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青の日々、日本の感性と台詞たち

外出する予定の無い日の雨が好きで、それが連休だろうが1日だろうが、今までの「見たい映画」リストに入れていたものを一気に観る。本当は「青の夏」というタイトルだった。いつしか、夏が過ぎて、冬を越して、暖かい日々がまたやってきて、こんな過去の「休日」を積み重ねたnoteができあがった。

日本を代表する新海誠監督や細田守監督が描く色彩美は「時空」がテーマになっているのが多いからか、見た映画のほとんどのジャケット写真が「空」だったことに気づく。そして、編集や作家としても活躍される川村元気氏。川村氏の物語の中には、別の名作の台詞も散りばめられているから、「見たい映画」リストがまた増えていくことになる。

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天気の子(監督:新海誠)
・人の心は空に繋がってる
・天気の治療
・天気とは天の気分
・借り住まいさせて頂いているのは人間
・天気の巫女には悲しい運命がある
・世界なんて、どうせもともと狂っている
・もともと最初は海だった

さるびあ丸、お台場、森美術館、東京タワー、国立競技場

企画・プロデューサー:川村元気
音楽:RADWIMPS

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サマーウォーズ(監督:細田守)
・人間は落ち着きが肝心ですよ
・一番いけないのは、お腹が空いていることと一人でいること

時をかける少女(監督:細田守)
・Time waits for no one 
・待ってられない未来がある

君の名は(監督:新海誠)
・ずっと何か、誰かを探している
・でも、確かなことがある。私たちは絶対、会えばすぐに分かる

おおかみこどもの雨と雪(監督:細田守)
・花のように笑顔を絶やさない子に育つようにって
・引っ越そうと思うんだ。どちらでも選べるように
・小学校に行かない奴は見どころがある。エジソンと、わしがそうじゃ
・しっかり生きて!

君の肝臓を食べたい(作家:住野よる)
・偶然でもない、流されてもいない。私たちはみんな、自分で選んでここに来たの
・(生きるとは)人と心を通わせること
・好きなのに嫌い、楽しいのにうっとおしい。そういうまどろっこしさが、人との関わりが、私が生きてるって証明だと思う
・本当にありがとう、あなたのおかげであの子はしっかり生きることができた

バケモノの子(監督:細田守)
一人だって生きてやる。強くなってお前らを見返してやる
・それがあいつの才能であり不幸だ

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世界から猫が消えたなら(作家:川村元気)
川村元気『億男』『告白』『四月になれば彼女は』『電車男』
・何かいい物語があって、それを語る相手がいる。それだけで人生は捨てたものじゃない『海の上のピアニスト』
・何かを得るためには、何かを失わなければならない
・こうやって何かを犠牲にしながら、一日を生き延びていくのだろうかのだろうか
・人生は近くで見ると悲劇だが、 遠くから見れば喜劇である『チャップリン』
・僕は本を読むと先に結末を読む。読み終える前に死ぬのは嫌だから。
・映画『ブエノスアイレス(Happy Together)』
・人生を秒とか分とかで区切って不自由にしているのは人間だけだ
・あなたのおかげで、この世界がかけがえのないものでできているって知れたから

川村元気さんインタビュー

「人は、自分の意志でコントロールできないものが3つあります。死とお金と恋愛です。『世界から猫が消えたなら』では死を、『億男』ではお金をテーマに書いたので、今回は“恋愛を書く”と決めていました」
「誰かが好きで、苦しくて、嫉妬に苛まれたという経験をほとんどの人がしているはずなのに、10年20年たってくると、みんなドライにやり過ごしている。なぜなんだろう? その答えを探しに冒険に出たという感じですね」
恋愛って、生身の自分の見たくない部分、恥ずかしい部分がどうしてもあらわになってしまう。見て見ぬふりをして先延ばしにしていることもたくさんある。それをひとつひとつ俎上に載せた小説なので、自分の内側の問題と向き合うような気持ちになってもらえるのかもしれません。」



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