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#窓18ギャラリー「プッククン展」②

こんにちは。「プッククン展」、第2週目に入りました。
先週は色々と反響をいただき、ありがとうございました。


さっそくですが、吉田裕枝さんの記事はこちらです。

先週よりも、かなり踏み込んだ内容となっております…! これまでの作品を深いところまで掘り下げて考察してくださっており、作者としてはちょっと気恥ずかしい感じもしますが、とても興味深い内容ですので、ぜひお読みいただければと思います。

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さて、第2週目の今回は、「ふた」というタイトルの作品を展示しています。

タッパーのふたを失くし、一方で、靴下の片方が出てきた、というストーリー。
3コマ目の、キッチンでしゃがんでいる構図が気に入っています。このシーンを描けたとき、とても満足がいったのを覚えています。


ちなみに、この作品は、過去の作品を踏襲して描いたという経緯があります。
昨年7月に描いた、「傘袋と軟膏薬」というタイトルの作品です。

過去の作品のコマ割りと展開をあえてまねてみる、というのは、かねてからやってみたかったことであり、ちょっとした遊び心です。「失くしたもの」と「出てきたもの」という対比構造も同じで、ここまで過去作を踏襲したものは他にないと思います。

こうして内容を見比べてみると、「ふた」はわりと明るめなのに対し、「傘袋と軟膏薬」のほうは、何だか不穏な空気が漂っていますね。これはこれで、まあ悪くないでしょうか。傘袋に対して、妙な未練がましさを感じさせます。

余談ですが……、自分は小さい頃、物に対して執着が強かったのか、何でも捨てずにとっておこうとするタイプでした。
家で何かが見つからないでいると、他のことを忘れて延々と探し続けたり、知りもしないだろうに家族に聞いて回ったり。
見つかったら気が済んで、後はどうでもよくなってしまうのですが、見つからないでいると、探す行為自体はやめても、頭の中では悶々と探し続けていたりしました。
失くした後で見つかる物と、いくら探しても見つからない物と、その違いは何なのだろうかと、答えのないことをわけもなく考えていたこともあります。

「ふた」の話から、そんなことをふと思い出しました。

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そういえば、例のふたは、結局どうなったのでしょうか?
吉田さんからは、投稿当時、「シンクと冷蔵庫の隙間あたりにいる」かもとコメントをいただきました。「なるほど!」と思ってその日のうちに探したのですが、、残念ながら、見つかりませんでした。
そして、いま現在。未だに見つかっておりません…😭。
これだけ時間が経っても出てこないあたり、うっかり捨ててしまった可能性があります。豆腐のパッケージを捨てるような勢いで、無意識にゴミ袋に入れてしまったかもしれません。

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さてさて、来週は3週目。次回はどうなることやら、何が起こるやら、僕自身もまだわかりませんが、とにかく楽しみです。

皆様も、どうぞお楽しみに!m(_ _)m


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次回は、こちら↓


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