本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法:出口治明 を読みました
あなたは読書をしていますか?
作者の出口治明さんを知ったのは、logmiで書き起こされたセッションの内容がきっかけでした。
「人・本・旅」で生涯学び続けるという姿勢にとても感銘し、わたしもすぐ実践しています。
『本の「使い方」』では、読書家でもある出口さんが、
本を読むとは何か、なぜ本を読むのか、どんな本を読むか、といった読書にまつわる話やアドバイス、目的別おすすめの本を紹介しています。
わたしがこの本を通じて学んだこと、実践しようと考えていること、
そしておすすめの本を紹介していきます。
製造行からサービス業へのシフト
製造業で求められた「従順で協調性の高い人材」から、サービス業で求められる「自分で考え、進んで行動し、新しい価値を創造する人材」へシフトしています。
昔からやっているから、言われたことだから、と仕事をしていることはありませんか?
これからはやり方そのものを見直したり、仕組みを構築する視点が重視されていきます。
本を読むこと
わたしは「考える力は料理方法と同じ」の視点に強く同意しました。
料理ははじめにレシピ通りに作って基本ができ、味を好みに微調整し、基本ができたところでアレンジしていく…と「守・破・離」の考えと同じです。
料理、仕事、武道などさまざまなことに共通している考えで、型を身につけて徐々に自分らしさを出していければと思います。
なぜ本を読むのか?
出口さんは本書で本を読む理由を「おもしろいから」と答えています。
知的好奇心、冒険心はいつまでも抱き続けたいですね。
わたしが本を読むのは「視点を得るため」です。
小説であれば登場人物それぞれの「視点」、状況を俯瞰して見る「視点」。
ビジネス書やエッセイであれば作者の「視点」があります。
自分にはない視点や考え方を知ることがとても好きです。
学ぶ
島崎藤村の一文を基に、出口さんも「人・本・旅」をキーワードとしています。
「人の世には三智がある。学んで得る智、人と交わって得る智、自らの体験によって得る智がそれである」
わたしは本はよく読もうとしますが、なかなか人と交流したり、旅をして外の世界をみることが少なかったので、これからは積極的に行動していきます。
古典を読む
古典は何百年も読み継がれており、先人の教えや知恵が凝縮されているため、読んで間違いがなく、本質をつかむことができます。
わたしも「論語」「孫子」を読みました。今年は「韓非子」を読みます。
本に即効性はない
本は特効薬のようにすぐに効くものではないです。
読んだ内容が将来的に役に立つかもしれないですし、役に立たないかもしれないです。
わたしも本で得た「視点」がすべてにおいて活かせるとは思っていません。
視点が広がって、より豊かな人生になればと思っています。
おすすめの本5冊
最後にこれまでに読んだおすすめの本を5冊紹介します。
◇小説
毒見師イレーナ/マリア・V・スナイダー
とてもドキドキ、ワクワクします。
卵の緒/瀬尾まいこ
瀬尾まいこさんのストーリーは不思議な安心感があります。
風が強く吹いている/三浦しをん
箱根駅伝を舞台にチームとして、個人として様々な思いがあります。
◇自己啓発
自分の中に毒を持て/岡本太郎
岡本太郎さんと言えば「芸術は爆発だ」。エネルギーに溢れています。
電信柱の陰から見てるタイプの企画術/福里真一
CMや企画ってすごいアイデアがあるのだろうな…そんなことはありません。
いいアイデアは身近にあります。面白い「視点」
次はどんな本を読もうかな…
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