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ありがとう、2023年。私は、ただ、自分らしくありたかった。

寒い冬の街が嫌いで、思えば毎年海外逃亡していた気がするけれど、今年は南インド駐在生活から東南アジア、秋の中央アジア、中東の旅に出かけていたので、なんとか寒さから逃れられた。

恵まれた環境で、好きな場所で仕事をして対価を得ながら、自分の能力や才能を伸ばして社会に価値を提供しながら、それでも大好きな南国への旅ができる人生を知った。

自分が進むべき道が定まると、急速に発展・成長できることを知った。

飲み会とかで短期的にストレスを発散せずに、化粧品とか美容院とか外見に気を遣ったり消費せずに、時間とお金の充実した「使い方」を知った。

今の状態こそが、思い描く理想の「生き方」だった。

この環境、日本では得られなかったけれど、日本人としての特権は戦略的に活かす必要があった。

私は、ただ、自分らしくありたかった。
「自分が好きな自分を生きる」とは?を繰り返し考え続ける。


2022年は、とにかく足場を固めるときだった。ベトナムの東西南北を旅しながら、思考を固めた。そして、2023年は、バイクで軽く事故って、前歯が欠けて始まった年。偶然目の前の店主が、シンガポール産と書かれたオロナイン軟膏のようなものを持って駆け寄ってくれた。雑菌消毒、大事。

欠けた歯を鏡で見ながら思った。
「これ、自分が有名モデルとかだったら、一生の終わりだったな。」

・・・まぁ、幸い、私はただの地球上80憶人中の無名の1人なので、食べ物が食べづらくなることだけが心配だった。

ベトナムで駆け込んだ歯医者の力量に感服しながら(聞くと、日本に留学経験があり、歯科医師の技術を日本人歯科医師から学んだとのこと!)、日本に戻り、浅草神社で交通安全のお守りを買ってから、タイでタイマッサージの資格を取得してから、インドへ渡った2023年。

何も後悔はしていない。五体満足である限り、またいつでも旅に出たい。
というか、いつでも日常を旅する感覚と好奇心で満たしたい。

南インドは、知れば知るほど、面白い。
南ベトナムと同じで、これは「恋」ではなく「愛」なのだと思う。

交渉や理不尽さがつきものだけれど、なんとか中間地点を見つけて前に進めていく。「なんやそれーー!」と叫びたいことはたくさんあるけれど、それでも憎めない。相手が自分のことを好きかどうかとかではなく、ましてや個人に対するものというよりも、とにかくこの社会や人々に少しでも良い価値を与えたい、という無条件の愛。

南インドと南ベトナムの人々の共通点で、個人的にとても尊敬しているのは、相手を見た目で判断しないこと、差別しないこと。そして、いつも相手の健康(とくに、ご飯食べたか、お腹空いていないか)を気にかけていること。日々、とても多くを学んでいる。

私は普段、国際政治や国際関係、公共政策、広報外交を中心に学術関係や芸術関係の方々との繋がりのほうが強いので、南インドはそんな環境にピッタリだ。でも同時に、経済関係や日系企業(運輸業、商社、コンサル、食品関係等)の方々と話していても面白いのは、インドって本当に住む場所(勤務地)によって人々も言語も文化も、「仕事のし易さ」も異なる点。

例えば、西ベンガル州の州都コルカタは、植民地時代の歴史的建築物や文化遺産も数多く残る、芸術と文化が栄えた一大文化都市でもあるけれど、とにかくベンガル人とのビジネスや交渉に手を焼く方々が多いのだそう。(プライドの高さと意地が原因なのだろうか?)特に企業に勤めている方々を悩ます、州政府の姿勢やころころ変わる態度、政権、それに税関、輸送事情。

でもね、とにかく日本人に引き続き言いたいのは、「自分の目で見て、聞いて、体験する」を猛スピードで実践し、繰り返していくこと。PDCAサイクルを70%でいいので、とにかくスピードを速くしていくこと。

いろんなところから情報集めて、頭でっかちになって、時間かけて予防策練って、失敗しないように計画立てている時点で、負のサイクルに陥っている。そんな環境では、少なくとも私は、自分らしく生きることができなかった。

まさにこの感情を、うまく伝えてくれているYoutubeがあった。

Q. What's the one common characteristics you found every successful person has, and gets people where they want to go?

A. People get where they want to go because they know where they want to go. Most people do not know where they want to go. Most people are going and are driven by what they think they should do, what other people say they should do… the most important question people need to ask is "What do I really want?" Once you can establish yourself for what the answer to that is and have everything you do, every choice you make, move into the direction of what you say your vision is. When you do that the forces of life rise up to meet you. The reason why most people have such chaotic lives is because they are living in chaos in their head, and as soon as you get clear, it clears up.

「どこに行きたいか」がはっきりすると、その過程における選択や道筋が、自然と繋がっていく。この「どこ」というのは、場所ではなく「生き方」そのもの。

とにかく、知的好奇心が満たされる瞬間が好きで、そんなことを繰り返しながら進める仕事が好きで、サバイバル精神を養える。周りと比べたりすることが無くなり、資本主義社会の物欲から一切解き放たれ(?)、自分らしくいられる環境があった。

生き方に「魂」を感じられる人々が周りにたくさんいた。
インド人だけじゃなく、素敵な日本人家族にもたくさん出会ってきた。

「自分がどういう環境で活きるのか(活躍できるのか)」には、もっと敏感になったほうが良いと思う。とにかくディープ・フェイク、噂話、他人の行動、全ての情報が入りすぎる社会。「それ、知ってどうするの?」という情報がありすぎる。他人は他人だから、とにかく自分を知る必要がある。

何をしているときに、自分は心から幸せを感じるのか。わからないよ、こればっかりは、自分にしか。そして、果てしなく長い時間を要するかもしれない。やりたくないこと、嫌なことを避けることから始めるのも良いかもしれない。とにかく、どうにかして自分の人生には自分が責任を持って、主導権を握って、進む。

名前占いには、以下とあった。

名前の響きの五行は「水」で、
「どんな環境にも溶け込める順応性のある人」

・卓越した眼力の持ち主
・多くを受容し多くを生み出す力がある
・人間性を磨く努力を怠らない
・好奇心が旺盛なため、読書や勉強の環境があれば、将来は学者や研究者、医者になる可能性も高い。また、じっくり最善の選択を考え、小さなチャンスも逃さないため、起業家にも向いている。
・才能を磨く努力
・直観力と行動力がある
・健康管理に気をつけているので丈夫な身体の持ち主
・頭の回転が早く、魅力的な人柄とウイットに富んだ会話が得意
・仕事にも誠実に取り組み、熱意が実を結んで成功する
・人情に厚く誠実な性格だが人の好き嫌いがハッキリしている
・上手に人を立てるので信用も得る
・考力が高く、人の心を察する力に優れ、臨機応変に対応することが得意
・女性は特に吉運で、才媛・良妻賢母となる。家庭運、子供運、健康運に恵まれ豊かな晩年

「占い」を信じるか、信じないかは別として、こういう人柄を表す形容詞は知っておきたいよね。日本語だけじゃなく、多言語を学んでいると、周りの人々を褒めるのが非常に得意な人々がいて、そういう人々が使う形容詞の種類の多さにいつも感服、尊敬しているから。

さて、またこれから旅に出ます。
旅に出る前は、いつも身の回りの整理と心の整理をしてから。
それがきっと、自分をまた成長させてくれているのだろうと思う。

あっさりした味で美味しかったマカロン

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