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夏、京都に行ったよの写真日記


朝、お気に入りの誰ともかぶらなさそうな服を着て、京都に向かった。
雨予報だけど、幸いまだ雨は降らなさそう。
阪急電車に揺られ、京都らしい景色が増えていく。京都は思っていたより近かった。 

泊まる宿に荷物を預けに行くと、すでにたくさんの人が並んでいた。どうやらこのお宿はご飯が有名らしい。
お昼は湯葉と生麩のうどんを食べた。生麩はふだん食べている麩とはちがい、もちもちとしていた。薄暗い店内、地元民でなさそうな人々をみて、旅がはじまったなあという気持ちになる。

竹林をあるく。入った途端、涼しい風が通り抜ける。影と光のコントラスト、空の青さと竹の碧さ。

行先を決めずにふらふらと歩くと、あやしげな器屋さんに迷い込む。入口には背丈より大きい狸の銅像が三匹並んでいて、入国審査をされているみたい。水の音と風鈴の音だけが聞こえる。

またあるくと、蓮がいっぱいにある池にたどりついた。仏様は座る場所に困らなさそうだ。

庭園があるお寺に拝観料を払って入る。わざわざお寺に入ることを選ぶなんて、大人になったね。

難しい花木の名前がたくさん書いてあって、日本語の勉強をする。花の名前、美しい。

さっきまで青い空だったのに、急に雨が降ってくる。折り畳み傘、お宿に置いてきてもよかったねって話したのに、天気予報は偉大。みんなきちんと天気予報に従って傘を持ってきているみたいで、景色は傘で埋め尽くされた。

小さな古びた喫茶店に入った。レモネードを頼んだ。あまいシロップの出来合いのレモネードかなと思っていたら、果肉が入っていてきちんとレモンが入っていて、びっくりするくらいおいしかった。疲れた体に酸っぱさが染みた。外に出ると雨がやんでいて、わらび餅を食べた。

もうへとへとなので、お宿にチェックインする。本日のメイン、このお宿に泊まるために京都に来ました。憧れの、庭園のあるお部屋!

ベッドに転がっていても、お風呂に入っていても緑のお庭が見える。

中はデザイナーズちっくで、石の壁と和紙の照明が調和していた。どこからどこまでも心地よく、お洒落な空間。
明るいうちにお風呂に入った。ベッドでうたたねをした。

夜はお宿に併設されているレストランへ。レストランは一階はガヤガヤとしていたけど、おそらく泊まる人限定で使える二階はとっても静かで雰囲気があった。見たことのない名前の料理たち。


どれも本当に美味しかった。自分のお金で良いお宿に泊まり、料理を食べる幸せを噛み締める。お酒もまわり、世界で一番幸せかと思った。


ひとりでぼんやりとラウンジに行って本を読む。デザインや食の本が並んでいてセレクトが良い。こんな感じの書斎が欲しいなあ。


お部屋に戻って、もういちどお風呂に入ったりした。湯船が広いから、家の3倍くらい湯を張るのに時間がかかる。湯を張る水音っていいよね。暗くなった庭園を見ながらお風呂に入る贅沢さといったら。

朝またお風呂に入り(三度目)、ゆっくりめの朝ごはんへ。朝ごはんはうってかわって和風で、なんと鯛の汁物と、いろいろ。だしをそそいでいただきます。

やさしいやさしいお味。白いお米が良い水分量でおかわりしてしまいました。

ご飯を食べて幸せの二度寝をし、あっというまにチェックアウトの時間に。お昼ご飯を京都で食べようと思っていたけど、全然お腹が空いていないのでお土産を買ってそのまま帰ることにした。お蕎麦とお抹茶が食べられてないのでまた今度のお楽しみに。

見慣れない景色がだんだんと見慣れた景色に変わる。

また来るね!あふれる自然とおいしいご飯、特別なお宿の体験をありがとう。次は一眼レフ持っていきたいな~。重いけど…


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