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多様化した"お金の稼ぎ方"から生まれた、多様化した"キャリア"

アルバイト、フリーター、サラリーマン、起業家、個人事業主(フリーランス、インフルエンサー、一人会社)など、昨今"お金の稼ぎ方"が多様化している。

今では人気職業ランキングはYouTuberが1位である。ということは、職業に縛られることなく、働き方という概念事態が進化している。(例えば、つらいことをして稼ぐ→好きなことや楽しいことをして稼ぐ)

すなわち、お金の稼ぎ方が多様化してきたから、キャリアの方向性が変わってきており、そこについて僕の経験も踏まえながら、話していこうと思う。


敷かれたレールから飛び出してみた

うちの大学の2020年度卒業生の就職先は約70%が食品メーカーに就職していた。特殊な学科でもあったし、そういうキャリアを歩みたい人が入学する学科ではあるが、世界的なパンデミックが起きた2020年に約70%の人が同じようなキャリアを歩み始めた。
ほぼ全員が同じキャリアを歩み、同じような会社の同じような部署に就職していた。
その時、もちろんYouTuberという職業はあったし、フリーランスもあった、なんでもあったのに数ある選択肢の中から固定の職種に就職するという選択肢を取っていた。

かくいう私もメーカーに就職したくて入学したが、諸々考えキャリアの方向性を変更しようと思い、食品メーカーというキャリアを選ばなかった。

社会勉強の為に就活は行い結果として、ベンチャー広告代理店に就職し、大学4年の夏にはその会社で働いていた。
同級生から四方から驚かれて「どういう会社なの?」「なんでベンチャーなの?」「広告代理店ってなに?」などなど様々言われており、教授には「これから社会で働くんだからそもそも今から働く必要はなくないか?」とインターンについての疑問を伝えられた。
そのころの、その環境の当たり前は、食品メーカーに勤めるという事がきっとみんなの美徳であり、みんなの目指していたものだったんだと思う。そのレールから外れる人が少なく、外れている人が珍しかった。なので、私も怖くなかったといったら嘘になる。怖かったけど、面白そうだから、一歩踏み出してみた。

そして現在、あの頃と同じように敷かれた美徳とされるレールから一歩外に出てみた。ベンチャー広告代理店を退職し、フリーランス兼ポーカープレイヤーとして活動を始めてはや5か月目になる。

丁度、社会に出て5か月目は何をしていただろうか……。2020年8月にインターンで入社し、ちょうど五か月。2020年1月から現在までを簡単に振り返ってみようと思う。

過労の時期を乗り越え、フリーランスの道へ

卒論に追われ、提案書に追われ、、会社を辞めたいと思い病んでいた時期だった。その翌月、しっかり体調を崩して帯状疱疹になったことを覚えている。
そこから約半年後に病んで休職。毎日夜中まで働いて過労でぶっ倒れた。幸いすぐに復帰できたが、そこから半年後、信頼していた先輩が2人も退職した。社内も荒れていたんだと思う。

帯状疱疹→休職→信頼していた先輩の退職、1年でいろんなイベントが起こり過ぎである。

そして、しばらくしてから、2人後輩が入ってきて1年間でしっかり育て上げた。

マネジメントはうまくやれていたと思う。でも、部署移動により、営業に移った。そこからは大して成果も出さずに退職した。今思うと営業は嫌いだった。人と話すことや人と距離を詰めること、自分の利益のために人に寄り添うことが苦手だから、自分のためにやりたいと思える仕事じゃなかった。

そこから一歩飛び出し、ポーカープレイヤー兼フリーランスになった。

お金の稼ぎ方の多様化

環境を変化させて気づいたことが、お金の稼ぎ方の多様化だ。

数年前はサラリーマンになることが当たり前だったのに、個人でお金を稼ぐというノウハウと思考が日本で認められていることにより、多様化してきた。

社長という名前もよく聞くようになってきた。みんなが簡単になることは出来ることを理解してきたのだろう。
その背景には、動画の普及による情報アクセスの簡易化と社会に流れる情報レコメンドが人の手に依存しなくなったため、流行るべくしてトレンドが伝わるべきところに届けられているからだと考えらえる。
「その方がいいよね。」と一般的に思われるものが、社会に拡散される社会になっていて、テレビ局が情報操作しなくなってきたことが社会に如実に表れてきたのだろう。

お金の稼ぎ方が自由化し多様化している。特に若い世代を中心に「やりたいことをやってお金を稼ぐ」という思考が蔓延してきていると思う。
もちろん誰かの思考の元に生きて誰かの思考のもとで成長していくこともまだまだ多いし、それはそれで最短経路であると思う。
最初に書いたように「アルバイト、フリーター、サラリーマン、起業家、個人事業主(フリーランス、インフルエンサー、一人会社)など」といったジャンルが多種に渡っているのである。

各軸でのジャンル分け

そこでだ、それぞれかみ砕いていって私の軸で「社会的インパクト」「金銭的自由」「自己実現」の軸で多様化したジャンルを5段階ごとに分解してみようと思う。

・アルバイト/フリーター
どこかの企業に雇われている状態であり、そこが明確に下積みと己が認識してその場にいるのであるならば、良いジャンルであると思う。ただ金銭的自由はほぼ保証されない。
社会的インパクト:2
金銭的自由:2
自己実現:1~3

・サラリーマン
どこかの企業の雇われという状態に変わりはないが、企業という信用の元雇われているため、社会福祉にも恵まれ企業の信用を借りて社会的信用を得られる。
金銭的自由も企業によっては保証されやすいが、今の日経企業においては1000万円前後が最大値になりやすい。(エンジニアは除く)
また企業への拘束力が強いため、ポジションから抜けにくくなるという足かせは重い。
自己実現という意味では、その企業を利用して己のやりたいことへの下積みという意味では機能しやすいが、自己実現と企業の実現したい世界との一致率は3~6割が良い所であると思う。
社会的インパクトはその人の行った何のPJの何で何を成し遂げたのかに応じて変化してくるが、どこどこの企業が行った何かではあるため、己の実績とは個人的には言い難いと思う。(もちろん、己の実績ではあるので、横軸の転職には効きやすい)
社会的インパクト:3
金銭的自由:3
自己実現:3

・起業家(1社目)
目的を何に置くかに応じてそれぞれのパわメーターは変わってくるが、すべてを最大値に出来るが、すべてをかけていく必要がある。
己にのしかかる責任と時間的拘束は強く、そのレバレッジを聞かせて数年後、数十年後を生きていくことが出来る。
失敗リスクも付きま突氏、人の人生を背負う事にもなるし、もちろん自分の人生もかけることになる。やりたいことが起業かであり社長であるならばいいのではないだろうか。
社会的インパクト:n
金銭的自由:n
自己実現:n

・個人事業主
何かになるために飛び立つステップである。個人として何かを経営してみる、仕事を取ってみる、夢を追いかけてみる、その一歩目を踏み出すためにあるいこのジャンルのステップだとおもう。それが個人事業主の建付けである。
結果なにになるための準備期間であり、何かで有名になるにしても、その一歩目を踏み出すにはすごくいい環境であると思う。
サラリーマンから個人事業主になる場合は、ある程度の金銭的自由も得られやすいし、時間的拘束力はもちろん少ない、自己実現もしやすい。ただ社会的インパクトは行うジャンルと内容によって上下してくる。
不安定だが、不安定を楽しめる人には向いている。
社会的インパクト:2~4
金銭的自由:4
自己実現:4

結論

というようにそれぞれのメリデメが存在するが、やりたい事がなんなのか、によって己の道を変えられる社会であり、それぞれでお金を稼ぐことはできるし、社会的にも認められやすい状態になっている。(誰が何をしていようがその人の自由である、という風潮が発信方法の多様化と簡易化から生まれてきていると思う。)

多様化したキャリアの中であなたは何を選びますか?
人生は一度きりなので、やりたいことを楽しめる社会にやりたいことをしないのはなんか勿体ないなと思ってる。

ポーカープレイヤー兼マーケターという特殊なキャリアを選んでいる私がいますが、それは社会的に多様なキャリアを選べるようになってきた一つの証拠だなと客観的にみて思いました。

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