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【自己紹介】順番が違うんだ、順番が。

「ご自由にお書きください」って書いてあったので、やっちゃいますよー?








自分は、変わってしまった。

元々、常識を軽んじてしまう変人気質があった。でも「そうであるわけにはいかない」と自分を律し続けて、何とか常人のラインをギリギリ保っていた人間だった。ここ最近の話だ。ついにタガが外れてしまった。と、思う。

きっかけは、ある「成功者」の存在と、「思った通りの挑戦ができる環境」。

「思った通りの挑戦ができる環境」とは、とどのつまり「ネット環境」のこと。自分は何かとプライドが高い人間だった。幼少期の自分は多少ではあるが、人より頭がいいとされていて、「勉強ができる子」と周りの大人から一目置かれていた。そうして承認欲求を満たしながら、比例してプライドを鼻高々に伸ばしていった。

しかし現実はそう容易くはない。徐々に抜かれていく成績。徐々に見えてくる、「所詮は普通に毛が生えた程度」という感覚。しかしどういうわけかプライドは折れず、現実に叩かれながら歪に伸びていってしまった。

そんな自尊心だけの、中身が伴わない人間のする行動は、「現実逃避」である。高校当時、学校に行かなくなった。バレて母と学校に怒られた。それでも行こうとしなかった。怖かったからだ。頭の良さを競って、負けるのが。

「自分は平凡な人間である」という事実を目の当たりにするのが。

なので、戦わないことで、結果を出さずうやむやのままにすることで自分を守った。「競ってないから、わかんないよね」という無自覚に構えた盾で。そしてそれは相変わらずで、いつしか人並みに「夢」を持つようになり、それに向けて努力をするものの、「発信」をしなかった。誰にも見られない恐怖、指をさされて笑われるかもしれないという恐怖から、逃げていた。

なんでこの話をするのか。あまり関係がなさそうな内容だけど。ここまでで言いたいのは、かつての自分がこうなったのは、「自分がまだ『常識的で普通な人間』だったから」ということだ。

実は本当に怖かったのは、身内が巻き添えを食うことだった。

大した能力も持ち合わせていないのに、「自分は天才なんだ」と言って人前に出て行ってしまう人間は、ほぼ確で「変人」のカテゴリに分類されてしまう。厄介なのは、それがその人に近しい人間に飛び火してしまうことである。「類は友を呼ぶ」に影響されているかもしれない。その変人の周りにいる人たちまでもが似たような目で見られてしまうのである。

自分はまだ、「普通の常識」を持ち合わせていた。もし自分が勘違いしているだけの「変人」と分類され嘲笑される存在になると、身内までもが「変人」の枠に入れられてしまう。そうなったらみんなが自分からさらに距離をとるようになり、自分は本当に孤独になる。

当時は無自覚であったが、恐らくこれを理解していた。だからひたすら怖くて、「変人」にならないべく一線を越えないでいたのだ。


●常識を超えるために

一線を超えるきっかけは、「ネット環境」が先だった。貧乏が転じて「貧乏性」を患った自分は、長らくスマホを持たなかった。「別になくてもいい」と頑なだった。なのでネット環境、特にSMSからは半分隔離された存在だった。

妻に勧められ続けて遂に手にしたスマホ、そこから現代社会の在り方が自分の中にどっと流れ込んできた時に、あることに今更気が付いた。

今はもう、地方の隅っこからでも世界に向けて挑戦ができるということ。

もう一つ。匿名性が高く、見られている、見られていない、がうやむやになること。

この環境が自分の恐怖をうやむやにした。人は状況がうやむやになると、とたんに心が強くなる。誰が見ているかなんてわからない。喜ばれているのかも、笑われているのかも。身内かもしれないがそうじゃない可能性のほうがでかい。何なら自分がどこのだれかなんてのも知りえない。心が弱かった自分に、この環境は最適だった。

そうして始まった自分の挑戦を、さらにブーストさせたのがある「成功者」の言葉だ。その人はyoutubeでチャンネルを持っていて、自己啓発や仕事術を教えてくれる人だった。自分を高めることに興味のあるプライドの高い人間だった自分は、すぐに食いついた。その人は、

「集まって群れているだけの人間は自己研鑽をしない。グループからハブられてでも自分のやりたいことをやる『ぼっち』のほうが、成功する可能性がある」と、声高らかに言っていた。

「こんな、普通の人が見向きもしない動画を好き好んでみているあなた、『頭おかしい』です」とぶった切った上で、「そんなあなただからこそ可能性がある。一緒に頑張りましょう」と言ってくれた。今までの自分を、丸ごと肯定してくれたようで嬉しかった。

だからこそ、だろうか。今までを反省することもできた。やり方は間違ってなくても、心構えは違っていたので直した。動画を見あさっているうちに、「夢」をかなえるための手順も違っていたようだった。発信することが一番の成長だったらしい。直した。直せた。

彼の人格改造手術は成功したと思う。昔、恐怖で尻込みばかりしていた自分は、今やこうやって勢いだけで自己紹介かどうかも不明な文を記事として起こしているのである。何なら段階すっ飛ばしてこの記事を発信するよりも先にオリジナル楽曲を多数発表している始末。順番が違うんだ、順番が。

そもそも音楽に手を出した時も、本来は「曲をコピーする」から入るのがセオリーなところをいきなりオリジナルに踏み込んでしまっているのだ。だから、順番()。



そんな、プライドが高く、「自分はできる子だ」と勘違いをし、勢いで駆け出しては手順を間違え、痛い目を見る。いつまでガキンチョなんだ、お前は。

っていうのが私、FUKUでございます。noteはじめました。今後とも、よろしくお願いします。

長くなってしまいましたね。最後まで見てくれて、ありがとうございます。

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