見出し画像

長女との戦いが終わる日

この前。

長女に『あの時もっとこうして欲しかった!』とか『下の双子には甘いのに私にはアホみたいに厳しかった!』とか言われて泣かれて怒られて。

きっかけはめちゃくちゃ些細なことなんやけど、8つ下の妹にキッと睨まれたことがきっかけで長女がキレた(笑)

まぁこういう訴えは、もう何年も前から続いてて(笑)
あ、基本的に長女とは仲良いんですけど、思春期の時からちょいちょい(いやかなりの頻度で?笑)爆発するようになって、21歳になった今も定期で私に感情をフルでぶつけてくるんです。

訴えのきっかけは、つまらない言い合いだったりするけど、爆発し始めると向こうも引っ込みがつかなくなって、とことん言いたいこと言ってくる。親のダメ出しもとことん言うてくる。

まぁ、そりゃ親も最初から完璧ちゃうし、失敗もするし、そもそも最初の子育てで右も左もわからん中、死に物狂いで子育てしてきたわけですよ。

自分もかなり未熟だったし、無知だったし、無知なのは今もだけどそれなりに経験積んできたからこそわかることも増えた。今から思えばなんであの頃あんなに子どもに厳しくしてたんやろ?って自分でも思う時あるけど、だからといって過去のその時にはそれ以外の方法なんて思いつかなかったわけで。

そしてそれを今さらどうすることも出来ないから、ため息しか出えへんわけよ。いろいろ言われても、あーごめん。。。みたいに言うしかないことがたびたび起こるわけです。
まぁこれがしんどいのなんのって。

でもそういうこと、思春期からずーーーっと言われ続けてきて私、長女にムカつくと言うより、その訴えに対してめちゃくちゃ罪悪感あった。

当時というか、長女が小さい頃はなかなか彼女の心に寄り添う育児が出来なくて申し訳なかったなって。
あの時の私はめちゃくちゃ一生懸命だったけど、自分の醜い部分を長女の中に見させられてる感じがして、長女のやることなすことに『もっとちゃんとしなさい!でないとちゃんとした大人になれないよ!』と言い過ぎてしまった自覚があるんよね。

ちゃんとしたオトナってなんやねん!と今の私やったら思う。ちゃんとした人間になる前に、もっと心を大切にすることの方が大事やったろうに、、と。もう少し柔軟に接することも出来たやろうに、、、と反省する部分はめちゃくちゃあったりする。双子育児に手一杯で、かなりの時間、長女に悲しい思いをさせてしまった。きちんと長女の心のコップに愛情を入れてあげられなかったことをずっと後悔してた。

だから、あの時できなかったことを今からでも出来たらいいなと、この何年かはすごく頑張って努力してきた。長女に謝罪もしたし、寄り添えるように話し合ったりして彼女の心の中のコップに水が貯まるといいなと一生懸命愛情という水を注いできたつもりだった。

けど、こんなやり取りがいつまで経っても終わらないことに、ふと疑問を感じて。

たまたま友達にその話をしたら
『コップの水はいつまで経っても満タンになんかならへんよー』って言われて。

そもそも親が与えようと思う愛と、子どもが欲しいと思ってる愛の内容は違うから、いつまで経ってもコップが満たされることはならしい。

そうかーーー、、、、

結局私が、どんなに長女に愛を注いでも、あの子の思う形の愛なんて注げなくて。いつかは長女に『あ、この親からは自分の欲しいもんなんか出てこーへんわ…もう無理やわ…』って諦めてもらわないとあかんねんやなって(笑)

まぁでも思い返すと自分もそうやったかもなと💦
親になって偉そうなこと言ってるけど、私自身も20歳すぎても親に『クレクレ星人』しとったわ(笑)
私の欲しいのはこんなんじゃない!!
もっともっと違う形の愛をくれ!!!
構ってくれ!!まだ足りん!!まだ足りん!!
ってね🤣

けど、どこまで行っても平行線で埋まらないんよね。だって、そもそも親は私じゃないしどうして欲しいか?なんて究極的には分かるはずもない。親子でも他人なんだから。
けど、親は親なりに『良かれ』と思って注いでくれたものは沢山あったはずで。その時は気づけなかったけど。
その時の私に欲しいものじゃなかったけど、親も不器用でそれしか出来んかったんやと思う。

ってか私が友達に

『いつまで長女に愛を注げば、はい!もうこれで終わり!満タン!!OK!って言ってもらえるんやろ?いつまでこの状態で足りない足りない!と責められ続けなきゃいけないんやろ?全然終わりがないやん!』

って話しでる時点で、そういうことやんって感じよね(笑)その言葉が全てを表してる。
終わりがないんよ(笑)

で、そこで気づいたのが

『私が罪悪感を持ち続けたせいで、長女にズルズル引きずらせてしまったんだな、、、』ってこと。

私自身が
『まだできる!まだあなたに愛を渡せる!あげられる!』って、自分の罪悪感を埋めたいがために、ダメな親だと思われたくないがためにしつこく『チャンス下さい!』と言わんばかりに子離れできず、長女に諦めさせることができずにいつまでも引き止めて、ずっとイライラする関係を引き摺らせてしまったんやろなーって気づいた。

で、本気でもう長女に諦めてもらおうって思ってさ。もう私には無理!って。
今まで諦められたくなくて、一生懸命長女の機嫌取りみたいなことしてしまってたから、もうやめよと。

なので、もう長女に家を出なさいって言った。また戻ってくるにしても、一度家を出てみて自分の力でやってみなさいと。

そしたら、自分に自信もつくし今まで見てきた世界の見方も大きく変わるだろうから、とにかくやってみたら?って言った。
恋愛も自由にやってみたらええし、男に泣かされ傷ついてショック受けるんも人生の中では大事な経験やしな(笑)

そしたら、トントン拍子に話が進んで、速攻で自分で物件見つけてきた(笑)すご!!!
ウケる!展開早すぎ!(笑)

私がずっと長女の手を握りしめてたせいで、離れられないようにしてしまってたんだなと痛感したわ🥲

けど、これでよかったんだと思う。
今までは、まだ私に出来ることがあるはずだとずっと思ってて、あの子にもっともっと愛を注いでやらないと…と頑張ってきたけど、もう終わってええんかなと心から思ったわ。

だからといってこれから先、突き放す訳じゃなく、距離を置いて見守ってあげたらええんやろなと思うし。

長女も意地を張らずに素直に物件の話してきたり、自分の至らなさについて話してくれた。

長女と一緒に暮らすのもあと2週間足らず。5人家族の時間をもう少しの間楽しもう😊



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?