「BE:1」をアイドルのアルバムだと思って買ったら驚かされた話
こんにちは!ひよこの子です。
今回の記事はひいらぎさん主催のおすすめCDアドベントカレンダー19日目の記事です。
参加している方々の記事はこちらからぜひご覧ください。
今回ご紹介するのは、BE:FIRSTのファーストアルバム「BE:1」です。デビュー1年経った今年、初めて紅白に出ることでも話題ですが、じゃあ何がすごいねん!てところを、ファーストアルバムを引き合いに&私がアルバムを買った時のことを回想しながらご紹介します。ではどうぞ。
1.やった!BE:FIRSTのファーストアルバムを買ったぞ!!
そもそもBE:FIRSTはソロアーティストSKY-HIが事務所を立ち上げた際にボーイズグループを作る、という趣旨で行われたオーディションで誕生したグループです。TV番組の「スッキリ!」でも取り上げられました。
その影響もあり、私も興味がありはしたものの「どっちかというとアイドル路線なのかな」と当初は思っていました。
そんな頃、巷じゃその人気は鰻登り、右を見ても左を見てもビーファビーファ。ふうんやっぱり人気すごいのね、じゃあアルバム買っちゃおうじゃん!で近所のタワレコへ。
ボーイズグループのアルバム買うとかあまりなかったな。アイドルに興味持つとかも久しぶりだな。わくわく。
ん?
あれ、なんか、シンプルなデザインだな。
え、なんかすごい地味…。 シンプルでかっこいいね!
かっこいいしスタイリッシュなデザインだけど、BE :FIRSTのことをアイドルのようなチームだと思ってた私にとっては「ジャケ写にメンバーの写真載せへんのかい」との気持ちがちょびっとだけありました。ちなみに事務所の社長はバリ自分の顔面載せとる。
後で気づいたけど、私が買ったのは初回限定版で、お高めの特別版みたいなDVDセットはちゃんとジャケ写にフルメンバー映ってました。
ジャケ写より中身だ!と収録曲をチェック。
いや、曲数多いな。
ファーストアルバムですよね…。もうそんなに持ち曲あるの?
知らない曲もたくさんあるし、一曲目から聞いていこうか。
2.様子がおかしい
そんなこんなで聴き始めたんですが、正直度肝抜かれました。
アイドルじゃねんだこの人達…。
巷の盛り上がりを見て、そう思い込んでたのもあったかもしれませんが私の知っているアイドルと違うんですよね。
アイドルってそもそも「偶像」の"idol"に由来するのだし、ファンに夢を見させてくれるものだと思っていました。ところがこのアルバムにおいて、少なくとも1曲め〜3曲めまで、このグループ優しいこと言ってくれないんです。
超絶技巧のラップと、NO .1を目指す覚悟が歌われているのです。
え、凶暴…。
このあたりでプロデューサーの意思を感じ取ってしまいそうでしたが、この後の歌詞で確信してしまいました。
あれれ、おかしいな〜?
どっかで聞いたことあるな…、と思ったのですが、彼らのプロデューサーSKY-HIの楽曲に同じような歌詞があるんです。
プロデューサーってその名の通りプロデュースするのが仕事なので、そのアーティストをどう見せるか、という点においてはかなり裁量を持つと思うんです。今作「BE :1」1曲め〜3曲めにおいては、少なくともラップ系の、尖ったボーイズグループなのかなって思わされちゃいました。
3.こりゃあ、アイドルじゃんね
今回収録曲を全て紹介しませんが、前述の通りBE :FIRSTを「ラップ系の、尖ったボーイズグループ」と思い込まされた私、最後に手のひらを返します。
決定打になったのが、アルバム最終曲のこちら。
え〜アイドルじゃん〜!!!!!!
いやいや、雰囲気に飲まれてはいけない。歌詞をちゃんと見よう。
いや、アイドルじゃん…。
こんなんアルバムのラストでもライブのラストでも泣くわ。
辛めの曲で散々「俺たち尖ってます」って言われてこの優しさは、もう一度聴き直したくなるなと思った次第です。
ちなみに初回限定版のみ、この後にBE :FIRSTが歌う SKY-HIの楽曲「To The First」が収録されており、オーデション時代から彼らを追っていた層にはクリティカルヒット間違いなしです。
4.おまけ程度のまとめ、ジャンルわけしようとして悪かった
まとめ。
アイドルだと思ったらアイドルじゃなかった話を書こうとしたのによく分からん方向になってしまいましたが、たとえBE :FIRSTが世で「アイドル」として紹介されていても「いやアイドルじゃないですよ」と紹介されていても知ったこっちゃないです。
でも、私の受け止め方としては、ジャンルだとかボーダーとかを定めずに彼らの音楽を聴くようになりました。
実際、彼らがプロデュースされるにあたり、K -POPや邦楽の隆盛が意識されているとも思います。
アイドル、ヒップホップ、ロック…そんな垣根を超えた、日本のカルチャーを担っているチーム、なのかもしれない。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
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