「ダメ監督」と「ダメ教師」に共通することとは?!その②
前回、中日の立浪監督の采配を取り上げましたが、
この「ダメダメ」感に陥った原因をYouTubeなどで見れば見るほど、
これって、クラスをダメにするのと共通することが多く、より興味が高まってきました。
前回もそうですが、最初に中日ファンの方には耳が痛い話であることをご了承いただき、続きを読んでください。
前回に加え、今回は、
⑤「自分の成功経験」が、そのまま子供たちに転移できない
立浪監督が、現役時代通算安打2480安打、歴代8位の安打数を残してます。
となると、打撃に関しては「天才的」な理論をもっていうと思うのですが、皮肉なことに投手陣の成績はセ・リーグでもトップクラスなのに、打撃に関してはすべてリーグ最下位なのですね。
もちろん立浪監督就任後、涌井などトップクラスの投手と野手陣をトレードしたのもありますが、選手の実態を鑑みない指導があったのかな?と感じます。
⑥自分の指導された経験は今の子には通じない
立浪氏はPL学園の野球部に所属していました。
知っている人は知っているでしょうが、上下関係が厳しく、
同じくPL出身の宮本慎也氏も「WBCで優勝したよりも、PLで2年生に進級した時の方が嬉しかった」というくらいです。
また、中日に入団した時の監督が星野仙一氏。
立浪氏はPLや星野氏の指導の下で成長したのでしょうが、
それをそのまま今のチームに持ち込んで選手に軋轢を引き起こしています。
⑦先ずはベンチの雰囲気を良くしよう
今の中日のベンチは最悪の状態です。
これでは選手たちのパフォーマンスは上がりません。
これって教室も同じで、教室の空気が悪いと教師と子供との関係はもちろんのこと、
子供同士の関係もぎくしゃくし、トラブルの温床になります。
私は、まず教室の空気を温めることを第一にします。
もちろん、緩くなれば引き締めることもありますが、
今の時期になれば子供たちは自分達でコントロールできます。
今の中日の選手は、監督の顔を伺っているのではないでしょうか。
そもそも、監督、教室であれば教師の役割はなんでしょうか。
子供と、プロの野球選手を同じにはくくれませんし、
小学校の低学年の先生ならば、手取り足取りをする場面が多いでしょう。
しかし、監督も教師も、一歩下がってベンチや教室を俯瞰し、
個に応じた対応、全体の空気をコントロールしながら、やる気を引き出す「手だて」を講じるのが監督や教師の役目ではないでしょうか。
あなたの教室はどうですか。
耳が痛いこともあるかと思いますが、もし新学期から半年、
折り返しの時期、ここまでの立ち振る舞い、見直してみませんか。
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