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2.5次元舞台『ツキステ。』の話をします(第7幕)

https://note.com/pixivest/n/nb5bb2761500d

第6幕の記事はこちら↑



第7幕『CYBER DIVE CONNECTION』
(東京:2018.12.5~12.9、大阪:12.13~12.16)
全17公演


―クリスマス滅亡の危機、私たちがプリ◯ュアに?!





みなさんこんにちは、Sufayです。今回は2.5次元ダンスライブ『ツキステ。』の7作品目『CYBER DIVE CONNECTION』(通称:サバダイ)を語りつくしたいと思います。
冒頭のB旧映画みたいな煽り文は気にしないでください、見た人なら分かるはず……!

あっという間に7つ目となった今回ですが。
舞台はやっぱり......


すってんころりんです!!!(知ってた)
(流石に慣れた)
※厳密には異世界、というより『電脳世界』(PCの中の世界みたいな場所)にダイブします

つい2か月前に6幕『紅縁』があったばかりなのですが、またすぐ彼らに会えるなんて僥倖だ。ハッピーすぎて大都市遠征オタクが悪化しました。
舞台は12月のクリスマス、お当番会は年少4人です。
主題歌は、原作で駆の楽曲を作っていただいている、さつき が てんこもり さんです!『ツキステ。』第3幕のスクレボでも主題歌を作っていただきましたね!
うん、これはハッピーエンドの予感です!(壮大なフラグ)



~見どころその1~
OPが最高に格好いい。

……今回の7幕、過去に類をみない映像技術の発達が見られます(なお8幕では映像技術がさらに炸裂します)
OPがマジで格好いいんですよ。個人的な感想ですが、歴代のツキステで一番好きな演出かもしれません。7幕はSF風な要素が多いんですが、まるで映画のOPを観ているような臨場感、「これから物語が始まるんだ!」とテンションが上がる演出になっております。
※このシーンが鳥肌すぎて、閉幕後にしばらく鬱でした(笑)



~見どころその2~
おかえりアニマルズwith黒田

……『ツキステ。』第4幕のルナパで登場したアニマルズの一部が、何と再びお出迎えです。
トナカイの中井さん、柴犬のコロッケ、そして今回から初登場の黒田です!
黒田(演:鮎川太陽さん)が現れた瞬間に変な声でましたよね、私は出た。
コロッケと中井さんの関係も、それぞれの飼い主である恋と駆とはまた違った一面が見られて、とても微笑ましいです。
中井さんと黒田は、相棒ではないんですが、信頼関係が垣間見えるシーンもあってたいへん胸アツでした。




~見どころその3~
推しに撃ってもらえる

……待って、白い目で見ないで。
何と今回の7幕、チケットを購入した時点で特典として付属品があります。
それが『サバダイバッヂ』。手の平に収まるくらいのバッヂなのですが、なんと、これ……

キャストさんが持っている銃に撃たれると光って喋ります!!!!
(普通に技術がすごい)
(後日、このバッヂを製造された業者様がツイートをしていましたが本当にすごい)

わーい!光るおもちゃではしゃげるなんて何年ぶりだろう!ってくらい遊びました。
ちなみに撃たれなくても、付属のボタンを押すと12人がそれぞれクリスマスにちなんだ台詞や掛け声を言ってくれます。
(持ち運ぶときは電車内でうっかり押さないように注意しましょう)



~見どころその4~
クリスマスが好きになる

……クリスマス、日本ではかねてより俗世的なイベントになっている12月後半のイベント、経済が活性化する季節……そしてオタクにとっては、推しのクリスマスバージョン衣装が出たり新規ストーリーが出たり限定グッズが発売されたり、それに伴ってイラストや文章を量産することになる季節。

というのが7幕を見るまでの『クリスマス』だったのですが(※注:あくまで個人の感想です)
この7幕を見終えると、クリスマスがただの年中行事ではなくなります。
少なくとも、街中で流れる定番のクリスマスソングを聞くだけでラップを口ずさんだり踊りたくなります(本当に)



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という感じで、見どころをサックリまとめさせていただきました。
そして冒頭の煽り文……
そうなんです、お察しの通り......ツキステ至上初(?)かもしれない。

観客も一緒に叫ぶタイプの舞台です!!!!!
映画とかでよくあるやつ!
『みんなの力を貸して!』ってまさにアレです。
童心に帰った気持ちで、恥ずかしがらずに、『サイバーダイブコネクショーーーーーン!』と叫びましょう。
まさか私たちもクリスマスの危機を一緒に救うことになるとは思っていませんでした。ありがとうツキステ。



……ところで、普段ツイッターの方では物語の考察を行わせてもらっていますが。
今回の7幕も、考察という観点で見た時にも凄く面白い伏線があちこちにありました。

・『リダズが世界の根幹である』ことについて。
この内容は物語のかなり序盤で明かされるのですが、もう観客もツキ。メンバーもそういう状況に慣れ過ぎて呑み込みが早すぎる。
一緒に見た友人と話していたんですが『これ、進研〇ミでやったことある!』といった感じで、これまでの復習も兼ねることができます(笑)
『世界は概念』とか『容量の問題じゃなく、思う人がいればその数だけ世界は存在する』、つまり裏を返せば『考えるだけなら世界は量産できるが、その世界を持続させるにはずっと世界の事を考え続ける必要がある』なんて考察もできたり……
いやこれアイドルの話だから。

※普通は、『Aさんは世界の始まりや終わりを司っているから怪我をすると大変だし基盤が崩れるんだ』と突然言われたら混乱します


・黒田の立ち位置について。
これは若干メタ視点になってしまうんですが。黒田演じる鮎川さんは、『ツキステ。』第5幕でディア(ラスボス、もう一人の隼)を演じていました。
今回、黒田とディアは全くの別人ですが。7幕の作中にて

黒田「兎……ウサギか」

と意味深に呟くシーンがあります。
この直後に『兎とカメ』の童話を引用し始めるので、それを思い出すキッカケの一文だったとは思うのですが。第5幕で〝兎〟王国にディアがいただけに、無駄に深読みが出来てしまい、考察厨にとってはたいへん美味しい瞬間でした。
最後に、黒田の脚が長すぎます。(身長187センチ)


・進化と固有名詞について
急にどうした、と思われるかもしれませんが。真面目に考察をすると、今回の7幕のテーマは『名前』だと思います。
この辺はツイッターにてかなりマニアックな考察をしています↓
https://twitter.com/i/events/1069012729086697472
興味の在る方は覗いてみてください。名著『フランケンシュタイン』にちなんで、名前と、親、などの観点から無駄に格好つけた文章が書いてあります。



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~まとめ~

今回の7幕、全体の印象としてはかなりすっきりまとまっていたので、忙しい社会人さんや学生さんでも気軽に観劇できる内容かな、と思いました!
ただ気を抜くと年少さんの尊すぎる台詞で泣くことになるので注意が必要です。

クリスマス、に対してそこまで深い思い入れはなかったのですが。7幕のおかげで、毎年12月に『クリスマス』という行事を楽しむことのできる要素が増えました!
劇中序盤の台詞で『サンタに手紙を書くより、インターネットの買い物カゴをクリックする子供の方が増えた……』という趣旨の文章がありまして。
確かに……と思わずうなってしまいました。サンタを信じる信じないは人それぞれですが、最近では機械(machine)をサンタクロースと信じている欧米の子供もいるようなので……
SFの匂いがします(うずうず)


来年も再来年も、誰にでもクリスマスはやってきますが。
7幕を観た皆さんの12月が少しでも楽しくなればなあと思うばかりです。とりあえずOP格好良かったのでもう一回観てきますね。
(P.S デウスエクスマキナ、って単語を聞いて「機械仕掛けの神、か……」と即答できるのは弥生春くらいです。普通知らんがな)


お読みいただきありがとうございました!
次回は、鐘が鳴り響く帝国でお会いしましょう。


→NEXT:おわりのはじまり
第8幕『TSUKINO EMPIRE ~unleash your mind~』へ続く




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