまさに・・・トトロの世界!

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そして陶器の販売も。地元のみんなはセルフィ―写真撮影に忙しそうだったけれど、私は風景写真を撮りまくる。良いな、陶器。

ここは、バイクが無いと少し不便な場所にはありますが、ここに来るためだけにバイクを走らせる価値のある空間です!


9.Mini Beach 

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カフェとして、少し変化球(?)の場所を。ここは、Mini Beach。日本の夏の湘南を思い出させる、名前そのままの小さなビーチ。まぁ・・・青い海は臨めませんが、川のビーチを。キレイに手入れされた花々が咲き誇る。

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この写真だけ見たら、ハワイに来たともいえるかも。ヤシの木とテーブル替わりに使うドラム缶、看板、吊るされた電球等、全てが良い味出しています。ココナッツジュースが1杯25Kと安くは無いけれど、場所代だと思えば納得がいく価格。引き続き整備を頼みます!

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ダラットやサデックから運ばれた花々と背後にはカントー橋が!

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実際は、とても直射日光が強くて暑いのですが、パラソルもたくさんあって川風が気持ち良い場所です。是非、一度訪れてみてください。

https://www.facebook.com/mini.house89


10.Tiệm Trà Cỏ Ngọt

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路地(Hẻm 102)を目指して辿り着く素敵な隠れ家。ダラットにある Woodstock coffee を思い出す。和風の茶屋、屋内スペースからテラス席まで、思い思いの場所で写真撮影を!それにしても、ベトナム女性は、なぜこうまでしてダラットに憧れるのだろうか。カントー市の至る所にあるミニ・ダラット空間は、また日本文化との融合のように、面白い場所。

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Hoa Yên にもあった、この魚のモチーフ。
「これ、どういう意味?」と同僚に聞くと、「日本の文化を真似たんだよ」と。どの文化だろうw 鯉のぼり?魚を天井から吊るす・・・。この、頑張って真似たけれど、当地の人間からはよくわからない、この感覚もまた、嫌いではない笑 

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" ・・・and me? I will write both my dreams and my own reality."

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"Hãy để tôi đưa em, Vào một nơi êm đềm. Khi tim còn đang trẻ, Khi ta còn say mê" ~あなたをあの平穏な場所にお連れしましょう。心が若く、情熱に溢れていた時へ~

毎日カフェを巡っていて、気づいたことがある。「素敵だな」と思って感覚でふと入った場所や、「こんなカフェ、他に無い?」と友人たちに聞いて周った場所には、どこかで何かの繋がりで日本文化に影響を受けていた。オーナーが日本に行って桜に魅了されたとか、日本語の持つ魅力に惹きつけられたとか、日本文化が好きだとか、やたら陶器が多くて生産地を訪ねたら日本だとか。何も見た目に見えるものだけじゃなくて、オリジナルの商品を販売する工夫や、食べ物を運ぶときの作法や、オススメ商品の案内といった、細部に宿った「想像力」。きっと、文化というものは、そんな風に、お互い交わりあって新たなものを生み出す魅力もまた備えているのだろう。ベトナム人が描く日本の姿は、どこか私も懐かしくなりつつ、この灼熱の大地と生い茂る緑に描くから、また素敵なんだろうなと、ふと思った。この「誇り」を取り戻す感覚。

以前書いたお店で、何度も通っているカフェや、まだまだ行けていない場所がたくさんあるけれど、また次の機会に。

・Yên Coffee 
https://www.facebook.com/yenartist

・Tojime Coffee
https://www.facebook.com/tojimepottery

・Côti Cafe 
https://www.facebook.com/coticafe

・NAR ROZA coffee 
https://www.facebook.com/Narroza-coffeetea-101679568588552

・Tiệm Cafe Chill Ga Cần Thơ
https://www.facebook.com/GaCanTho.10trandainghia

・Chò Nâu - Minimalism House and Tea, Coffee Hieu Otis
https://www.facebook.com/chonauhouse

・Tui Cafe
https://www.facebook.com/Tui-Coffee-C%E1%BA%A7n-Th%C6%A1-114138210286026

・Tiệm Cà Phê Họa Mi
https://www.facebook.com/Ti%E1%BB%87m-C%C3%A0-Ph%C3%AA-H%E1%BB%8Da-Mi-117132160133605

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