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【3分で学べる偉人の名言】 「大人」の定義について考えてみる

子どもは感情でしか大人を支配できない。大人になってからも感情を使って人を動かそうとするのは幼稚である

アルフレッド・アドラー

コロナの影響で「成人式」が延期になったところも多かったようだが、それでも一部の地域では成人式が開催されたようだ。

毎年のようにニュースでは成人式での傍若無人な態度が選りすぐられて報道されている。

式に参加している多くの若者にとっては、騒ぎを起こしている一部の成人と「同じ括り」にされるのはとても迷惑なことだろう。

2022年の4月から「成人年齢」が18歳に引き下げられることもあり、あらためて「大人とは?」ということを考えていたら、上記のアドラーの言葉を見つけたのである。

この言葉を見ていると、身近に潜む幼稚な大人の姿が思い浮かぶのではないだろうか?

声の大きさや威圧的な態度で部下を動かす上司、すぐ不機嫌になる同僚、ヒステリックな家族、などなど・・・。

自分の感情に人を付き合わせている自覚のない人(自覚があるのに行っている場合はもっと悪質)は、周囲から「幼稚な人」として認識されていると思う。

そういう人には表面上では言うことを聞いてくれる人もいるとは思うが、心から人に慕われることはまず無いだろう。

子どもは親や教師の「いう通り」にならないが、「する通り」になる

出典 渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい

という言葉もあるように、そのような幼稚な人に育てられた人は、無意識のうちに自分も同じ方法で人を動かしてしまっているかもしれない。

感情むき出しで暴れている新成人の報道を見ることは不快ではあるが、「自分は幼稚な人間になっていないか?」と一年に一度、自問自答し、軌道修正を行う良いきっかけにしたいと思う。

ちなみに私が考える「大人」の定義は、

「自分で自分の人生を選択・決断し、その判断に責任を負うことができる人間」

である。

そんな姿勢を持って生きている人を見ると「大人だなぁ」と感じるし、いろんな業界に生きるそのような「大人」に対して、大変憧れてしまう。

いつか自分もそのような「大人」になり、その姿勢を我が子に見せてやりたいと思いながら、家族の中で誰よりも子どものように無邪気に遊ぶ自分に気がつき、「これはこれでオッケー!」とか思ったりしている。


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