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2010年代の名曲ランキング、好き。(ぴよぴよが選ぶ 50 best songs of 2010s)

 60年代名盤ランキングとか80年代名曲ランキングとかはなんとなく目にしたことあるけど、2010年代のランキングってあんま見たことない!ってことでやっていきます。振り返るには早すぎるかもしれませんが。

 2010年代のランキングはすでにあったとしても、まだ確立されていないというか、自由度が高いです。どうしても従来の格付けにはお約束のようなものが存在しますし。

 ただ、私は最も忠実に2010年代を生きた人間の1人なのに、この10年間の音楽はあまり詳しくないのです笑。私はビートルズのようなロックから洋楽にはいりましたから、得意分野は古典的なロックたち。「最近の洋楽なんて…」っていう感じがちょうどこの時期でした。

 だから逆に客観的にみれるかも?いや、結局異論のないランキングをつくるのは無理なので、個人の好みを優先します。私はロックファンなので、ロックが割とランクインしたり、HipHopには疎かったりしています。

 イメージとしては、一般的に有名な曲や印象的な曲を50曲選び、それを私の裁量でランク付けしたもの。異論は…認めます。個人の好みとしてとらえてください。ただ、もし、2010sの名曲ってどんなものがあるんだろう、どんな曲が流行ったんだろう、って方に少しでもさされば幸いです。50曲にまで絞っているので軽く楽しんでください。

 感想はなるべく簡潔に、サクサクいきます!
 表記はArtist - Songとなっています。


50. Frank Ocean - Thinkin Bout You


49. Drake - Take Care (feat. Rihanna)


48. Charlie Puth - Attention


47. Paul McCartney - I Don't Know


46. Catky Rae Jepsen - Call Me Maybe


45. Solange - Cranes in the Sky


44. The 1975 - Sex

 筆者は意外と1stアルバムが好き。"Chocolate"、あとは"Give Yourself Try"も迷った。

43. LINKIN PARK - One More Light

ボーカル、チェスターの遺作となったOne More Light。

42. Kanye West - Power


41. Mumford & Sons - I Will Wait


40. John Legend - All of Me


39. Maroon 5 - Suger

 "Suger"といっても、System of a Downではありません。みんな大好きマルーン5です。

38. Billie Irish - lovely

 初めてビリーと出会った曲。

37. Wiz Khalifa feat. Charlie Puth - See You Again

 初めて見たワイスピがSky Mission。シリーズ最高傑作だと思う。

36.Camila Cabello feat. Young Thug - Havana

 ベストヒットUSAでは年間1位だった気がする。

35. Kendrick Lamar, SZA - All The Stars

 ただのコミック映画ではなく、社会的に影響力を持ち、いまとなっては違う感情も持ってしまう作品。

34. Adele - Someone Like You


33. Rihanna & Kanye West & Paul McCartney - FourFiveSeconds

 夢のまた夢の共演。ポール師匠。さすがです。愛してる。

32. Lady Gaga & Bradley Cooper - Shallow

 これも実はベストヒットUSAで出会った。 ガガ様のありのまま。

31. Sam Smith - Stay With Me

 なんか最近つかみどころがなくなってきたサム・スミス笑。良いキャラしてる。ザ・名曲って雰囲気が醸し出されてる。

30. Taylor Swift - Blank Space

 彼女がカントリーを捨て、ポップへ転換し飛躍を遂げたアルバム"1989"。筆者は"Shake It Off"よりこっち派

29. One Direction - Night Changes

 姉が大ファンだったこともあり、よく聴いていたワンダイレクション。でも姉弟ハマっていたのは"Midnight Memories"までで、実はこの曲の頃はブームは去っていました。だから"Story of My Life"や"Happily"なんかも捨てがたい。月日は経ち、偶然出会ったこの曲に惹かれ、彼らをよく聴いていた頃の自分を思い出し…。泣けますね。

28. Adele - Hello

 タイトルから名曲感漂うアデルの傑作。Helloといってもオアシスじゃないよ。

27. The Strokes - Call It Fate, Call It Karma

 個人的に超名作、ストロークスの"Comedown Machine"からは、選出するか迷いました。商業的な面でいうと騒がれなかった作品。しかし、2000年代のロックリバイバルを興した彼らが、ミニマム感を残しつつも現代音楽的サウンドへ転換した今作。どうしても選びたかった。私が大好きな"Welcome to Japan"を選ぶつもりでしたが、2010年代名曲ランキングということで、とりわけ異色なこちらを選出。

26. Ariana Grande - No Tears Left to Cry

 2017年、マンチェスターで行われた彼女のライブ。そこで爆破テロは起こりました。彼女は"流す涙はもう残っていない"と、再びステージに上がり続けるのです。

25. Drake - Gods Plan

 ドレイク、辞退してもなお「ひょっとしてグラミーとるかも」なんて期待してしまうほど、チャートを独占する力を持ちますね。

24. Hurry Styles - Sigh of the Time

 ワンダイレクション時代を知っているからこそ、この曲を聴いて感動しました。当時から彼のオーラというか存在感は圧倒的でした。デヴィッド・ボウイ好きの私が、この曲に過去の趣きと未来への希望を感じました。

23. Lizzo - Truth Hurts

 優しくも狂気を感じるイントロに誘われ、Lizzoのヴォーカルがすべてを解消してくれます。

22. Tame Impara - Feels Like We Only Go Backwards

 現代においてこれほど60sサイケを落とし込んだことに、かなり興奮を覚えました。以降はダンスミュージックに傾倒しつつも、サイケへの回帰をひそかに期待している自分がいます。

21. The Weekend - Blinding Lights

 BillboardHot100史上最も成功した曲の1つ。ギリギリ2010年代。グラミーから総スカンを食らったことが物議を醸しました。いかなる時も、圧倒的に商業的に成功しながらも評価されない音楽というのは表裏一体なのでしょうか。

20. Arcade Fire - Ready to Start

 圧倒的インディーロックのはずが、グラミー賞最優秀アルバム賞に。70~80s風味やカントリー風味を2010sサウンドに当てはめ、尚且つインディーらしさを残した傑作。老若男女問わず満足させるような完成度。

19. Lord - Royals

 これも優勝でもおかしくないほど、雑誌とかで軒並み高評価な印象。

18. Pharrell Williams - Happy

 車のCMとか映画とか、とにかくメディアで聞きまくった曲。当然ハッピーな気持ちになる…よね?

17. The 1975 - Sincerity Is Scary

 おそらくThe 1975で1番人気?な曲。MVが有名。シンプルにいい曲だと思う。マシューは金持ちなヒッピーなのかな?(勝手なこと言うな)。キャラクターとしては好きですよ。

16.Billie Eilish - bad guy

 Queenの時もそうだけど日本のメディアで激推しされた途端冷めちゃうよね…。ただ"bad guy"をランクインさせないわけにはいかないよね。

15. Bruno Mars - That's What I Like

 ソウル/ファンク系の有線でめっちゃかかっていた記憶。

14. Lady Gaga - Born This Way

 アリー/スター誕生の"Shallow"もかなり良かったけど、ガガ様の代表曲はこれでしょう。いまだに私にとって、最強の女性ポップスターというのはテイラーではなく、レディー・ガガなのです。それほど、2010年代における彼女のインパクトというのが強烈だったのでしょう。

13. The Black Keys - Lonely Boy

 "El Camino"とかいうめちゃくそカッコいいアルバムの1曲目。グラミー賞ロック部門を席巻。やっぱりガレージロック最高。

12.Ariana Grande - thank u, next

 近年のポップスにおいて、ひょっとしたら最高傑作なんてことも言えるかも。イントロからこれほど引き込まれる曲も久々です。(アリもう30歳ってマジ?こっちは未だにサム&キャットで止まってんのに)

11. Lana Del Ray - Norman fucking Rockwell

 「Norman~」はかなりお気に入りのアルバム。タイトルが良いよね。この曲はメロディも素敵だしかなり名曲だと思うけど…。ラナは孤高な存在に思われがちだけど意外とOLみたいなところがあるのも好き。最新作も良かった。

10. Kanye West - All of the Lights

 イェ。名盤"My Beautiful Dark Twisted Fantasy"より。誰にも文句を言わせない。

9. Mark Ronson - Uptown Funk

 聴いたことない人はいませんね。天才マークのおしゃべりクッキング。ブルーノ・マーズさんをお迎えして、”究極のファンク”なるものを完成させてくださいました。

8. Taylor Swift - All Too Well

 2010sの覇者、テイラーの最高位はこの曲。カントリー時代が好きな筆者からしたら当然の結果。これはいい曲だなーと思っていたら、ローリング・ストーン誌も500 Gratest Songsで69位と高評価。

7. Arctic Monkeys - Do I Wanna Know?

 高すぎるかもしれませんが、アクモンは私の青春ですので。でもアメリカを除くとUKをはじめ圧倒的な支持ですし、この曲が収録されている"AM"はUSでも爪痕を残しましたよね。R&B/HipHop時代の2010sにおいて、ビート・グルーブ感を取り入れつつ、それらを切り裂くようなRockを披露。この曲が持つ価値は想像以上に高い気がします。"AM"は本国イギリスでいまだにチャートイン。

6. Adele - Rollig In the Deep

 商業的にも批評的にも大成功を収めた「21」(グラミー賞最優秀アルバム)は高評価にせざるを得ません。ポップの中に、ゴスペル、さらにはブルースを盛り込んだ傑作であるこの曲には、ニーナ・シモンやアレサ・フランクリンを彷彿とさせるパワーがあります。グラミーの最優秀レコード賞と最優秀楽曲の2冠。

5. FUN. - We Are Young (feat. Janalle Monáe)

 2010年代初期を思い出させる象徴的な曲。日本もいろいろ大変だったけど、なんとなく勇気づけられたというか、まだ若いし未来は明るい!と楽観的になれた曲。世代すぎて「おれらの曲」感が半端じゃない。最近の音楽を全く知らない母でさえ、「この曲聴いたことある!」と言っていたのがポイント高い。母さん元気かな。一応ロックという分類でここまでシーンのトップに立ったのは、2010年代における快挙。ロックとは言っても、うまく時代の潮流に溶け込ませたというか、さすが天才プロデューサー集団なだけある。グラミー賞最優秀楽曲賞。

4. Beyoncé - Formation

 この曲が持つパワーというのは、もちろん、日本人である私が偉そうには語れませんが―。アメリカの文化と社会。Black Lives Matter。黒人である誇り。この曲が持つメッセージは強力です。アルバム"Lemonade"自体の内容は、インディーR&Bなるものに接近し、オルタナティブに。グラミーではアデルに完敗でしたが、ここでは逆転。

3. Daft Punk - Get Lucky

 "Random Access Memories"は、彼らのクリエイティビティと制作クオリティが頂点に達した、まさに2010sにおけるSgt. Peppers的作品。これでもかというほど、お粗末の無い完成された楽曲が繰り出される中、"Get Lucky"がハイライトであることに間違いありません。グラミー賞最優秀レコード賞、アルバムは最優秀アルバム賞受賞。個人的にはストロークス、もといジュリアン・カサブランカス大好きなので、"Instant Crush"がお気に入り。

2. Kendrick Lamar - Alright

 自他ともに認める、新世代のキング。ジャズにソウルにファンク、一線を画したコンセプトアルバム"To Pimp A Butterfiy"。衝動に駆られ世界に釘刺したい人々を代弁し、あらゆる観念的な畏怖を打ち砕きながら社会を扇動したかのように…。「ヒップホップとは何か」の問いに明確な補助線を引いた"To Pimp A Butterfiy"が2010年代最重要作品という事実に異論はありません。

1. Childish Gambino - This Is America

 この曲を最初にインプットしたのは、例によってベストヒットUSA。小林克也さんも、とりあえずMVを見て!って感じだったような。衝撃的だったし、ある意味当然の反応。これほど明晰に、社会風刺を視覚的にも聴覚的にも、直接表現したことが今までにあっただろうか。彼の持つ独特の空気というかキャラクターは誰も真似できない。グラミーの最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を同時受賞(ヒップホップ・アーティストとして初)。コロナ禍を迎えることなどつゆ知らず、平和なぬるま湯に浸かっていた世の中。2010~19の10年間、あらゆる社会問題が露呈されながら、結局それらから逃避するしかなかった。この現実を、私たちに突き付けたのです。


 私情だだ漏れのランキングでした。1人のZ世代の視点より、2010年代の音楽あれこれ。これを機にランキング系はやっていきたいです。今日もありがとうございました。


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