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超専門的なメモ書き

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青柳いづみこさんのレクチャーコンサートを受けて。

・ドビュッシーが愛したピアノはベヒシュタイン。ペダルをずっと踏んでいても、複雑な音が全て耳に届く。ただしコンクール向きではない。

・泥棒が抜き足差し足するときの神経を使ったp、pp。そのために指は強くなければいけない。

・指の形状に従って音階を弾くと、もっとも適しているのはGes dur、もっとも難しいのはC dur。

・和音の革命児。三度のリボン。

・バスを響かせて和音を溶かす。

・倍音をそのまま背後霊のように音に乗せて作曲されているので、聞いていて心地いい。

・「アラベスク第1番」などは、重心を滑らかに移動させて弾く(ショパンの弾き方)
「アラベスク第2番」、「ミンストレル」などは、トリルを拍の頭に置く古典の弾き方。

・「喜びの島」の最初のトリルは、「牧神の午後への前奏曲」導入のフルートが理想。

・「葉陰を漏れる鐘の音」の始まりは、7つの鐘の音がある。
指を硬めて弾く音、サラサラ触るだけの音、テヌートのように落として弾く音など…

・「途絶えたセレナード」には、「イベリア」が隠れている。

・「亜麻色の髪の乙女」と「沈める寺」にはイベリア風の楽譜がある。

・日本でずっと教え込まれてきたドイツ式の弾き方は、日本人の感性を殺している。でも、これからは日本人的な感性がポジティブに捉えられる時代。

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