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5歳のジブンに聞いてみる。

先日参加した表現力のワークショップで、講師から

本当に心からやりたいかどうか迷ったら「5歳の自分に聞いてみる」といい、

と言われた。

5歳児って、一番自我に素直になれる年齢だから、その年齢の自分を尊重してあげるというのがいいんだって。

その説のエビデンスは見つかっていないのだけれど、子どものいないジブンにとって5歳児の特徴というのは未知の世界。

一般的に5歳児ってどんな年齢なのか調べてみた。


5歳児にできること

いろいろなサイトを見て、かなりざっくりまとめると、

1.運動や体力の面では、バランスをとることができ、歩く速度が大人とほぼ変わらなくなる

2.表現力としては、自分の経験や感情を絵などで表すことができ、ストーリーのつじつまが合わせられるようになる

3.社会的には、ルールや集団の中の自分を認識、周りの言うことを理解、推測して行動することができる

という感じ。
ひとりの人間としての自立の一歩を踏み出したところ、という印象だ。


確かに、人として最低限のことができるようになった年齢に、自分の感情をゆだねるのは、わりと自分の本能に則した判断ができるかもしれない。

そんな中、とあるサイトにあった、大人が5歳児にしてはいけないことというのが非常に興味深かった。


5歳児にしてはいけないこと

・子どもの意思や考えに耳を傾けない
・子どもの考えを否定する
・子ども同士のトラブルをすぐに仲裁してしまう
・子どもがやろうとする前に「やってあげて」しまう
・大人がルールを守らない
・子どもとの約束を破る
・子どもに理由を説明せずに叱る
・子どもに理由を説明せず、強制的に何かをやらせようとする
・子どもに数や文字を覚えることを強要する
・できることを比較して、他の子どもと優劣をつける
・表面的な学習のみに注力する

きっと、相手が5歳児だろうがそうでなかろうが、親として、いや大人としてやってはいけないことのリストともいえる。

なぜ、このリストが気になったかっていうと「子ども」を「自分」に置き換えたとき、やってはいけないリストをやってしまっているのではないか?と感じたからだ。


自分にやってはいけないことリスト

・自分の本当の意思や考えに耳を傾けない
・自分の考えを否定する
・自分がトラブルになりそうなことをあらかじめ避けてしまう
・自分との約束を破る
・自分に理由を説明せずに怒る
・自分に理由を説明せず、強制的に何かをやらせようとする
・自分に数や文字を追うことを強要する
・できることを比較して、他の人と優劣をつける
・表面的な学習のみに注力する

どうだろう?
無意識に自分にやってしまっていることはないだろうか?

5歳児のジブンに問いかけるというのは、自分を尊重し、自分に優しくなること、自分を大切にするということでもあるのかもしれないな。


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