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2.5次元舞台『ツキステ 。』の話をします(第6幕)


https://note.com/pixivest/n/n8b92184fe2f2/edit

↑第5幕の記事はこちら




第6幕『紅縁』(2018.10.18~11.4)全27公演


―それは〝赤色〟の縁

みなさんこんにちは、Sufayです。
今回はツキステ。第6幕『紅縁』を語りつくしたいと思います。読み方は「くれないえにし」です。舞台オリジナルストーリーですが、原作『月野百鬼夜行』と一部関連している登場人物(黒天狐と白天狐)も劇中に登場します。
お当番会は年中さん、主題歌はマチゲリータさん、コンセプトは『和』、『縁』!


……
…………うん


泣く予感しかない。

察しの良い皆さんなら、そしてここまでツキステを観てきた歴戦の猛者たちならピンとくるかもしれないのですが。

年中さんお当番会は本当にずるいんです!!!!(大声)
涙腺をピンポイントで突いてくるうえ、「絶対泣く~」って分かっててやっぱり泣く(知ってた)。映画『ハリー〇ッター-賢者の石-』のラストでグリフィンドールが優勝するのと同じくらい分かり切ってるのに、やっぱり劇中で泣いている自分がいる(笑)。




さて、6幕を語る前に。
前作第5幕でのキャストの卒業により、今回から新キャスト様が数名加わったのでご紹介だけさせていただきます。あと個人的に彼らの推しポイントも一言添えて!
※あくまで個人の感想です。

~新キャスト~
2代目弥生春 役:松田岳 さん……演技力すごいけど日替わりへの情熱もすごかった

2代目霜月隼 役:TAKA さん(CUBERS)
……王子様イントネーション可愛い
※詳しくはメイキングをご覧ください

2代目長月夜 役:秋葉友祐 さん……歩く女子力背負い投げ ※詳しくは日替わりを以下略

2代目神無月郁 役:三山凌輝 さん……ポジティブダンスおばけ


以上4名のみなさまです!
よろしくおねがいいたしますー!(どんどんぱふぱふ)
はい、それでは気を取り直して。
今回の6幕では何を語ろうかと思ったのですが。ずばり、『「わかる~!」と言いたくなるオタク目線イチオシポイント』をいくつか書いていきたいと思います!
若干、6幕以外に『ツキステ。』シリーズに共通してくる部分もありますが、出来る限り6幕に該当するところを引っ張り出していきます。



~その1~
『舞台セット』

……これはかなーーーり個人的な感想なんですが。
6幕の舞台セット(背景とか美術)が凄いんです!開演前、劇場に入った瞬間

「え……ここは、神社?!?!?!」

と天を見上げるほど大きな鳥居や梁(はり)、縁日のように何列も飾られた輝く提灯、季節が秋だったこともあり紅色や銀杏色の木々たち……もうそこは品川ステラボールなんかじゃない(※今作の会場名)……

月野神社です!(大声)

個人的に6幕の舞台セットが過去一で好きなのでピックアップさせていただきました。
細かい所まで、スタッフさんの意匠が施されているなあという点に加えて。
全体と移したときの絵(前景)がたいへん美しい。まるで一つの建築物にも思えてくる壮大さと大らかさがあります。
ちゃんと一部だけを見ても「あ、これ神社のあの部分だなー」と、素人の自分でも分かる!

あと物語のラストで空から真っ赤な紅葉が降ってくるんですけど(ネタバレ)

・秋、とても秋
・第二幕『夢見草』ではラストで桜吹雪が舞った(オタクは比較演出されるとすぐ考察します)
・いい感じの終わり方だった(未来への希望がある感じ)
・舞落ちてくる紅葉のバックで流れている主題歌がとてもいい

等々が絡まって大号泣でした。
結論:舞台セットは偉大。




~その2~
『主題歌でCメロがあると泣く』

……(笑)。これはもう言葉のままなうえ、個人差が大きすぎて「何言ってるんだこの筆者は」と思われる方もいると思います。特に心の琴線にヒットしなかった方は、この項はどうぞ読み飛ばしてください。
でもマチゲリータP推しさんと、「全員曲大好きです!」って方は読んでもらえると嬉しいです。五体投地で感謝感激します。


今回の主題歌『紅縁』は、ボカロPでもあり、『ツキウタ。』で始さんの楽曲提供をされているマチゲリータさんが作曲されたのですが。

めちゃめちゃ格好いいやないかい。

イントロで鳴り始める三味線と和太鼓(既に「和」)、威勢のいい掛け声、開始2秒ですでにテンションがあがる疾走感、そして。
極めつけはこの歌い出しです。

「「♪~紅縁、よぉ~~~~~~っ、ハッ!」」


この歌いまわしは伝説となった。特にひらがな7文字のタイトルや言葉があると、すぐ『〇〇〇〇〇〇〇、よぉ~~~~~~っ、ハッ!』と口ずさんでしまう幸せの呪いまで発生した。
例えばAGF(アニメイトガールズフェス)で発表された『月花神楽』、イブステEP2のテーマにもなったため、早くから主題歌等が予想されているなか……そう、月花神楽は平仮名で書くと「つきはなかぐら」。

……7文字、ななもじ

「「♪~月花神楽、よぉ~~~~っ、ハッ!」」

なんてこった、楽しいじゃないか。
何言ってるんだ、って感じだと思うんですが!一回聴いたらこんな風に歌いたくなるんですよ!まだ主題歌を試聴されたことが無い方は、イントロだけでもいいのでとりあえず聴いてみてください!


主題歌『紅縁』で涙腺がやばくなるところを一ヵ所、挙げたいと思います。
1番と2番が終わり、いわゆるCメロと呼ばれる部分にて。それまで激しかったメロディーが一転、穏やかなピアノの音色に変わりるのですが。
今回、お当番回担当の一人である陽くんのソロパートがあります。

これがいいんだ。
とてもいい。

オタクは主題歌で転調やCメロが来るとすぐ泣く気病にかかっているので(※諸説あります)。





~その3~
随所にちりばめられたこれまでの伏線

……だからオタクはそういうのに弱いんです!(n回目)
例えば、黒年少が敵から逃げるシーンにて。

恋「なんで~!?!?もうやだよー!」
駆「なんかこういうの前にもあった気がする!いやだー!!」

そう、このコミカルな逃亡シーンは。第二幕夢見草の冒頭でも、まったく同じようなテンションであるんです!(恋君が真剣しらはどり、をするシーンですね)
他にも、

・隼さんが異世界軸にいる自分の存在を認識している
・「すってんころりん」慣れしている、というみんなの発言
・海が、第二幕で隼が言った台詞を引用している

などなど。
これまで『ツキステ。』を観てきた人ならではの楽しみ方も沢山散りばめられている!
第6幕では、いわゆる隠れミ〇キーを探すような、ファンならではのテンションが上がる面白さもある公演でした!



〜まとめ〜
というわけで。
6幕のおすすめポイントを数点挙げさせていただきましたが、ここでもう一つだけ。超個人的なツボも書いておこうと思います。

今回の6幕、タイトルが『紅縁』だけあってテーマや台詞のあちこちに「えにし(縁)」というフレーズが登場します。
物事どうしを結び付ける、目に見えないつながりのことです。

・家族:小太郎と天狗たち、陽のこと
・兄弟:小太郎と兄たち、
・幼馴染:年中4人

本公演の中で描かれていた「えにし」は主に上記の3つだったかなと思うのですが。
そこに私は「初演~今作までのつながり」も加えたいな、とひっそり考えています。
少しメタ発言になりますが、「繋ぎ」「繋がれ」て6作目まで続いてきたこのステージも、今まで観てきた方はもちろん。作り上げてきた関係者全ての方がいらっしゃったからこその、『紅縁』があると思います。
全員曲を歌う時に、スポットライトが中央の「4」箇所を照らしている瞬間が一瞬あるのですが。これもおそらく偶然で、そこには誰も立っていないんですよね。
今回新メンバーとして加わった人数と、テーマである「縁」を考えた時にちょっと鳥肌が立ちました。が、これは都市伝説なので信じるか信じないかは貴方次第です(言ってみたかった)
(※スポットライトは「5」箇所を照らしていてほしいな、と。四月推しの友人のために書き記しておきたいと思います)

今回は少し短めでしたが、第6幕のまとめ記事を書かせていただきました。
品川ステラボール、会場がものすごく綺麗で、駅チカなので遠征民でも道に迷わない(超重要)。今作も、いつもお世話になっている友人と現地集合で観劇し、見終わった後に自分のながーーーーーい考察やら妄想やらを語ってしまったのですが。毎回快く聴いてくれる彼女の存在は救いです。帰りの新幹線からぶっちゃけ降りたくなかった。
実は筆者は幼い頃にこのホテルに泊まったことがあるんですが。まさかこの歳になってまたこの地を訪れることになるとは思いませんでした。これぞ縁。
(※6幕を観劇すると、事あるごとに「縁」というワードを乱用したくなります(笑))

Twitterやnoteにて「記事読みました!」というコメントをいくつかいだたき、本当にありがとうございます。嬉しすぎて床を転げまわっています。
どうかその気持ちはそのままに、原作や舞台スッタフさん、キャストさんへのお手紙などで想いを伝えていただけたらと思います(それはそれとして、記事へのコメントは死ぬほど嬉しい)


ここまで目を通していただきありがとうございました。
次回はクリスマスの電脳世界でお会いしましょう。

→NEXT;クリスマス滅亡の危機?!
第7幕『CYBER DIVE CONNECTION』へ続く

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